パートナー

 26, 2018 00:05
            寄り添うライオン



『結婚とは……ズバリ、なんでしょう?』

20歳の頃、当時46歳の上司に訊ねました。
日本初のショッピングセンター総括マネージャー。
ダイエーの中内功と並ぶ経営コンサルタント。
野性的な美女を妻に持つ、やり手の上司に、です。

『( ̄~ ̄;)……。
40%の愛情と、60%の忍耐と努力……だな!』

『ですか……ありがとうございました!』


当時、国際結婚に悩んでいた私には、
貴重なアドバイスになりました。


66歳になった今、
上司の結婚観に、拍手を送りたいです。


で……ここからは、ゆる~い大阪弁の独り言です。
気にしないでください。
独り言ですから‥‥。(^_^ ;)


確かに、上司の言ったパーセンテージなら、
結婚生活は、なんとかやっていけるやろ。
愛情10%、忍耐と努力90%だとダメ……別れる人、多いかも。

嫁さんへの愛情10%ラインって、たいていの男は浮気してへん?
その点、女はさまざま……夫への愛情10%でも、浮気するとは限れへん。
子供のためになんて体裁のいい理由つけて、夫の収入や、
社会的地位にしがみついて、我慢の人生、やってる人多いもんなぁ。

うん?……ってことは、
損得勘定抜きで愛情90%、忍耐と努力10%なんて夫婦、
いないってこと?

いや!……いる。
意外にも子供のない夫婦って、この傾向が強いと思う。
世間から『子育て経験もないのに…』とか思われがちやけど、
私の姉(長女)なんて、夫を息子のように大事にしてるし、
子供のいない友人夫婦も、似たようなもん。
けっこう人間、できてる人、多いように思うわ。
だから、たまに想像してしまう。
彼らは、子育てテーマを卒業した魂たちかも。
今生は、別のテーマを選んだんやろなぁと……。

まぁ、愛情10%の夫婦だったとしても、そこは年季。
老いるに従って、上司のパーセンテージに近づくと思うわ。
それは自主的に、というより、必要に迫られての話。

子供や仕事にエネルギー取られることもなくなり、
体力や記憶力の衰え、慢性疾患なんかを伴なうと、
互いが、いきなり、相手しかいないと自覚し始める。
過去のことは水に流して……うん? 健忘かも?
老々介護の助け合い運動に目覚める、ってことかもなぁ。

けど……夫婦はやっぱ『相性』が肝心や。
人生観や価値観が似てるほどうまくいく。
登山大好き VS  パチンコ行こう!
文学大好き VS  ユダヤ商法にぞっこん。
身の丈に合った VS  人を踏み台にしてでも。
これだと、端から合うわけないもんなぁ。

もっとも、夫婦仲の良さにはカギがあると思うわ。
依存も干渉もほどほどにして、互いの自由を束縛せんことやな!
一緒にいて、疲れる相手はアカン。
互いの素を出されへん相手とは、長続きせぇへん。

誰やったかいなぁ。
うっかり離婚意思ほのめかしたとき、偉そうに、
性格の不一致は『性の不一致』とか言ってたオッサン。
やっぱ、ただの『スケベ』や思うわ。

恋愛初期、あるいは新婚の数か月を除いての話。
性の個性と、性格は比例傾向が強い。
性の営みには人間性が表れると、私は思てる。
テクニック以前に、身勝手さや、優しさ、気遣いの程度なんかが丸見え。
それこそ、心身ともに裸……互いに、ごまかしの効かん行為やと思うわ。

まぁ、男女の何かなんて、世界中の文学や映画が物語ってるやん。
何度も恋に堕ち、情愛を重ね、遅かれ早かれ心は移ろう。

物語の共通点は、個性の『違い』を、なぜか『愛憎』で測るところ。
自分の期待にどこまで応えてくれるか、とか、
『結婚の誓い』を守るのは義務でしかない、とか、
特に女性は、愛情の確認に思考の大半を費やすんだよなぁ。

それが、読み手や聴衆にはうける。
ときめき、舞い上がり、疑い、絶望するプロセスに自らを重ねて、
ともに動揺、共感して、心のどこかで安心するというわけや。
で、人のふり見て学習するかと思えば、それは少なそう。
ず~と、似たようなストーリーに惹かれ続けてるもんなぁ。

ま、少数派だけど、いることはいる。
思い込みの呪縛から覚めて『違い』に気づく人がいる。
恨みつらみを卒業して、『違い』を快く受容できれば
“本物の人生”のスタート地点に立ったようなもの。

で……。
『自分探し』とかなんとか言って、やっと本当の自分を生きようとすんねんなぁ。
端から『本当の自分』生きればいいのに。

あっ、脱線してる……パートナーの話だ、ちゅうに! (^_^ ;)


夫婦は互いに、相手の『もの』じゃない。
一言で言うなら『共同体の夫婦バージョン』。
広義には、いわゆるパートナーに過ぎへんと思う。
それを認識していたら、
お互い依存も期待もせぇへんから不満は減ると思う。
Yesとnoも、笑顔で言えるわ。

