汚染

 29, 2017 15:00
ドイツのシミュレーションでは福島の汚染水で太平洋は終り 
 
      海洋汚染

上の画像は、ドイツの海洋研究所(GEOMAR)が発表した(2013.08.2データ)、
福島第一原発からの放射能汚染水の海洋拡散シミュレーションです。
本当に、太平洋はアウトですねぇ。((((;゚;Д;゚;))))カタカタ

セシウムは半減するまでに30年、
プルトニウムは2万4000年、
ウランは半減期が45億年なんですからねぇ。


そもそも、世界の原発数ランキング。
1位がアメリカで104基。
2位がフランスで58基。
3位が日本で54基
なんと、日本のような小国で42基なんですねぇ。

しかも、使用済み核燃料の処分問題がまったく解決されていません。
六ヶ所村の使用済み燃料保管場は満杯。
再処理工場の稼働は延期され続けています。
・アメリカでは、砂漠地帯の地下600mに核燃料廃棄物格納施設があり、
 ドラム缶800万本を格納し、1万年は耐えられるよう想定で作られた。
(地域住民の反対で、これ以上は増やせない)
・スェーデン(原発10基)では地下30メートルに設けられたプールで貯蔵。
・フィンランド(原発4基)では地下約400~500mの結晶質岩中に使用済燃料を直接処分。
日本では、このような具体策が行き詰っているわけです。


オバちゃんは、四国の三崎半島のつけ根、伊方町二見で幼年期を過ごしました。
国定公園に指定された風光明媚な漁村ですが、伊方原発から近く、
今では、原発事故からの避難路の危うさで話題になっています。
(三崎半島全域の住民は、船で避難するしか手立てがない)

同郷の男性と結婚した姉は、今も伊方町に住む親族との交流があり、
2~3年に一度は帰郷します。
そんな姉から電話があり、暗~い話になりました。(o´_`o)ハァ・・・

『漁師は皆、原発の海水調査で海に出るんよ。日当3万円やてぇ。
だから大阪に出てる息子らに電話して、帰って来たら稼げるとか言うてるわ。
海水調査なんかエンジン付きの伝馬船でいいし、
月に20日稼働としても60万ってなぁ……。
あんた、それ、なんの調査や思う?』

『(´-﹏-`;)……福島の放射能が太平洋埋め尽くしてるけど、
その調査、伊方町でするはずないしなぁ。
ネットなんか見てたら、伊方原発の三号機は何度も水漏れ事故あったし、
1次冷却ポンプは欠陥品とか言われてるし。
よからぬものを海に垂れ流してんのと違うかなぁ?
どの原発でも冷却水漏れの事故はあるし、
一定の数値までは政府も容認してて、それをチェックしてるとか……。
そうでなかったら日当3万円、連日の海水調査なんて、あり得へんの違うかなぁ。』

『私もそう思うわ……。
去年田舎に帰ったときな、とにかく猫も杓子もガンやねん。
自家栽培の野菜と、魚しか食べへん村人がやでぇ…。
あんた、この現実、どう思う?』

『スリーマイル、チェルノブイリ、広島、長崎……。
で、福島やからなぁ。(´-﹏-`;)
それだけでも世界中の大気や海水は致命的に汚染されてるのに。
放射能が薄まるのは何万年単位やし、魚の体内では濃縮される一方やし。
過去にも世界中で水爆実験とか繰り返してるからなぁ。

そこにもってきて農薬漬け野菜、毎日食べてるもんなぁ。
日本の農業、坪単位の使用量は世界一、って知ってる?
最近、二位になったけど……。
それでもアメリカの17倍の農薬、使ってんねんでぇ。
有機栽培とか、減農薬野菜なんて、ぜんぜん意味ないみたいよ。
化学肥料使わんでも、農薬は使うんやし……。

そこに土壌の残留放射能や、大気中のそれ、PM2.5なんか加わるわけで、
そりゃあ、ガンにならない方が不思議やと思うわ。
だから、ほれ……
超セレブで、最高品質のもの食べてる人たちでも、ガンやしなぁ。

とくに青魚の油……オメガ3(EPA・DHA)とか流行ってるけど、
近海ものなら、よけいに恐いと思うわ。
だからって、亜麻仁油や、えごま油なんて高くて買われへんよ。
一般家庭で、100g 2500円のオイルなんて、家計が破産するわ。

この前『主治医が見つかる診療所』でも、やってたやんかぁ。
医師が使ってるとかのサチャインチオイルなんて、270g 3000円。
最高品質って言われるチアシードオイルなんて、200ml 5900円。
青魚の代わりにって、それこそセレブしか使われへん。
しかも、栽培方法が完全無農薬かといえば違うし……。

とどのつまり、空気、水、食品の全てが汚染されてるうえに、
電磁波が拍車をかけてるからなぁ……。

政府は情報公開せぇへんし、まず安全宣言ありきやからなぁ。
各自が勉強するしかないと思うわ。

この前、チェルノブィリ30年後のドキュメント見た?
発表する組織や研究家でバラバラだけど、
今までに30万~80万人が死に、900万人が病気を抱えてる現実やんなぁ。
400km離れた場所でも、20年後から癌や、
心臓病、糖尿病、免疫異常とか多発してるんやて。
事故から18年後に生まれた子供たちでも免疫異常とか多いし。
そのデータを参考にしたんだろうけど、
イギリスの新聞なんかな、今後、東日本の死者数100万人とか予想してるし。
長生きなんて無理やよ。』

『そうかぁ‥‥やっぱりなぁ…(´-﹏-`;)』

『わたし、たまに思うわ……。
火星への移住計画とかあるやんか。
何のために?って、いっつも思ってたけど、
原発って世界に436基あんねんよ。
地震や事故も頻発してるし、核廃棄物処理数も膨大。
科学者、物理学者、有識者たちは、いずれ地球には住めないって、
判っているんだと思うわ。
資源の確保とか言ってるけど……建前だと思うわ』

『そうかぁ‥‥まっ、この歳まで生きたから、私らはいいか。
問題は、子供たちや、孫やなぁ。
だけどな、ガンの新薬ばっかり開発してんと、
政府が、ガンにならない環境づくりに、知恵も金も使わな、なぁ……』

『(((ʘ ʘ;)))それそれ!……お偉らさんたち、近未来のこと感心ないんや。
政権争い、ポストの安泰、予算の配分と消化だけやな。
使わな損みたいに政治活動費使って、
政界、官庁ともに優遇され過ぎやんなぁ。
で、ええ仕事するかと言えば、あかんたれ、多いわ。
自分が生きてる間、いい思いしたら、あとは野となれ山となれ思考なんやなぁ。
そんなことやから、何千回も生まれ変わらな、あかんのや。
なぁ、姉ちゃん!……( ˘ ³˘)』

『……?』


68歳の次女と、末っ子のオバちゃん(65歳)との、
ぼやきコミュニケーションでしたぁ。(^_^ ;)

冒頭の放射能拡散、ネットで調べてください。
電気もガスも、エコ生活、しましようね。
小さなことからコツコツと始め、声を、上げましょう。
SF映画みたいに、放射能汚染で人が住めなくなった地球に
転生するなんて、嫌でしょう?……ネ!(*^▽^*)



地球の美しさと神秘を感じ取れる人は、
科学者であろうとなかろうと、
人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることは決してないでしょう。

世界中の子供に、生涯消えることのない
「センス・オブ・ワンダー、神秘や不思議さに目を見張る感性」
を授けてほしい。

自然界の保全について、
われわれが慎重を欠いていた事を未来の世代は決して許さぬだろう。
                    レイチェル カーソン



ポチが、励みになります!…(*´~`*)。o○

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少年A

 25, 2017 00:05
道


岡山県の貧しい小作農家に生まれた少年Aは、
男兄弟3人の末っ子で、小学1年で母を亡くしました。(心臓弁膜症)
間もなく父が、Aと同い年の女子を連れた女性と再婚。
父からは、Aの成績が連れ子に劣っていると詰られ、
継母からは、ことごとく冷たい仕打ちを受けました。
見かねた祖母(父の母)と、継母の仲は険悪になり、
祖母はとうとう、首を吊って自殺してしまいます。
(少年Aの実母とは、折り合いが良かった)