『なんでやねん? そんなん、私の勝手やんかぁ』
『そうやったん? そりゃあ悪かったね。へぇへぇ、すんません』
『ありがとね……ええとこあんなぁ。(*^▽^*)』

わが家の場合、適当に自己主張しながら、
たいてい、この三つで丸く収まること、多いわ。
大阪弁は「吉本新喜劇 」のノリ……。
嫌みを感じない、便利な方言やと、いつも感心するわ。

けど、方言は博多弁が一番、好きやわ。
親友が鹿児島、博多は出張でよく行ったもんや。
『ほんなこつ、せからしかぁ』
『よかよ、よかよか……』
『たまには命の洗濯ば、せんね』
…って (*´~`*)。o○ 人のぬくもり感じるし‥‥。


そや!……思い出した。

『風子はのぅ、大器晩成型よ。
若いときは苦労するかもしれんけど、歳とってからは、ええ人生送るがよ』

子供の頃、父ちゃん、私の手相観て言うたなぁ。
今にして思えば、ぜ~んぜん、当たってへん。
真面目にコツコツやってたら、大方の人は“何かを成し遂げ”てん、違うん?
いかにも統計学的な、誰にでもできそうな鑑定やんか。

第一、なにをもって大器やの?
父ちゃんのポリシーだった“ボロは着てても心は錦”が大器なら、
当たってないとも言われへんけど、
“今生的な立身出世”なら、大外れやん。

そや!……よお考えたら、
今のパートナー、どこか父ちゃんに似てるわ。

アウトドアー派、自然大好き、平和主義、器用なところとか。
尻に敷いてるつもりはないけど、パートナーは、尻に敷かれたいタイプやな。
穏やかな性格やけど、頼りにはなれへん。
責任が伴なう判断や決定、避ける傾向が強いもん。
そんなとこまで、ほんま、父ちゃんに似てんなぁ。



キリがないので、この辺で独り言、終ります。
皆さんのパートナーはどうでしょう?
シングルマザーや、お一人様も、良ければご意見をお聞かせ下さいね。

(*′☉.̫☉)えっ?‥『まず、あんたんち、どうなんや?』って?

そりゃあもう……。
老いぼれた、冒頭画像のライオンカップル、そのまんまです。
66歳の私と、76歳の連れ合い……ピッタリの感じでしょう?
しかも、過去世(姉妹、親子、婚約者同士)から数えると
“4度目”のパートナーですから。((((;゚;Д;゚;))))カタカタ (^_^ ;)




男は言いよるときだけが春で、
夫婦になってしまうともう冬だ。
女は娘でいるうちは五月の花の時のようだが、
亭主持ちになると、たちまち空模様が変わる。
               シェイクスピア




(*´ェ`*) お知らせ
  『人気ブログランキング』 いろんな意味で堪能しましたので、外しました。
  お手数なのに今までポチしていただき、ありがとうございましたぁ。



ジェラシーor羨望

 12, 2018 00:05
  ニャン①
  チェッ、面白くねえ……                 
 ニャン➁ 
 いいなぁ、憧れちゃう‼ 




営業(美容関連)の世界で1位をキープしていた時代、
よく疎まれました。

(*′☉.̫☉)えっ?…性格悪いから、って?

言い訳するようですが、性格は中くらいだと思いますよ。
とくに善良でもなく、意地悪でもない、
ごく、ふつうのオバちゃんだったと思います。


あるとき、営業員によるクーデターが起きました。
私と仲良しだったナンバー2が扇動。
気の合う5人が突如、他社に移籍したのでした。
会社は倒産危機にあったので、かなり堪えました。

成績が鳴かず飛ばずの、残った営業員たちに聞くと、
とんでもない“ストーリー”が誕生していました。

風子ちゃんが全国1位をキープできるのは、支店長とできてて
特別な顧客リストをもらっているからに違いない。
女社長から風ちゃんに“片腕”の話が来たのも、
支店長が部長に昇格して本社行ってすぐだよ。
彼が社長に頼み込んだに違いない。
風ちゃんばっかりいい思いして、こんな会社でやってられへん。
このまえ言うてた会社な、コミッション今より5%はずむ言ってるし、
この際、みんなで行けへんかぁ。

と、まぁ……私へのジェラシーが原因で、
ざっと1500万/月の売り上げが消えました。

会社は美容関係の通販業で全国展開。
主要都市に支店を持つ大手でしたが、
社長の放漫経営(多角経営に乗り出し)によって失速。
20億の負債を抱えて倒産寸前に陥って社長が交代。
主婦だった奥方が社長になった矢先の出来事でした。

それからの1年というもの、新社長の号令の元、
販売マシーンだった私が、さらに弾丸マシーンになりました。
課せられたノルマは、ひとりで月に600~700万。(盆正月以外は無休)
残りの5人で1000万。
支店の維持には最低2000万/月が必要でしたから‥‥。

自営業出身の私は販売員になっても、
組織を経営者の視点で見ていたことは確かです。

飛び込み営業も体験していたので、
冷暖房の効いた部屋での内勤営業なんて、天国に思えました。
経費もかからず、与えられた自社リストで仕事ができる。
他人の褌で相撲をとれる条件に不満はありませんでした。
仲間内の諍いに介入もしなかったので、
上司から信頼されていたことは確かです。

女社長から、
東京に来て欲しいと懇願されたことも事実でした。
本社の中枢人事の能力に疑問を持っていた社長が、
部長に昇格して本社勤めになっていた上司(元大阪支店長)に相談。
バランスのとれた人格者だと、私を推薦したようでした。

この話には相当、悩みました。
世間知らずの主婦が、20億の負債に挑む決意をした。
その勇気に敬意を表して、力を貸してあげたい。
持ち前の判官贔屓のような同情心はありました。

ですが一方で、不安もありました。
販売員からいきなり社長の右腕になれば、
古株の重鎮たちからイジメられるに決まっています。
元上司だった部長がかばってくれたとしても、
それが男女の噂話に発展する懸念はありました。

さらに、住まいは賃貸に出したとしても、
息子とも頻繁には会えなくなるし、
脳梗塞で闘病中の母の看護も、姉任せになります。
そもそも名古屋以北、特に東京は、
未知の世界に思えたりして……。

それでも、新たに募集した新人たちが育ち、
売り上げが安定した頃、本社勤務を決心しました。
通販システムに対する興味や、宣伝媒体のチョイスなど、
現場とは視点の違う職域に興味もありました。


仕事と身辺整理の、慌ただしい日々が始まりました。
顧客へのアフターフォローを専従者に任せ(自腹で雇用)
締め切りまでの売り上げ確保に専念。
マンションを賃貸に出すつもりで、
休日には業者を物色したりして……。


そんなとき、本社の部長から急ぎの電話が……。

いきなり、この話はなかったことにして欲しい、と言うのです。
社長同伴で大阪まで来て、私に直談判した男が、です。

理由は、女社長の豹変でした。

スーパースターとはいえ、
一介の販売員が社長の右腕に?
そんな噂が本社に拡散。
当然、役員の耳にも入ったようです。
で、瞬く間に完璧なストーリーが創られました。
部長は、もともと大阪支店長。
社長は、部長の口車に乗せられてる。
2人はできてて、会社を乗っ取るつもりでは?
そんな噂を、役員の一人が社長に耳打ち。

(((ʘ ʘ))女社長が、それを信じたようでした。


『(●`∧´)アホらしい‼
20億の負債抱えた会社、乗っ取ってどうするんです?
というより……社長には失望しました。
人事を刷新したいとかなんとか、力強いこと言って。
私の手を握って涙、浮かべて……。
その一方で、女たちの噂話を真に受けるなんて、
世間知らずの主婦に過ぎないと、よ~く判りましたよ。

それにしても、こんな大事な電話。
どうして部長なんです⁉
そりゃあ、口利きしたのは部長でも、
生活基盤を棄ててまで決意した私に、
社長として直接、誤るべきじゃぁないです?

(*′☉.̫☉)……はぁ? その勇気もない? 
元社長夫人のプライドなんですね』

そう言うと、電話の向こうで消え入るような声が。
『すまん……僕としても呆れて』

この部長、4年後に、私が救われるきっかけを提供してくれました。二足の草鞋
人生における人間関係は、摩訶不思議に満ちています。


ああ、長い話ですが……続けます。(^_^ ;)
お忙しい人は、スルーください。



この出来事の半年後、私は退職しました。

部長が昇格して本社転勤になったとき、
新しい支店長とマネージャーは、私が誘致していました。
学研時代の課長と、その友人の息子さんでした。
その責任から、安易に退職することはできませんでした。
沈みかけの船から逃げずに踏んばったのは、
彼らを守るためでもあったわけです。
ですが売り上げ挽回に最善を尽くし、
新人も育てたわけですから、罪悪感はありませんでした。

むしろ、絶好の機会だと思いました。
営業職は、能力次第でお金にはなりますが、
刹那的で未来がありません。
もちろん金銭欲もありましたが、
辞めたくても、諸事情で思い止まっていただけ。

旧社長の、おバカな経営能力も、ですが、
新社長はもっと始末に悪いのでは? 
社会性がないために疑心暗鬼のワナに堕ち、
周囲の意見に翻弄されるなんて……。
60歳過ぎて、人を見る目さえ、ないんかい!…です。


!(・。・)ふと、直観が躍動しました.。

足元と、本社筋、両方のジェラシー騒動が
立て続けに起きた。
これはある意味、運命的な暗示だろうか?
心が求めるものに舵をとれ、みたいな……。

ってことは、この逆転劇……。
本社移動を、何者かが阻止してくれたのかも?
『ジェラシー』という、
この世で最も厄介な観念に満ちた人々を利用して?