少年Aをかばってくれた祖母が自殺してからというもの、
彼の心は荒む一方で、家出を繰り返すようになりました。

警察に保護され家に戻されるたびに、父はAを木に括りつけて折檻。
見かねた近所の人が意見しても、決して耳を貸さなかったそうです。
少年Aが、小学生で胃潰瘍を患った背景です。

軍人上がりの父は、怒りっぽく厳しいだけの性分だと、
家族の誰もが思っていました。
しかし、それが病気のせいだと判ったのは、
悲しいことに兄弟たちが成人した後のことでした。

昭和20年(1945年)8月6日、
広島に原爆が投下され終戦を迎えました。
70年間、人は住めないと物理学の権威が言いましたが、
町の復興が急ピッチで進み、Aの父も広島に仕事を求めました。
残留放射能の恐さも知らずに、です。
街は1年半で蘇りましたが、憂さ晴らしに遊んだのでしょう。
父は放射能に晒されただけでなく、梅毒にも感染していたのです。


終戦から3年後の昭和24年、
父が村に戻った翌年にAが生まれました。
物心つく頃には、父の病気が徐々に進行。
母親が逝った原因も、あるいは、
梅毒由来の弁膜症だった可能性もあるわけです。

原爆症と梅毒のダブル症状は、発熱や、疲労感、食欲不振、
怒りっぽくなる、不安を訴えるなど、感情の障害などです。
ですが父に、自らの体調を気にする余裕はありませんでした。
入退院を繰り返していた妻が逝き、子供を養育する必要から再婚。
子供は4人になったわけで、体調が悪くても病院には行けず
馬車馬のように働くしかなかったのでした。


高校を卒業すると、Aは大阪で就職。
運送業や、飲食業を経て、ショッピングセンター(S・C)内の
コーヒーショップを経営することなりました。

Aはよく、S・Cの企画室に通いました。
テナントならPOP広告は無償だったし、
店内装飾のアイデアなどもアドバイスしてもらえたからです。
固定と歩合の二重賃料を徴収するデベロッパーが、
販売促進に協力していたのは幸いでした。


企画室のPOPライター F子の主な仕事は、
イベントの予告ポスター書きや、共有スペースの装飾、
マーケティング関連のデータ収集などでしたが、
特にテナントからの依頼には誠心誠意、対応しました。
運営管理会社にとって核テナントのジャスコをはじめ、
60の専門店はS・C繁栄の拠り所だったからです。

吹けば飛ぶような個人経営のコーヒーショップとはいえ、
F子はAにも丁寧に対応しました。
メニュー用POPをはじめ、挽き売りコーヒーの銘柄別説明ボード、
コーヒー専門店らしい装飾のイメージを定め、
提供できる資材と、個人負担になるグッズをアドバイスしました。


平筆で一筆書きするPOP技術が珍しいのか、
仕上がり具合が気になるのか、AはよくF子の仕事ぶりを見に来ました。
しかも時折、身の上話をするのです。

カウンターだけの小さなコーヒー専門店でしたが、
その権利を買うのに預金では足らず、家具や家電まで売却。
売り上げが軌道に乗るまでは、夜な夜な屋台を引いてでも踏ん張りたい。
並々ならぬ決意と将来の夢を語るAの話に耳を傾けているうち、
F子の心に『同情心』が芽生えました。
チェーン展開している有名専門店の多いS・Cです。
資金力はもとより、人手、戦略共に、孤軍奮闘が目に見えるようで…。


( ˘ ³˘)……ここでネタばらし。

少年Aとは、離婚したオバちゃんの元夫。
POPライター F子とは、20歳の、わ・た・し、なので~す。(^_^ ;)

何を今さら…って思うでしょう?
人生の転機となった『道』の選択について、
オバちゃんの失敗談を、正直に告白しておこうという趣旨なんです。(*´ェ`*)


当時、私は国際結婚のための下見から帰国したばかり。離脱
恋愛感情とは、結婚とは、幸せな人生とは何か……。
深く考える日々を過ごしていました。

で、ある日、上司に聞きました。
国際結婚に悩む私を叱り、20日間の休みをくれた上司です。悩むな!考えろ!

『あのぉ……ズバリ、結婚とはなんですか?』
46歳、二児の父親、有能な経営コンサルタントで、
酸いも甘いも噛みしめたであろう、人生の先輩に答えを求めたのです。

『ふ~む……。結婚とは、40%の愛情と、60%の協力と忍耐』

人も羨む、野性的な美女を娶った上司が、自信たっぷりに答えました。

『(*′☉.̫☉)……ですか! ありがとうございました』

このとき、私の中で迷いが吹っ切れました。


学歴、仕事、家柄ともに、タイ人の恋人はパーフェクト。
発展途上国のタイではエリートの彼の場合、
結婚相手は引く手あまたです。
言葉をマスターしたとしても、しきたりや文化、親戚づきあいなど、
タイ女性の域には年季がかかります。
私が傍にいて、相手の役に立つことなんて、なさそうです。
強いて言えば、ちょっと可愛い日本女性って、
タイ人にとってはステータス……ぐらい。
愛情が褪めたら、それこそ四面楚歌状態の環境です。

もっとも、タイ人の彼は誠実に応えました。
『風子から、私でないと絶対にダメか、って聞かれると、返答に困るよ。
確かに、結婚相手に不自由することはないだろうけど、
理屈じゃないよ。愛しているから結婚したい。
う~ん、意地悪な質問だね』 と……。

彼の、私に対する情熱を試そうと発した言葉でしたが、
想像通り、寛容で冷静な反応でした。
それを聞き、なぜか急に不安になりました。
男女の情愛だけに依存して結婚することが、です。

というのも、高校生くらいまでに、
文学全集は全て読み終えていました。(日本、世界ともに)
そこに描かれている男女の情愛は、たいてい数年で色褪せて破局、
互いが傷つけ合い、新たな恋と別れを繰り返してばかり……。
“愛してる”というセリフの短命さを想像すると、
どうにも決心ができなかったわけです。

一方のA……。
学歴もなければ、知識も(勉強嫌い)金も、何もない人でした。
あるのはガッツ、強烈なハングリー精神だけでした。
ただ、ハングリーを生んだ背景には心底、同情していたことは確かです。
Aが背負った人間不信、父への憎しみを払拭してあげたい。
金に対する猛烈な執着も、そこそこ満たされれば癒えるかも。
判官贔屓ともいえる、そんな気持ちがありました。

この心境……。
『可哀そうだ、は、惚れたが……』と言われれば、具の根も出ません。
愁いを帯びた細面の二枚目だったんです……とほほ(^_^ ;)

それはさておき……( ˘ ³˘)
私にとって幸せとはなにか……懸命に考えました。

たどり着いた答えは、自分の『存在感』でした。
ゼロから何かにチャレンジして達成するのが人生だとすれば、
苦労はしても、いつの日か感謝さえ示してもらえたら。
『お前がいてくれたからこそ……』と言ってもらえたら、
それこそが『存在感』であり、充足できるのじゃないだろうか?