そうなんです。
心の奥では、ず~と、精神世界の探求を求めていました。
神秘体験や離脱体験の意義を明確にしたい。
そんな願望を押し殺して、販売マシーンを続けていたんです。

よっしゃあ‼ 
これを機に、しばらくプータローでもしよう。
『本当の自分』を知るための道に進もう‼
そう決心したのでした。


ジェラシーほど、恐ろしい意識はないかもしれません。
殺人や暴力などのように、多くの人の目には見えず、
静かに深く、陰気に、荒く収縮しきった意識だから、です。

『ジェラシー』は心を閉ざし、
自分で自分を貶める気がします。


私が退職した1年後、会社は倒産しました。
早過ぎない? とは思いましたが……(^_^ ;)
私が誘致した支店長とマネージャーは、
ノウハウを元に会社を起こすと決心。
残された営業員の仕事を確保し、安堵しました。


かつて裏切られた仲間の2人とは、
10年後に、自宅近くの商店街でバッタリ再会しました。
お茶でもと、自宅に招き入れました。

『あのとき風ちゃん、裏切って……。
そや!……私、その会社でトップになってん。
けど、トップはしんどいなぁ。
風ちゃんの気持ちが、ようよう解ったわ。
もうな、銭金じゃないねん。
会社のノルマと、自分のプライドにふりまわされて。
営業員はもめてばっかりやし‥‥。
そうそう、このAさん以外は、皆、辞めてしもてん。

稼いでもな、な~んにもいいことなかったわ。
家出て、自力でマイホーム買ってんけどな。
娘はわがまま放題。嫁に行って半年で出戻るしなぁ。

私な、風ちゃんが羨ましいて‥‥。
若いし、チャーミングやし、
いつだってナンバーワンで、支店長のお気に入りで。
離婚しても息子さんとうまくいってるし、
好きな人もいたしなぁ。

まっ、それでも羨ましい思てる間は、まだ良かってん。
風ちゃんとは気もおうたしなぁ。
けど、支店長やマネージャーの態度見てたら、
だんだん憎らしくなってなぁ‥‥。
今やから正直に言うけど、ジェラシーあってん』

そういうと、5歳年上の彼女が、
大粒の涙を流しました。

神戸商船大卒のエリートだった夫は、大手不動産の役員。
女問題は跡を絶たず、欲求不満から営業に関わり、
高収入を得て『若いツバメ』も作りましたが、
ツバメはホストあがりの『おバカな男』。
小遣いせびられるだけで、何ひとつ、
満たされることはなかったのでした。

『解ってるよ……解ってる、って。
ナンバーワンになって良かったなぁ。さすがや!』

互いに涙して、思い出話に耽りました。
すでに道は違っていましたが、
神様かなんかが、引き合わせてくれたようでした。


生きていると……゜、
『ジェラシー』感じることはよくありますよね。

他人の突出した能力や、多大な幸運、
権力や膨大な財産などに対し、羨望を越えて、
あほらしさ、或いはジェラシーに近い感情が
沸き起こったりするでしょう?

(*′☉.̫☉)えっ?……ぜ~んぜん?
ワ~オ!……あなたはすでに『賢者』かも。

私はというと、その感情を速やかに『羨望』に変えました。
もちろん自分のために、です。
『羨望』は、憧れの思いから生まれる感情で、
そこに不安感はありません。
すごいなぁ、という憧れる気持ちって、
前進していくためのエネルギーになるからです。

一方の『ジェラシー』は、不安から生まれます。
相手を引きずり下ろしたい欲求に駆られ、
相手に不幸が起きると、いい気味だと思ったりしがちです。
これは自らの魂を汚してしまう思考で、ヤバイです。
しかも、そのネガ意識は引かれ合い、類を呼んで、
混沌の中で運命を呪うことになりかねませんし‥‥・。

そんなときは、内なる自分と対話するといいですよ。

自分は何を目指しているのか。
自分はどう感じているのか。
自分はどこまで達成できたのか。

そうやって自分を分析することで、自らを客観的に観察できます。

そうそう、冒頭の『ニャン画像』は、『ジェラシー』と『羨望』を表してみました。
やっぱ、右のロシアンブルー、清々しいですよね。
いや!……左のニャンも捨てがたい。
しぶとそうでしよう? それなりに腹、座ってる感。((´∀`*))、



憎しみは積極的な不満で、
嫉妬は消極的な不満である。
したがって、
嫉妬がすぐに憎しみに変わっても
不思議はない。   ゲーテ

偉大な人間に対して悪口を言う人は、
ふつう道徳的見地からではなくて、
まぎれもない嫉妬心からである。
      ウォルター・サヴィジ・ランドー (詩人)





ポチが、励みになります!…(*´~`*)。o○
        

『憧れ』と『錯覚』

 25, 2017 13:40
小川村スポット 白馬 青鬼集落
         小川村                白馬青鬼集落



かつて……。
冠雪の北アルプスを背景に、
木々の紅葉した里山を眺め、
ただ美しい……などと感動したものです。

ですが、そこで10数年も暮らすと、
その美しさを維持するための、
村人たちのご苦労を思います。

足腰が弱り、痛みと戦いながら行う農作業や草刈り。
都会に出た息子や娘たちは言います。

「そんなこと、やらなきゃいい。
誰も、やってくれって言ってないだろう?」

そして、老婆は愚痴ります。

「痛てぇなんて言えば、息子や娘には叱られるがね。
そのわりに大根でもなんでも、できたら持って帰るだ。
今年なんぞスーパーの野菜は放射能がどうの、ってんで、
種まで買ってきてさぇ……気楽なもんだ。
何でも播きさえすればできる、って思ってんだなぇ。
まっ、無理してやるのはそれだけじゃねぇがね。
草ぼうぼうで、人の畑に迷惑かけちゃなんねぇし……」

「(´-﹏-`;) ウーン、そうだよねぇ……」

施術の折は、老婆の心情に共感しきりの日々でした。


テレビなどでよく“美しい日本/美しい里山”など、
ドキュメンタリーが放映されます。

NHKだと、さすがに深く掘り下げて地域の声も拾いますが、
民放となると、アホらしくて聞いていられません。
(NHK1回、民放3回取材を受けた実感から)

某テレビ局取材のテーマは『素晴らしき夫婦』でしたが、
現地リポーターは、それらしきインタビューもせず、
勝手にダジャレを連発して、適当にストーリーを創ります。

で、放映を観ると……。
田舎暮らしに対する私たちの感想などはカット。
スタジオでは、北アルプスの動画を観ながら
コメンテーターの女優なんかがはしゃぎます。

「美しいですねぇ! ぜひ、里山の原風景を残さなくては……」

\(?。?”) これには虚しさしか感じず、
心の中で呟きました。

『ハイハイ、あなたはいいよ。
美しい服着て、冷暖房の効いた部屋で、
感動型コメントすればいいんだから……』と。


テレビ局って、ウケネタの機会が欲しいだけで、
内容なんてどうでもいいようでした。
北アルプス、田舎暮らし、自給自足可、癒し。
これらのフレーズにピッタリの場所に来て、
マイクさえ向けといたら、みたいな……。(^_^ ;)


美しい里山は、
村人たちの勤労奉仕で成り立っているに過ぎません。
頼りの行政も予算に限度があるし、結局のところ、
自らの田畑に続いている、という理由だけで、
高齢者の善意にすがっているのが実情なんですねぇ。

水面を滑るように進む、美しい水鳥を観るとき、
忙しなく動かす、水面下の足を想像したことがあるでしょうか?
その想像力こそが、美しい里山を創る。
その洞察こそが、知恵や策につながるのでしょうが……。


さ~て、この『憧れ』の微妙さ……。
風景とは限りません。
職業や人物像、生き方など、
何にでも当てはまります。

医師や、レスキュー隊、芸術家や舞踏家、
宇宙飛行士や、深海探査、遺跡の発掘など、
アグレッシブで独創的な世界への憧れ。

スポーツ界のスーパースターや、
メダリストたちへの憧れ。

グレースケリーや、ダイアナ妃、
イヴァンカ・トランプなど、
才色兼備な女性たちへの憧れ、などなど……。

『憧れ』は、人によって『なりたい自分像』であり、
機動力や継続力になりますが、
一方では、無知と軽薄さによる『錯覚』だったりします。


例えば、悲劇のダイアナ妃。
何本かのドキュメンタリーを観る限りですが……。

夫に裏切られ、その喪失感を慈善活動に託しました。
知名度を生かした資金集めです。
ですが、地雷撤去地でのパフォーマンスは、いかにもプロパガンダ。
真心とは、かなり距離があるように感じました。
本物の継続的な利他愛ではなかったのでしょう。
その活動も長続きはせず、次々とロマンスに身を委ねました。

ダイアナは、気まぐれな性格のようでした。
パパラッチを嫌いながら、一方で、
彼らに情報を漏らして自らを追わせたんですねぇ。
その大胆で不可解な行動については、
さすがにナレーションも入りませんでしたが、
船上のセミヌードなんかも、マスコミには予告済みだったようです。

なぜ?
存在のアピール?
見て、見て……私を見て‼
私は自由! 好きに生きるわ。
ってなパフォーマンスだったとか?

で、結果的にですが‥‥。
パパラッチの餌食になったんですねぇ。


それにしてもイギリス国民って、
ロイヤルファミリーに熱狂する人多いですよね。
その理由、ご存知です?