それが、Aを結婚相手に選んだ理由でした。



ところが……ドッコイ!
数年で、自らの考えが軽薄で不純だと気づきました。

まず、Aの欲求は天井知らずでした。

夫婦で努力した結果、店は三店舗に増えましたが、
年月の経過とともに売上が低迷。
そうなるとA特有の超ネガティブ思考が始まり、
苦虫をすりつぶしたような表情、焦燥感まる出しの愚痴に、
家族や周囲が巻き込まれていきました。
チェーン展開が夢だったのに、こんなことでは、とか…。
だだ食うてチョンの生活なら死んだ方がましや!とか…。
聞くに耐えられない、駄々っ子のような観念をまき散らすのです。

その焦燥感……私に対するジェラシーも含まれていました。
POPライターとして独立し、高収入を得ていた私と比較して、
男のプライドが許せないみたいな、焦りです。

とどのつまり、イライラが募って吐血……。
胃潰瘍で入退院を繰り返し、最終的に胃を切除することに…。
(当時は、胃潰瘍を放置すると癌に、が主流)
仕方なく、私がPOPライター業をたたんで店の主力になりました。

といっても、子育てとの両立ですから限界があります。
POP業なら自宅で子供を見ながらとか、寝かしつけて、とか可能ですが、
二店舗はS・C内、一店舗は水商売でしたから。

退院後、Aは二店舗を売却。
コーヒーショップだけを残しました。

コーヒーショップだけでも、一般家庭よりはましな収入でしたが、
Aの悲観と焦燥感は留まるところを知りません。
突如、近視回復センターを経営すると言い出し、結果的には私に丸投げ。
投資分の回収もできないまま撤収したかと思えば、
出稼ぎに行くから、店に出てくれ、など々、思いつきでジタバタするばかり。

事情があって親戚の子供2人を養育するようになると、
さすがに生活は厳しい状態になりました。それぞれの信念
POPライターに戻ろうにも、取引業者との基盤は崩壊していたため、
結局は私が、飛び込みの営業に出ることに。(ブックローン、学研の英才教育)
土日は店の助っ人ができるし、幼稚園のお迎え時間までに帰れば、
フルコミッションだけに活動は自由だったからです。

やがて……Aの本性はむき出しになります。

POP業の高収入も、でしたが、営業職でも好成績を収める私に、
ジェラシーを顕わに、ひがんで捨てセリフを吐くのです。
坊主(売上0)の日は、亭主の威厳を保とうと、偉そうに説教。
収入を言うと、『どうせ俺なんか、なんの能力もないしな!』ってなパターンです。

(((ʘ ʘ;)))……オイオイ、どうしろって言うの? 
あんたの欲求に協力してんのに、嫁の能力にジェラシーって?
あんたの好みの事業で成功しないと、気が済まないってわけ?
私は、あんたの身体の部分じゃない。
あんたのためだけに生きているわけでもないんよ。
自らの不甲斐なさの矛先を、妻や息子に向けるな!
それでも〇玉、持ってんのか?

(´-﹏-`;)…さすがに、感情の制御に限界が来ていました。
しかも、13年連れ添って確信に至っていました。
物質欲&自己顕示欲ともにMAX、ひがみ根性MAX、
感謝の気持ち皆無……それがAの本質だと……。

(×_×;) だめだ、こりゃあ!
尽くす価値無し。
幼年期の逆境、トラウマ払拭なんて無理。
私だって相当な貧困家庭で育ったけど、
情も深いし、努力も厭わない。
Aの場合、魂の問題かも?

ってなことで、ブチ切れ、
あげまん女房を13年で廃業したというわけです。(^_^ ;)

もちろん、反省はしましたよ。猛烈に……。

Aを選んだ理由は『存在感』を得ることでした。
『お前がいてくれたからこそ……』と言ってもらえたら、
それが全てだと、確かに思っていました。

ですが、それ、自己顕示欲なんですよねぇ。(´-﹏-`;)

タイ人の恋人のために役に立てなくても、
Aなら、自分の能力が際立つだろう、みたいな……。
解ります?
超絶美人の中では目立たない10人並みの女性が、
不美人ばかりの中では『美人』に思われる得、みたいな……。

私も若い頃は、かなりハングリーな人間でした。
しかも、自己顕示欲も強かった。
だから……Aと、引き合ったんですねぇ。(^_^ ;)

それを認め、猛省したとき、離婚の決断ができました。
良妻賢母ぶって、Aの犠牲になる人生なんて意味がない。
このまま我慢を続けたら、それこそボヤキ人生になってしまう。
この先は自分のために生きよう。
素直に、真剣に、そう思いました。(*^▽^*)


もっとも離婚はしても、Aの、私への依存はありましたよ。
(息子を人質にとられていたようなものだった)

またしても入院 → 奈良に通って息子の弁当づくり。
7000万の保証人依頼 → (●`∧´)即断
破産して金欠  → 300万くれてやる。

このとき、Aがなんて言ったと思います?
『オレ、心底、思うわ……。
お前が男やったら、生涯の親友になったやろうって…』
思わず心で‥‥。
『アホかいな!…こっちにも選ぶ権利あるわ!』


20年ぶりに、息子の結婚式でAと再会しました。(息子は36歳で結婚)
熱心に話しかけてきましたが、親族の手前、松竹喜劇のノリで、きっちり返しました。

『あんたね!、私たち別れて20年よ。
いつまでも“おまえ”呼ばわりされる覚え、あらへんでぇ!
ほんま、ええ加減にして欲しいわ』


すると、新郎新婦はもとより、親族全員が大爆笑!……(Aは苦笑い)
大阪弁って、こんなとき絶大な緩衝材になるんですよねぇ。((´∀`*))ヶラヶラ 

息子が結婚して、心底、安堵しました。
Aとの『ミクロの絆』を、断ち切ることができたのですから……。


えぇ、えぇ、解ってますよ。
Aは、私のために、憎たらしい夫を演じた魂だと。
商売の段取り、交渉、スピーディな動き、低身低頭、おべんちゃら、駆け引き……。
ぜ~んぶ、Aから学んだ処世術ですし、鍛えられたことは確かです。( ˘ ³˘)



『お父さんとこ、行って来たよ。元気そうやったわ。
プロ顔負けのお節作って待っててくれてなぁ……』

正月が過ぎたら、息子夫婦から電話があります。
破産した元夫は、大分県の山村で田舎暮らし、してるんです。
村の名産プロジェクトの一環で、
細々と山椒の栽培をしているようです。(^_^ ;)

『そうかぁ、良かったなぁ。孫の顔見てメロメロやろ?
まっ、お父さんには、あんたたち夫婦だけが身内やから、
父の日とかにも、ちょっとした気持ち、してやってな!』

こんな言葉をかけるのも、Aが、本来は完全な光の魂だと
知っているからに他ありません。

が、しかぁ~し、アストラル界に戻ったら、
一言、文句は言いますよ!
『あんたねぇ、金儲けもいいけど、金に囚われたら終いやで!
二度目の嫁さん、二年で出て行ったやんか。
兄さんたちとも、結局は縁、切ってしまったやんかぁ。
なにが足らんかったと思う? 感謝や、感謝~!……』

(*′☉.̫☉) えっ?
高次の世界に、そんな言語ないって? (。・?_?・。)ムゥ…。
さすが、オバちゃんブログ読んでくださっている方は、進化が速い!


自らのエゴを、同情にすり替えて結婚した、
オバちゃんの『汚点』エピソードでした。
こんな失敗談でも、発信する自分、好きですよ。
人は、失敗から多くのことを学ぶのですから‥‥。




ポチが、励みになります!…(*´~`*)。o○

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矛盾

 20, 2017 00:05
張家界

ドローン


4月8日(土)の夜、BSプレミアムで、 
『巨大石柱林~中国・張家界を鳥観する』を見ました。
数年前、ヘリコプターによる空撮を見ましたが、今回はドローン撮影。
あらゆる角度から撮れるドローンならではの、想像を絶する映像の数々。
映画『アバター』の空中戦舞台……奇岩のド迫力を至近距離で見られて幸せでした。

ドローン……鳥の目線って、素晴らしいですねぇ。
小型軽量ですから、どこからでも離陸し、どこにでも着陸できます。
ほんの数年前まで、鳥の目線と言えばモーターパラグライダー。
その第一人者は多胡光純さん。
「天空の旅人 紅葉列島を飛ぶ(NHK)」など、
さんざん楽しませてもらいましたが、
ドローンの普及で、おそらく失業ですよねぇ。

風景撮影に限らず、ドローンにはさまざまな期待が寄せられています。

・ヘリコプターで何日探しても見つからない山岳遭難、。
(道路環境が整っていたとしても緊急時にその道路が使えるとは限らない)
・ 地球上の、あらゆる自然環境のリサーチ
・スキーや、ジャンプなども想像を絶する角度から安全に撮影可能。
・感染症が広がった地域でも、必要な物資や薬を運べる。
・過疎地域、離島への宅配、短時間での宅配。
・ドローンがあれば、報道ヘリとカメラマンは必要ない。

٩(ˊᗜˋ*)وイエーイ……なんて画期的で素晴らしい発明でしょう。


ですがドローン……(×_×;)
悪用されると、恐いです。
化学兵器を搭載し、空中で噴霧することができる。
(大型爆弾を搭載できるドローン開発も時間の問題)
小型で駆動音も小さく、自動照準で撃ち落とすことが難しい。
航空管制システムによる飛行禁止区域の指定も、
ドローンをハッキングしてしまえば無効化されてしまう。
小型のドローンで盗撮が増える懸念。 → 10㎝…小さなコウモリほどのドローン

あ~ぁ、どうしたもんじゃろのぉ…。
発明って、いつの世も矛盾とセットです。(´-﹏-`;)

ダイナマイトの生みの親、アルフレッド・ノーベル。
爆発物の製造を生業としていたノーベルは、
工場内の爆発事故で弟を失くします。
そこでダイナマイトの原料であるニトログリセリンを、
吸収度の高い珪藻土にしみこませ、爆薬の安定性を確保。
土木工事や鉱山の採掘などで多くの命が救われる結果になりましたが、
その安全性ゆえに、戦争で多用される結果になりました。
ノーベルが発明した ダイナマイトは多額の利益こそ生みましたが 、
『死の商人』と呼ばれることが苦しかったのでしょう。
自らの心臓疾患でニトログリセリン使用を拒絶し、
優れた発明や、発見者に、財団から賞を贈るよう遺言しました。
(彼の死後、設立されたノーベル賞)

原爆も、矛盾の中で生まれました。
強い放射能を持つラジウムの発見や、分離に成功したキュリー夫人。
その膨大なエネルギーに驚嘆したまでは良かったのですが、
その研究成果は、やがて原爆に応用され、
彼女自身は白血病で亡くなりました。(放射性物質の研究)
また、アインシュタインの方程式(E=mc2)が、原爆のエネルギー計算に利用され、
後にオッペンハイマーによって原爆が作られました。
その威力を試されたのが広島や、長崎なんですねぇ。
名だたる博士の純粋な研究成果が悪用され、
人類を根絶やしにしかねない武器に繋がったわけです。


発明や発見だけではありません。
世界は『矛盾』だらけです。

フセインによる恐怖政治が崩壊し、部族間闘争が激化したイラク。
フセイン統治時代の安定を賞賛する市民も‥‥。

戦争回避のためのEU統合……。
今は争いを避けるために離脱の道へ。

福島の原発事故で死亡した作業員数 約4300人。
英国紙は、今後、東日本の住民100万人以上の死者を予想。
事故処理は遅々として進まず、放射能の影響は数百年とも。
にも関わらず、国民に情報を公開せず、
他国に原発技術を売り込む日本国政府。

トランプの自己中路線。
北の脅威になる可能性の一方で、自国主義の拡散蔓延。

どうでしょう?
できごとには、必ず作用と副作用が混在します。
盾と矛は、どちらかが壊れるまで、互いの情熱をぶつけ合います。
それぞれに大義名分があり、『知と権力の迷宮』に迷い込むわけです。
果たして安全安心な出口はあるのでしょうか。


人間とはいったい何という怪物だろう。
何という新奇なもの、
何という妖怪、
何という混沌、
何という矛盾の主体、
何という驚異であろう。
あらゆるものの審判者であり、愚かなみみず。
真理の保管者であり、不確実と誤謬との掃きだめ。
宇宙の栄光であり、屑。
                パスカル


(*′☉.̫☉)パスカルって約400年前に生きていた人ですよね。
当時も今も、人は本質的に変わっていないのかも……。


!(・。・)b それはさておき、あなたなら、
ドローンを使って何をしますか?


・( ˘ ³˘)奇麗な姉ちゃんの入浴シーン盗撮?

・エリアンダーさんの動画、実行?
 ドローンならではの、ド迫力ハネムーン撮影……。
 インパクト強すぎて、絶対に離婚しないカップルに思えますよ。ドローでハネムーン

・カメラでは不可能な風景撮影?

・出前の受け取り&支払い&器返却? → 操作、面倒くさそう(^_^ ;)


おや(・_・?)……考えてみると、
個人の使い道って、意外に少ないような……。
しかも、法規制でがんじがらめになるような気がしません?

ドローンを観ながら、便利さの影に潜む悪用の数々をイメージできれば、
電磁波(スマホ、パソコン、家電など)の害をイメージできれば、
大気に含まれる放射能や、PM2.5をイメージできれば、
あなたはすでにスピリチュアル世界の住人かも……。


ポチが、励みになります!…(*´~`*)。o○

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不食

 15, 2017 18:15
星空


今現在、世界の80%の国では食料が不足。
アジアやアフリカなどの最貧国の飢餓人口は7億9500万人。
平均すると、世界の7人に1人、
アフリカ全体では3人に1人が飢えている
ようです。

原因は地球温暖化による気候の変化や、異常気象による農作物の不作。
しかも、穀物の半分以上が空腹を満たすのではなく、
下記のような目的で生産されているからです。

2012年に世界で生産された25億トンの穀物のうち、
主食などの食用として消費されたのは43%。
残りの36%が家畜や養殖魚のエサとして、
21%が食べ物に添加される加工でんぷんや甘味料、
バイオ燃料として消費されているのです。


一方、日本の年間食料廃棄量は2800万トン
食料消費全体の2割以上だそうです。
平均的な象1頭の体重が4tとして、700万頭ですよ。
(*′☉.̫☉)700万頭の象って、想像できます?
象100頭の集団が70000
、ってことですよぉ……しつこい(^_^ ;)

その中には食べ残しや賞味期限切れなどの、食品ロスが642万トンも含まれています。
大量に捨てるのはスーパーや飲食店と思いきや、
食品ロスのうち、約半分が家庭からだそうで驚きです。
半分といっても321万tの食品……。
1年間に象80頭分の食品が、
家庭から生ゴミとして捨てられているんですよぉ。



この゛世界的な格差、飢餓と廃棄のアンバランスを意識して、でしょうか?
最近、不食人口、増えてますよね。
期間限定の断食とかではなく、まったく食べない、飲まない人々。
そんな人々が、世界にはすでに(◎ー◎;)10万人とか‥‥。

日本では、『不食という生き方』の著者、秋山佳胤が有名です。
秋山さんは「我慢をしない、食べたいときには食べる、期限を決めない」
そういった独自のルールのもと、2年ほどかけて、だんだんと空腹に慣れていったそうです。
で……、ここ数年は完全な不食生活(水分も)。
大気中に無限に存在する「プラーナ」(気)を摂取して、生きているそうです。
もちろん仕事や講演、ボランティア活動と、精力的に動いています。

彼は、食べない方が元気だと言います
食物を消化するエネルギーは、フルマラソン1回分にも相当するという説も。
確かに食後は眠気に襲われたり、やる気が湧きませんよね。
その点、不食は消化エネルギーを他に充当できるので、集中力が持続。
エネルギーが有り余るので、必要な睡眠時間が2時間程度でよくなるといいます。

この感覚は、なんとなく理解できます。
38歳の頃、連休を利用して3泊4日のヨガ合宿に参加。
岐阜県の山中にある道場で、逃亡しようにも人家などない山奥でした。
プログラムは下記のようなもの……。