『私はイギリスと結婚しました!』
そう宣言して独身を貫き、生涯を治世に捧げた、
エリザベス一世への敬意が、人々の根底にあるんですねぇ。

エリザベス一世は、国王の愛人の子。(正室の子ではない)
幼少期から波乱に満ちた環境に置かれましたが、
あらゆる分野の学問に秀で、8ヵ国語を操ったようです。

一方のダイアナは、なによりも、誰よりも、
自分自身が注目され、愛されることを望んでいたのでしょうか。

だってチャールズ皇太子なんて、
誰が観ても、神経の細いマザコン男子ですよねぇ。
それも見抜けなかった?
それより王室の魅力が勝った?
皇太子も、自分を愛さずにはいられないはずだと
錯覚したんでしょうかねぇ。(^_^ ;)


!(・。・)…そうそう!
『錯覚』と言えば、現エリザベス女王(第42代)も、
国民から『錯覚』の恩恵を受けているようですよ。

NHKスペシャル『タックスヘイブン(税の避難所)』の続編。
『パラダイスペーパー/疑惑の資産隠しを暴く』では、
世界の権力者たちの“不都合な真実”がスクープされました。

資産隠し、税金逃れ、犯罪資金隠しなどの詳細ファイル、
パラダイスペーパーに名を連ねているのは、
政治家、著名人、経営者など2万5000社。
実名を挙げれば、エリザベス女王、キャメロン元首相、
プーチン、トランプ、習近平、ナイキ、アップル社など、
合わせて58兆円の脱税額だとか……。

もちろん日本でも。
元総理の鳩山さんとかも実名でスクープされ、
日本だけでも1000社が税逃れ。
その税金総額たるや5兆円だそうです。

いやはや‥‥(´-﹏-`;)
汚職で失脚を繰り返す中国共産党幹部たちを
侮蔑してられないじゃないですかぁ。
だって、結局‥‥。
その皺寄せが国民に課せられるのですからねぇ。
消費税値上げなんて、こんな顔になりません?(。・?_?・。)ムゥ…

今回のパラダイスペーパー公開前に、
取材していた女性記者が殺害されたりもしましたが、
世界のジャーナリストが、より結束して挑んだようです。
パパラッチと同類の週刊誌ネタ記者とは大違い。
記者たちの、命がけの取材に頭が下がります。
なんか久しぶりに、
真のジャーナリズム精神を見た気がします。

これはもう、一般庶民としても‥‥。
シンデレラストーリーとか、ロイヤルファミリーとか、
浮かれている場合じゃないですね。
ワイドショーや、週刊誌ネタに洗脳されることなく、
『憧れ』の目を観察眼に変えて、
自らの『錯覚』を払拭しないと‥‥です。(^_^ ;)

1%の人が、世界の50%のお金を牛耳っているんです。
非課税ですから、預けてるだけでも増え続けるわけで、
富める者の懐は“雪だるま”のように膨らんでいくんです。

5兆円の税金を徴収しろよ!
その先の消費税増税じゃないのか! って、
額の血管、浮き上がるほど、怒りましょうかね?


遅々とした『意識の進化』を憂いながらも、
真のジャーナリズムが健在なことに感謝です。
『国境なき医師団』と並ぶ、『国境なき記者団』。
世界中に『見えるシステム』が構築される日まで、
彼らの情熱が継続しますように‥‥。…(*´~`*)。o○


人類の運命、ぼくたちの未来は、
市場(かね)の法にゆだねられている。
どんな手を使ってでも、
手に入れなきゃいけないと思い込んでいる。

お金、お金、お金!
みんなが目を血走らせて競争ばかりしているんだ。
自分たちの実入りさえよければ、
ほかの人たちの人生や豊かな生活、
自然の保護、地球の未来なんかはどうでもいい。

ぼくたちの地球を支配しているそうした哲学の結果は、
火を見るより明らかだよね。

汚職のないところなんてないし、
暴力や犯罪は増えるばかりで、
研がれた爪や牙は隣人にむけられ、
街には錠前や鉄格子や拳銃や壁が増え、
貧しい人々と富んだ人たちの差は
日増しに広がっていっている。

そしてうまみのある”ビジネス”が、
ぼくたちの惑星を汚染し、破壊していく。(ペドゥリート)
            「アミ 3度めの約束」より




ポチが、励みになります!…(*´~`*)。o○

スッポンポンの智慧

 12, 2017 00:05
木の精


本日のテーマは『落葉』

冬を前に、落葉樹はなぜスッポンポンになるのか?
スッポンポンになる前に、なぜ紅葉するのか?
その智慧を知っておくと、生き方のヒントになるかもしれません。


ご存知の方も多いでしょうが、
落葉のメカニズムを、ちょっとだけ書きます。


植物はいろいろな養分を根から取り入れます。
しかし養分以外の、目詰まりする成分も吸い上げるため、
葉は古くなるほど光合成のはたらきが衰えてきます。
加えて、気温が低くなると根のはたらきが鈍くなって
水分が充分にとれなくなります。
それでも葉をつけていると、葉先から水分がどんどん蒸発しますので、
役に立たなくなった古い葉は、体から落として冬を越す、というわけです。

生理学的には葉のつけ根に『離層』という特別の境目ができ、
枝から葉に水分が行かないようになります。
そのため葉は枯れ、離層の所から離れ落ちていくんですねぇ。

その少し前、葉の色に変化が生じます。
イチョウの葉に代表されるように、
緑色の物質が分解され、黄色の物質だけが残る葉。
また光合成で得た糖分やデンプンが多く残っている葉は、
糖分が化学変化を起こして赤色になります。

ふつう、誰もが『紅葉シーズン』とか言いますが、
葉の色の変化は、主に3タイプあるようです。
紅葉(こうよう) → 赤色に変化 → カエデなど
黄葉(こうよう、おうよう) → 黄色に変化 → イチョウなど
褐葉(かつよう) → 褐色(黒ずんだ茶色) → ブナなど


さ~て……。
広葉樹の葉が落ちる理屈は判りますが、
葉を落とす前に、なぜ赤や黄色になる必要があるのか。
その意味については、
まだ解明されていないようなんですよねぇ。(・_・?)