5時起床 → 清掃 → ヨガ(3時間) → 山歩き → 胃洗浄(2ℓの水を飲み吐く)
ヨガ(2時間) → 薬草風呂 → 瞑想 → 就寝  ……この繰り返し。
合宿中の食事は2食……600キロカロリー/日の正食のみでした。

合宿の帰路は梅田の地下街を通りますので、
反動でトンカツかなんか食べるような気がしていたのですが、
なんと、欲求がないまま帰宅。
翌朝も爽やかに目覚め、出勤したとき、仲間に言われたものです。

仲間A 『えぇ~っ!…風ちゃん…どうしたの?』  →  『なにが?』
仲間B 『なんか…人が変わったみたい…なんで?』  →  『はぁ……(・_・?)』

仲間に言わせると、人相、雰囲気ともに、激変していたようです。
たったの3泊4日、ヨガ三昧と食事コントロールでけで、です。
不思議ですが、空腹感があると五感は鋭敏になります。
身体能力もパワーアップして、できなかったポーズも簡単に。
掃除などの作業効率も一挙に向上していたように思いました。

で、それが続いたかというと、ぜ~んぜんです。(。・?_?・。)
1週間後には焼肉を貪り、ビールを飲み、デザートにケーキまで……。
美味しいものを食べる幸せに、ノックアウトされたというわけです。

そんな体験から、小食のメリットについては理解できます。
その先に不食があり、それにトライして成功するとすれば、
素晴らしい! 肉体や精神はもとより、世界が変わる!と、
確かに……思います。
価値観、人生観、時間の過ごし方、病気、免疫、頭の回転など、
全てが激変するだろうと……感動しそうです。

!(・。・)…宇宙人って、たぶん、不食か、極端な小食ですよね。
頭は大きく、口は退化、手足は細長い種、多いですもんね。
キン肉マンや、太っちょの宇宙人って、いないんでしょうね。(^_^ ;)

ですが……・。
ネットで、この生き方を検索していくと、死者も出ているんですよねぇ(飢餓)
不食で健康と長寿を手に入れた人 VS 餓死 ……・
この違い、原因はなんだと思います?
それは意識……。
食べなければ餓死するという認識が、
それを実現させているのですねぇ。
スゴイと言うか、恐いと言うか……



あのお、恥ずかしながら……言います。
わ・た・し‥美味しいものを食べているときの幸せ、捨てられません、です。
ただ、なるべく、小食に勤めようと思います。(^_^ ;)


本当にお腹が空いた時にだけ適量を食べ、
少しずつ食べる量を減らしてください。
食べる量を減らすだけで、
私たちは地球に貢献できます。
自然界をご覧ください。
過食の動物はいません
              秋山佳胤




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癒したぁ、なんだや

 11, 2017 00:10
わが家の春ブク用jpg
       小川村のわが家


高齢化、過疎化の進んだ村で、
田舎暮らしをしていたときのエピソードです。



天文台や宿泊施設、スポーツセンターなど、
村には、かつての村興し事業で建設された数々の箱物がありました。
その赤字運営で莫大な借金を背負ってしまった村が、
癒しの里づくり」という地域活性化のための新たな構想を打ち立てました。

村人から募集されたアイディアは次のようなものでした。
●北アルプスの眺望を目玉としたロマントピア街道構想。
●景観整備と花の名所構想。
●ホタルの里づくり

ところがいざ実行となると、原材料費を除く労力の一切が、
村人の永続的な勤労奉仕に依存されようとしていました。
なんのことはない。
予算の乏しい村政にすれば、苦肉の策だったのでしょう。
住民の声を反映する企画だと強調すれば、
労働力は提供してもらえると、たかをくくっていたのかもしれません。


「癒したぁ、なんだや?」 

懇談会の最中、一人の爺さまが勇気をふり絞るように質問しました。
(´ー`*)ウンウン…もっともな質問だと、誰もが感じたようで、
答えを待つ人々の視線が、司会者に注がれました。

「えぇ~、安心するというか、満足するというか……」

役場職員が慎重に言葉を選びながら答えました。

「誰のためにするだぁ。観光客のためだか?」 

すかさず、爺さまが聞き返しました。

「いや、観光客のためだけじゃなく、私たちも癒されるため……」

一瞬、座がしらけ、村人たちの様々な反応が飛び交いました。


懇談会は混迷を極めました。

「おらぁ足も腰も痛てぇ。
それでも畑やらねぇと飯の食い上げだ。
まずは、おらぁを癒してもらいてぇ」

爺さまの本音に、大爆笑が沸き起こりました。

ボランティア精神といえば聞こえはいいですよね。
ですが、出来栄えを問われることのない作業には、
美的センスや、一貫した継続性は望めません。
陰口を恐れ、高齢者のほとんどが足腰の痛みを堪えて、
地区の草刈や清掃に参加しているのが現実なんです。
居住域の環境整備。それも何年も継続する勤労奉仕となると、
中途半端な挫折や、責任転嫁の風評が立つことは目に見えていました。

「全面的な勤労奉仕じゃなくて、
人材センターなどで支払われる時間給の5割や3割の報酬。
または村内店舗の割引買い物券などを発行して、
楽しみという付加価値をつけたらどうでしょう?」 

私が提案してみました。
聴衆は頷き、役場職員はポーカーフェイスを装いました。

結論として、実行されたのは『花の名所』づくりのみ。
もちろん名所というレベルではなく、畳一畳ほどの花壇で、
半年もすると雑草に覆われて見る影もなくなりました。

神戸や、東北大震災以来、流行語のようになった『癒し』という言葉を、
これほど不適格に、無様にスローガン化した役場職員の意識……。
現金収入のない村人の暮らしぶりをイメージすることなく、
労働だけを強いる、職員の意識こそが問題だったわけです。


かつて長野県知事だった田中氏は、 → 異色の知事
経費のかかる知事公社を処分すると決めました。
それを小川村がもらい受け、長野市内から村に移設しました。
その昔、長野県知事の1人が村出身者だったという理由だけで、です。
それまでに国の補助金で多くの箱モノを造り、
その全てが経費倒れしている矢先の、知事公舎移設でした。
移設費用は元より、その維持管理費に莫大な金をかけて借金を増やし、
地域活性化の労力は、100%ボランティアで、って?……(。・?_?・。)ムゥ

このときの、オバちゃんの心境…。
この村の役場職員って、なんでこうもボンクラ揃いなんや!
(○`ε´○)! 脳も心も錆びついてんのんか!
泰阜村にでも行って、学んで来んかい!
っと、まぁ、松竹喜劇風に憤っていたのでした。

★泰阜村は、同じ長野県下の過疎の村。
 早くから地域包括医療を実施。
 山村・都市交流プロジェクトを立ち上げ移住者を手厚く保護。
 その経営戦略は近隣の手本になっていました。


その昔、マズローという学者が、
人間の欲求5段階説を発表しました。
生存できるか否かに始まり、衣食住が満たされると、
社会的な地位や名誉に至り、後に慈善を行いたくなる、というものです。

確かに世界情勢の多くは、
『マズローの欲求5段階説』を証明しています。

例えばIS国。
いまでこそ世界中の若者が参加していますが、
初期の戦闘員の多くは、金銭的な待遇の良さが理由だったようです。
イスラム諸国では失業率も高く、
若者たちの雇用が確保されていません。
高校や大学卒の優秀な若者が就職できないと、
社会や政府への反感や怒りに変わります。
で……”ジハード(聖戦)”という都合の良い理由を見出し、
大義と共に、好待遇の義勇兵(聖職者が推奨)という仕事に、
のめり込んでいくのですねぇ。
衣食住が足りていれば、過激な輩は少数派だったかも……。

ふと思います。
日本は、平和です。
ワンちゃん猫ちゃん飼って、動画見て、
『癒されるぅ…(*´~`*)。o○ 』ってな暮らしですよね。
飢えるどころか、ダイエット意識満々ですよねぇ。
物心ともに老後に不安があったとしても、さほど深刻ではありません。
その証拠に、政界やスターのスキャンダルとか見聞きしたら、
ついネット検索して結末を見るでしよう?

誰のこと(・_・?)……って?
決まってるでしょう。 わ・た・し・です。(。・?_?・。)ムゥ…

ですが、その反動として必ず……。
『まずは、おらぁを癒してもらいてぇ』と言った爺さまの顔を、
イスラム国の聖戦に加わる若者たちを、
落ち着く先の見えないシリア難民を、
化学兵器で殺されたシリアの子供たちを、
命からがら脱北する北朝鮮の人々を想って、
一挙に落ち込むのです。(´-﹏-`;)


さ~て……ここからが本日の核となる話です。


昨今、何かというと『癒し系○○○』とか、
癒しの宿や、癒しの里とか宣伝されますが、
皆さん、それらに違和感、覚えません?

ってか……『癒し』って、なんでしょう。
どんな状態か、ご存知でしょうか?

ワンちゃん猫ちゃんと戯れたり、自然に触れ、
音楽などを鑑賞して得られるハッピィ感は、癒しというより、
安らぎや、 くつろぎを表すリラクゼーションじゃないでしょうかね。
癒しとは本来、病気が治る(癒える)ですし‥‥。

ですが人々は、『癒し』というニュアンスに熱狂します。
なぜでしょうね。

思うに……。
心の奥深く、
根深い不満があることに気づいていながら、
自らの内面に向かい合うことを拒み、
無意識に代償性の安らぎを求め、
癒されている“つもり”に浸っていたい?

そんなふうに思いません?
「自分は、こうしたい」と明確に判っていても、
欲求不満を解消したいと思っていても、
それを実行するためのエネルギーや、
環境変化(物心ともに)に伴う「恐怖」が、
結論を先延ばしにしているみたいな……。


!(・。・) おっと……偉そうに! ですよね。
そういう私も、若い頃はさんざん気を紛らわせました。
迷うばかりで決断、実行できなくて、
ヨガや、プール、登山など、どんなにのめり込んだことか……。(o´_`o)ハァ・・・

で、癒されたかというと、ぜ~んぜん!
つかの間の安らぎを得たに過ぎませんでした。(^_^ ;)
もっとも、端から『癒し』なんて大層なこと、求めていませんでした。
単なる気分転換、気晴らし、安らぎです。


では、本来の癒しとは何か……。
どんな状態になると、人は心底、癒されるのでしょう?

それはズバリ安心でしょうね。

とりたてては求めなくなる。
あるがままで幸せ。
自分への絶対的な信頼。

それが、安心……。
心が安らかな状態だと思います。

そこで、本来の癒し(安心)を得るための方法です。

自らの心や感情に正面から向かい合い、
見て見ぬふりしている「恐怖」の正体を掴み、 
その呪縛から解放されることでしょうね。
言いかえると、その決断と行動が起こるまで葛藤は続き、
決して癒されることはないと思います。


ですが、こんなふうに突き詰めると、たいていの人が、
『いいの、いいの、諦めてるし…』
と言います。

これ、諦めているのではなく、
代償性のメリットを優先させてるんですよねぇ。
(保証された収入、体裁、都合の良さ、etc。)

もちろん、それもいいと思います。
ただ、それを優先しているのは自分だと、判ることが大切です。
自覚があれば、
相手ばかりを責めなくなります。
自覚があれば、
自分の本当の望みが見えてきます。
なにがなんでも、と、叶うものなら、の、
情熱の差が鮮明になります。
で、執着の強い方が、あなたにとっての癒し(安心)だと、
心底、解るわけです。(決して諦めているのではない)( ˘ ³˘)



今日の記事は、『鍼灸オバちゃんの田舎暮らし18話』の中から
編集し直したものです。



人生の戦いはすべて、僕たちに何かを教えてくれる。
敗北でさえもそうなのだ。
人生の意味とは、自分がやりたいと思うことをすること。
今、沢山の人々が、生きるのをやめています。
この人たちは怒りもせず、泣きもせずに、
ただ、時間がすぎるのを待っているだけです。
         パウロ・コエーリョ



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余韻

 06, 2017 09:00
幻想夜景


初めて会ったのに、昔から知ってるような……。
初めて見る風景なのに、来たことあるような……。
この会話パターン、前にも誰かと交わしたような……。
わけもなく、涙があふれるメロディ……。
懐かしく、心揺さぶられる香り……。
全てが空しい、切ない……、
この虚無感は、どこから来るのだろう。

嫌だ!…理屈じゃない、生理的に受けつけない。
そういう輩に対しては、無性に腹が立つ。
その世界が好き、無性に……。
登りたい。
飛びたい。
潜りたい。


この感覚……皆さんにも、心当たりがあるでしよう?
良くも悪くも、遠い過去の感情の余韻とでもいうような、
懐かしさを伴った不思議な感覚の数々です。

それって、たぶん、今生のものではないかも?
と、オバちゃんは思っています。
過去世のどこかで味わった感情なんだろうと……。

ここで、ちょっとだけ講釈。(^_^ ;)
人が死ぬと、脳細胞も腐ります。
脳に刻まれた記憶(思考、知識)は全て消滅しますが、
胸のチャクラに刻まれた『感情』だけはスペシャル。
輪廻を繰り返しても、感情は『余韻』として残るようです。
“感情は魂の言語”といわれる所以なんですねぇ。

ノーベル賞を受賞した科学者だったとか、
大統領や、スポーツの世界王者だったとしても、
プロフィールが余韻として残ることはないようです。
研究成果で人々の病気を治したとか、
貧しい人々に寄り添う大統領だったとか、
子供たちに夢や希望を与えたなど、
愛に基づいた行為が付随していれば、
胸のチャクラに刻まれるわけです。
何者だったのか、は重要ではなく、
どんな行為をしたのか、が、進化のカギらしいです。
胸のチャクラの質を計測するのが、
高次の星の住人、アミが使っている度数計なんですねぇ。

おっと、話を元に戻して……(^_^ ;)

『感情の余韻』は、直観とは少し違います。
直観のような瞬間的な閃きではなく、一定の持続感を伴なった感情です。
映画や名曲などで感動した後の余韻と同類ですが、
これといった根拠のない、とりとめのない感情の波とでもいうか……。

それらが頻繁に出現すると、早晩、
人はスピリチュアルに生きることになります。
その感情の出所について、知りたいと探求するからでしょうね。

オバちゃん、子供の頃から多少、変な子でしたが、
思春期くらいから、頻繁に襲われた感情の余韻がありました。
“虚しさに似た孤独感”です。
過去記事のココ  渇望

以来、『感情の余韻』に対しては、忠実かつ素直になりました。
そうすることで、あらゆる局面において、どんなに救われたことか…。
気のせい? なんて、絶対に思わない方がいいです。
感情の余韻に浸ることは、本当の自分を知る入り口に
立っているようなものですから。

( ̄~ ̄;) ウーン……いまいちピンときませんかね?
感情の余韻って、どんな感じか。
過去記事以外に、体験をひとつ書いておきますね。


失業保険を受給しながら田舎物件を見て回っていた頃(48歳)
独身のキャリア婆Mさん(73歳)と、スペインに行きました。

Mさんは、私が勤めていたヒーリングサロンの上客で、
とくに鍼灸施術を好んでいたことから、サロンを退職した後も、
プライベートで施術を引き受けていました。
一緒に行けば費用は全額持つという事だったので、
移住までは暇だし、お供することにしたのです。

というのも、旅行好きのMさん、ちょっと困った性格の人でした。
人の好き嫌いが激しく、わがままで、プライドも高く、短気。
しかも、軽度の認知機能低下がチラホラ……。
想像ですが…私ごときに20数万出してでも、ってことは、
友人、知人の誰もが、一緒に行ってくれないのだろうと察したわけです。