そこで風子流の、勝手な解釈をしてみました。
繰り返し、々、記事にしてきましたが、
森羅万象の全てには『意識』があります。
それを前提にした、
風子流、葉っぱの“つぶやき”です。(^_^ ;)

見て! わたしを見て!
葉として存在した命のフィナーレ。
その輝きに気づいて!
生けるもの全てにサインを放ちます。
潔く落葉して、生き物たちの糧になるんです。
糧になったからって死滅するんじゃないですよ。
在り方を変えるだけ……。
微生物たちとひとつになって、
新しい命を育むためなんです。



紅葉の季節の風情を、人々はこよなく愛してきました。
歌謡曲『天城越え』のフレーズ“山が燃える”とは、
まさしく黄葉や、紅葉の絶頂期を詠ったものなんですねぇ。
燃える、枯れ葉、晩秋、憂い、哀愁、覚悟……。
人は、その情念を秋に重ねるようです。
やがて来る冬を乗り越え、希望の春に思いを託して。


苦しくて、辛くてたまらなかったとき、
休日のたびに、晩秋の山に登りました。
一番電車に乗って、奈良の山々を徘徊。(大阪に高い山はない)
何度も心をリセットしたものです。
コレとか→期待
コレ→落葉


落葉してスッポンポンになった幹に手をまわして、
さすり、語りかけ、愚痴を聞いて(?)もらいました。
その幹の暖かいこと。
『スッポンポンの丸裸だぞ~い!
だけど、どっこい!生きてるぞ~い!』
そんな樹々の意識に、なんど救われたことか……。

人間、物心ともに、どん底まで堕ちたら、
見栄や体裁、プライドや執着は消滅します。
そんなものにしがらんでいた自分が、バカに思えるんです。

すると、視点が変わります。
どん底って『地に足が着く』こと。
それ以上落ちることはないから『落ち着く』んですよねぇ。

本当の意味での『エネルギーの温存』は、そこから始まります。
男女の情愛もですが、お金や地位、存在感などに執着している間は、
それらを失う不安から意識が収縮。
エネルギーは消耗していく一方ですが、
地に足をつけた生き方は、まさにエコ的パラドックス。
しっかりと大地に根を張るので、乾燥や豪雨、
台風や地震にも耐えられる丈夫さを獲得。
あるがままを受け入れることのできる、
拡張した意識を放つことができるんですねぇ。

ってなことで……。
落葉は、あえて身を削ることで大樹の栄養となり、
新たな芽吹きに一役買う植物の智慧。
知恵ではなく、智慧、ですよ。(^_^ ;)
この季節になると、自然界の輪廻転生……。
循環のサイクルを思わずにはいられません。



どの一片(ひとひら)の落葉も、
舞い落ちながら宇宙の最大の法則の一つを満たす。
       オーストリアの詩人 リルケ


リルケは『エネルギー不変の法則』を詠っています。

人が死んでも、物が燃えても、形が変わるだけで、
エネルギーの総和は変わらない。

木が燃えたら、木という個体エネルギーは無くなるが、
気体エネルギーとなって宇宙の要素となる。
宇宙を成り立たせているエネルギーの総量は、
形を変えても一定、という法則である。

落ち葉も、我々人間の命も、
全てが同じ『エネルギー』という一括りであり、
それについて愛しさを覚えることは、
とても包括的なのである。



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セミ時雨

 12, 2017 16:15
クマゼミ セミの羽化
                                動画 クマゼミの羽化
 



早朝ウォーキングの帰り道……。
日差しを避けるように、公園のベンチで小休止。
しばし、クマゼミの『大合唱』に耳を傾け、思いを巡らせます。

よくもまぁ、力の限りって感じで鳴き続けて、
体力消耗せぇへんのかなぁ。(雌は鳴かない)
大きく力強く“鳴いたもん勝ち”って、何かで読んだし。
その甲斐あって、すでに交尾に成功したとか?
(メスに巡り合えないオスの割合、約37%)

成虫になったら3週間~1ヶ月の命……。
ってことは今、セミ生のクライマックス期。
交尾に燃え尽きる、壮絶で熱い夏ってことなんやぁ。

あっ、メスが産卵してる。
枯れ枝に卵産みつけるって、ほんまやったんやぁ。
セミは産みっぱなし。
卵は勝手に地表に落ちて土に潜り、
数年もの間、幼虫で暮す。

木の根に口吻を差し込んで樹液を吸い、
地下でも数回の脱皮をおこなう。
そこにはモグラや、ケラ、ゴミムシなどの天敵がいるし、
菌類に冒されて死ぬ幼虫もいる。

どんな世界でも、生き抜くって大変だなぁ。
  

ってな思いなんですが……。


子供の頃、セミの羽化をよく観ました。(陽が落ちてから)