そんなことで、九日間のスペイン旅行がスタート。
マドリッドからトレド、コルドバ、グラナダ、ミハス、バルセロナと巡り
オプションで、鋸状の山塊があるモンセラートに向かいました。
切り立った山塊をえぐるように建造された、
サンタ・マリア・デ・モンセラート修道院を見物するためでした。

この修道院にはエピソードがあります。
西暦880年のある土曜日、何人かの子供の羊飼いが、
美しいメロディとともに空から不思議な光が降りてきて、
山腹に留まるのを見たそうです。
同じことが数週間も続いたため、麓の町の司祭が調べたら、
洞窟の中から黒いマリア像が発見されました。
麓まで降ろそうとしましたが、動かないので仕方なく、
その地に聖堂を建てて安置したそうです。

観光の目玉は、その『黒いマリア像』でした。

列をなして順番を待ち、『黒いマリア像』の前に立ちました。
像全体はケースに覆われていましたが、
マリアが持っている球体(地球)部分だけは、
人々が触れられるように、くり抜かれていました。
(触りたいという衝動はなかった)

そのとき、突如として奇妙な感情に襲われ、
胃の底から突き上げるように嗚咽してしまいました。
ですが、同時進行で顕在意識(自我)が、それを客観視。
なんで泣くの? 初めて来たのに、と、
精神がくっきりと分離したのです。(奇妙な感覚です)

『あんた、なんで泣いてんの?……カトリックかぁ?』
修道院の通路を歩きながら、Mさんが言いました。
『なんでかなぁ…わかれへん。カトリックじゃないし‥』
『………あんた、変わってんなぁ』

Mさんが土産物を買うというので別行動。
建物の外に出てモンセラート山塊を見上げました。
すると、(◎ー◎;)……疑問が確信(直観)に代わりました。
確かに……かつて、ここにいた。
なにやってたんだろう。
シスター? 牧師?‥‥掃除オバちゃん?
ですが、詳細について直観は無反応……わけワカメでした。


過去記事『渇望』にも書いているように、
この、顕在意識と魂が分離した瞬間に慣れると、
人知れず微笑んでしまいます。

ああ、今は、この生なんだぁ、って再認識しますし、
平凡な日常が、いきなり輝きはじめ……。
人間関係の煩わしささえ愛しくなったり、
些細な出来事にも意味があることを知ったり、
新たな人生をやってるというだけで、自分に感動さえするんです。

これは、スゴイことだと思います。
波乱万丈人生やって、病気になって苦しんで、
それで人生終わりだと、夢も希望もありませんが、
王様や乞食、犯罪者や平凡な主婦、学者や、裁判官などなど、
さまざまな人生を体験してきて今があると思えば、
果敢に、今を生きる自分が、他者が、愛しいですよねぇ。


さて、9日間、寝起きを共にしたMさん。
その認知レベルは楽観できないものだと解りました。
施術中に何度も聞いた、若い頃のロマンス談義は10数回。
惚れた男の名前と年齢、しぐさと癖まで丸暗記しました。
旅行鞄の整理整頓は一晩に8回。 → 整理したことを忘れる
『靴下?‥それは右の入浴セットの下だよ』
『なんで?‥あんた、よう知ってんなぁ、見てたん?』
『うん…』 → すでに8回とは、口が裂けても言えない
お金の清算も一晩に10回。   
『あんた、今日のお金、払っとくわ』
『イヤイヤ、とっくに頂いたよ』
『そうかぁ…、やっぱ、あんたで良かったわ』
『……?』 
このパターンの繰り返し……。


で、帰国して2週間後、Mさんが言いました。

『なぁ、今度、どこ行きたい?……ベトナム、どう?
食べ物、日本人に合うらしいやんか。いつ行く?』

『((((;゚;Д;゚;))))カタカタ……う~む、そろそろ物件決めたいし、
また20数万も使うって、もったいない。
好意に甘えてばかりいられへんわぁ……』

ってか……それは方便でした。
呆けてしまった母親だと思おう……。
そう自分に言い聞かせた9日日間でしたが、
毎晩のことですので、正直、くたびれましたぁ。(^_^ ;)

この会話を最後に、彼女と永久の別れになりました。
過疎の村に移住1年後、奈良にある寺の住職(Mさんの兄)から、
訃報が届いたのでした。(脳梗塞)
70歳まで会計士やって、その後は短期間に10か国。
海外旅行を繰り返したMさん。
死の予感が、それをさせたのだろうと悲しくなりました。
(ごめんねぇ。せめてあと1回、同伴してあげれば…o(;_;)o)


感情の余韻が生じたとき、
なんで? どうして? 教えて! と、しつこく聞くといいですよ。
誰に、って?
内なる『あなた』に……宇宙に直球でいいかも……。( ˘ ³˘)
早くて3日、遅くても3か月くらいで、それらしき答えに行き着きます。
人なら、急速に接近。
風景なら、そこに行く機会が。
無性に惹かれる世界なら、
それに繋がるパンフレットや情報が。


日常的には厄介とも思える感情が、
実は魂の体験から尾を引くものだと知るだけで、
平凡な日常が輝きます。
こうして生きているだけで、
自分が大したもんだと思えるんですよぉ。(^_^ ;)



ポチが、励みになります!…(*´~`*)。o○

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その腰痛

 02, 2017 08:00
木の精



日本人の腰痛人口、どれくらいがご存知でしょうか?

な、なんと、2800万人……。
国民の4人に1人が腰痛に苦しんでいるらしいです。
しかも原因が特定できる腰痛は15%程度で、
残り85%は原因不明というから驚きです。

腰痛といえば、作家の夏樹静子さん。
映画化された『Wの悲劇』でお馴染みの女流作家ですが、
3年もの間、原因不明の腰痛に苦しみ、
『腰痛放浪記 椅子が怖い』を執筆したほどです。

彼女の腰痛、数カ所の病院で検査しましたが、
器質的疾患ではないと言われ、神経科を紹介されたようです。
10年ほど前、彼女の手記を読みましたが、
この時の彼女の激昂ぶりは大変なものでした。

『死ぬほどの痛みで歩くことも寝ることもできないのに、
私の精神がおかしいというのですか!
腰のトラブルという原因が先にあって、
その苦痛ゆえに精神がおかしくなっているとしか思われません。』

ですが他に手立てはありません。
悩んだ末、藁にもすがる思いで精神科を受診。
カウンセリングの後、医師から告げられます。

『夏樹さん……この際、ペンを折り、夏樹静子の葬式をやりなさい』

精神科の医師の見立ては、次のようなものでした。
作家、夏樹静子のステータスを保っていくための葛藤、
枯渇していくエネルギーと、あせりなどの心理的背景。
それらに怒り、不満を感じていたりするのに、
そういう気持ちを、無意識(潜在意識)に抑えこんでしまうタイプだと。

こうしてペンを置くこと2年、医師が指一本触れることなく、
夏木静子の腰痛は消失したのでした。

これはスゴイことですよね。
心と体は繋がっていますが、
顕在意識では覚えのない、潜在的な自分が潜んでいて、
それが、身体を支配することもあるんですねぇ。


そもそも腰痛って、なぜ起きるのでしょう?
まず整形外科的な見方です。
ちょっと小難しいですが、お付き合いください。(^_^ ;)
人体を支える背骨……上から順に、頸椎は前に反り、胸椎は後方に反り、
腰椎は、わずかに前に反っています。(生理的湾曲)
生理的なカーブを支えるのが腰椎の4~5番ということで、
負荷がかかるぶん、ヘルニアや、すべり症、分離症などになりやすいわけです。
★腰椎の4~5番……殿方のベルトライン(ヤコビ線)、腰椎穿刺もここ。

では器質的原因のない、夏樹静子タイプの腰痛はなぜ起きるのでしょう。
答えは東洋医学(チャクラや、ツボを含む)と、意識の捉え方にあります。

背骨には経絡のひとつ『督脈』(ツボが並ぶライン)があり、
そのラインには27カ所のツボがあります。
特に腰椎の2番~5番には、命門、腰陽関という、
エネルギーの変電所のような、重要なツボがあり、
幽体が離脱するときは、命門付近が背部の起点になります。
命門は、その名の通り、命の門であり、
腹部の関元(第二のチャクラ)というツボに連動。
人体の前(陰)と後ろ(陽)を統括するエネルギーポイントでもあります。

さて、ここからが不思議の入り口……。
身体を循環するエネルギー(気)は、人の意識でもあります。
殺気、陰気、陽気などと言われるように、感情の流れでもあるわけです。
怒りで額の血管が浮き出たり、心臓バクバクとかするでしょう?
意識が、自律神経を介して、身体を支配しているわけです。
★自立神経……眠っていても活動している神経(呼吸、心臓、循環など)

しかし、私たちは顕在意識しか自覚できません。
その奥の潜在意識や、超意識の働きについては無知、無感覚なわけです。

もっとも、年がら年中、くよくよと悩んでいたり、愚痴ったりしている人は、
ストレスを自覚していて外に吐き出しているので、
潜在意識にストックされることはありません。

厄介なのは、本人がストレスだと思っていないケース。
もしくは、強いストレスを感じてはいても、
ドンマイ、ドンマイと、頑張り続ける人が、
心因性の病気に罹りやすくなります。
本人がストレスだと思っていないストレスは、
発散させることができないからです。


そこで潜在意識が警告を出します。
意識の代わりに身体に痛みをおこして、
心に何らかの問題があることを知らせようとするわけです。
そのときに知らせる人体の場所ですが……・。
生理的に負担を生じやすい腰椎の4~5番あたりが最多となります。

夏樹静子さんのように痛レベルが強烈なほど、心の問題は深刻。
心(魂)の声に、まったく気づいていないということなんです。
恐いですねぇ。

この心因性の痛みや不定愁訴って、腰とは限らないんですよ。
私のように、もともとムチ打ちの後遺症が残っていた頸椎や、
肩関節に痛みが集中することもあります。
(五十肩も、医師に言わせると原因はストレス)


そこで、心因性の驚くべき症例を、もうひとつ。
過疎の村で鍼灸院やっていたときの、患者さんの例です。

頻尿(30回~/日)に悩む女性(70歳)が、施術に来ました。
病院をハシゴしても、一向に改善しないと言うのです。

息子が村内で土建会社を経営。
噂では豪奢な暮らしをしているという母親らしく、
お洒落な装いで化粧も濃く、人目を引くタイプでしたが、
服を脱いでいくとき唖然としました。
きつそうなボディスーツで身を固めていたからです。

『奇麗にお化粧して……ボディスーツ歴、長いんです?』
全身調節の施術をしながら聞きました。

『若い頃からさぇ……。化粧だって朝一番だ。
いつどこで人に見られてるか判んねぇし…』

はぁ(・_・?)……70歳の婆さまを、誰が、どこで見てるって?
施術しに来るのに、その真っ赤な口紅と厚化粧、やめてくれない?
うつ伏せたら、シーツ、真っ赤じゃん。
こりゃあ、アドバイスしても、耳、傾けないだろうなぁ……。
正直、そう思いましたが、お構いなく言いました。

『その、頻繁なトイレだけど、膀胱炎のときのように、
強い尿意があるわけじゃないんですよね?
漏れるのが怖くて、自主的に、頻繁に行くってことですよね?』

『そうだ…。医者が言うには、原因はわからねぇが、
膀胱が小さくなっちまったらしい。
いつも貯まってるような気がしてさぇ、何度も行くだ』

『ふ~ん……気にし過ぎてんのやねぇ。
あのね、トイレ行っても盃に一杯くらいしか出ないんだったら、
生理用のパット、敷いておいたらどうです?
それと、ボデースーツ……もう少し緩めの、したらどうでしょう?
あまり締め付けると、リンパの流れとか悪くなるし……』

『それはできねぇ。盃いっぱいでも臭うじゃねぇか。
下着も、もう何10年もつけてるだ。
外したら身体のラインが崩れるってじゃね……。
友達とお茶っこしててさえ、トイレ何度も、っての格好悪いし、
買い物だって行けねぇだ。鍼でなんとかならねぇか?』

『まぁ、施術すれば尿量は多少増えるけど、
ず~と通い続けるって、大変でしょう?
この場合、こうなったのと同じ時間をかけて、
意識的に尿を貯める訓練しないとねぇ。』

あえて『訓練』と言いました。
いつも誰かに見られてる。
奇麗にしておかなくっちゃ。
歳をとったら誰でもトイレは近くなるが、
私に限って、たとえ一滴でも、漏らすなんて耐え難い。
他者の、自分に対するイメージを壊すわけにはいかない。
そんな彼女の、自意識過剰とも思える価値観を、
根本から覆すのは至難の業に思えたからです。

そう言うと、Tさんは二度と来院しませんでした。


ところがドッコイ……。
半年後に村で騒動が起きました。
土建会社が倒産、Tさん一家が夜逃げしたというのです。
親しい友人でさえ、寝耳に水のできごとだったと聞きました。

相当期間、Tさんは見栄を張って暮していたようでした。
もしかしたら破産の兆候も認められなくて(意識なし)、
たまたま機能低下を起こしていた膀胱に、
(加齢とともに誰もが経験する程度の機能低下)
潜在意識が、異常を発露させたのかもしれません。


ここで、頚椎症や腰痛で悩んでいる方にワンポイントアドバイスです。
人によっては仕事柄ってのも多いでしょうが、
頸椎症や腰痛はまず、その原因である悪い姿勢を改善することです。

悪い姿勢を、本来の自然で健康な姿に戻す鍵は、寝ている時の条件にあります。
生理的彎曲を取り戻すには、筋肉が休んでいる時、つまり、
筋肉の働きに阻まれない「寝ている時」がチャンス……。


肝心なのは『枕』です。
頸椎が歪むと頚椎症に。
そのひずみが胸椎や、腰椎に現れ、
最終的には分離症や、すべり症、ヘルニアの症状に
悩まされることになります。

高価な枕も市販されてはいますが、まず期待はできません。
というのも私自身、バイク事故のムチ打ち症状に始まり、
ひどい頚椎症、五十肩、胸郭出口症候群に罹り、
嫌というほど枕を変えたのです。 → 最高2万円の枕まで。

ですが、どれもダメでした。
頸椎のカーブは人によって違いますし、首の長さや、
肩周りの肉の厚み、肩幅の広さも個人差があるので、
最終的にオリジナルの枕を作ることにしました。

具体的には、小さな枕を、3個、作りました。
(幅は短く、3個並べても、大きな枕1個ほどの長さ)
まず仰向け用に、低いものを(寝て、心地を確かめる)。
左右の枕は、自分の肩幅に合わせて高めに、です。
(横向きに寝たとき、肩関節が圧迫されないため)

3個別々に作るには理由があります。
寝返ったとき、その位置を自由に調整できるのです。
枕の中身は、そば殻がいいです。
プラスティック製の粒々もありますが、
寝ぼけていても、そば殻は高さの微調整が効きやすいです。
(具合の良い形を維持する摩擦力がある)
プラスチック素材のように滑らないのです。

この3点セットの枕で寝るようになってからというもの、
肩凝りや、手のしびれなどは消失、安眠できるようになりました。


次に、心因性の腰痛対策ですが……。
なんといっても、客観的に自分を観ることが解決の入り口になります。
イライラ、カリカリしていないだろうか?
その原因はなんだろう?
本当はどうしたいのだろう?

この3点でしょうね。

悲しいかな、多くの場合は自己顕示欲がネック。
名声、能力、金……人の意識を凍らせる、物質次元の魔力とでもいうような……。


我々が生まれつき持った感情のなかで、
自負心ほど抑制しがたいものはあるまい。
私が完全にこれに打ち勝ったと思うことができるとしても、
恐らくは自分の謙嬢を自負するであろうから。
    ベンジャミン・フランクリン



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