樹の根っこ辺りから、幼虫がゾロゾロ這い出てきて木に登り、
長い時間をかけて脱皮するんです。
白っぽく柔らかい羽が固まるまでは、
絶対に触ったりしてはいけません。
ちょっとした刺激で、羽が縮れたたり、
死んでしまうんです。

羽化に成功したら、立派な成虫。
翌朝、光の世界に成虫デビューするんですねぇ。


わたし、セミや蝶の羽化シーン大好きです。
幼虫や、サナギからは想像もできない姿で出てくるでしょう?
『完全変態』ですよねぇ。
特にセミの抜け殻は美しい。
背中が割れているだけで、幼虫の形のままですよね。
手に取って、まじまじと眺めても飽きることがありません。

!(・。・)b そうそう、私たち人間も、
変態を繰り返して生まれてきたって、ご存知ですよね。
母親の胎内で刻々と、昆虫の変態以上に大きな変化がおきます
胎児の成長

体の大きな変化にはエネルギーが必要です。
母体から栄養を受け取れる生物は母体の栄養を使って変化し、
そうでない動物は自分でエサを取ってから変化するんですねぇ。


ふと、今の医学生は幸せだと思います。
人体を学ぶにしても、YouTubeなどの動画で観られることが…です。
立体画像となると、私の時代はビデオくらいなもので、
NHK『人体シリーズ』など買いそろえて、けっこう高くつきました。
(教科書や講義では物足らなくて……)
とくに人体の免疫力“ミクロの戦士軍団”なんて、
何十回、見たことでしょう。
人体は、まさに『小宇宙』。
ミクロの宇宙観察は、マクロ宇宙への興味へと変遷。
その気になれば、ネットは無限の知識の宝庫ですねぇ。


おっと…脱線しそうです。(^_^ ;)
セミの話に戻りましょう。

今はネットで鳴き声まで聞くことができますが、
セミたちが時間を譲り合って鳴いてるって、ご存知ですか?

日の出とともにシャン、シャン、シャン → クマゼミ
音量が大き過ぎて、他のセミの鳴き声など聞こえません。
ですが午後にはたいてい、ジー、ジー → アブラゼミとか、
ミーン、ミーン → ミンミンゼミとかに変わります。

比較的涼しい日の山間部では、ツクツクボウシが多く、
夜明け前とか、夕暮れが近づくと、カナカナカナカナ → ヒグラシ。
こんな感じで、時間と場所を譲り合って、
雌にアピールするんですねぇ。

ヒグラシの鳴き声、いいですよねぇ。
どういうわけか、わたし、たまらなく好きなんです。

雨上がりの静寂な森の中から、カナカナカナカナ…♪…♪
哀愁を帯びたような、魂に刻印されているかのような、
“故郷”を思わせる懐かしい響きが、です。



今現在、午後4時30分です。
パソコン操作するデスクの、窓に広がる林からは、
クマゼミに代わってミーン、ミンミン……。
時折、遠慮がちに、ジー、ジー。
野鳥のさえずりにコラボしています。

まもなく陽が落ち、過ぎ行く夏を愛しむように、
ヒグラシの優しい鳴き声が響きわたることでしょう。
ビルや、街並、人影もない、この静寂な風景が、
私の精神の安定には欠かせないようです。


さて、お知らせです。

しばらくの間、ブログ、お休みします。
『死ぬまでに伝えたいこと』の記事数は243件。
すでに伝えきった感で、今は惰性のようなもの。
こんなこと……なんて思いながら書いてる自分がいて、
日に日に、意欲を失っているんです。(^_^ ;)

こんな時期は休むに限る。
そう思ったものですから‥‥。

セミのように『脱皮』できるか、
はたまた失敗して土に潜るか。
それが問題ですが……。(。・?_?・。)

数少ないでしょうが、
楽しみにして頂いてた方には、申し訳ありません。
また、そのうち、お会いしましょう。 (* ・´з)(ε`・ *)chu♪




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バイブレーション

 25, 2017 00:05
チャクラ
     チャクラ(正面から)

チャクラ②
     チャクラ(身体の位置)



シャン、シャン、シャン……。
日が昇ると、クマゼミの大合唱が聞こえる季節になりました。
この音に風鈴の音色でも加われば、まさに夏の風物詩。
音は、さまざまな記憶を蘇らせてくれます。

海辺育ちの私は、波の音の違いで天気が予想できましたし、
雨や、風の音で物語の世界に思いを巡らせ、
母の声のトーンで、その日の機嫌などを予想したものです。

これら、さまざまな音は、空気の振動によるものって、ご存知ですよね。
空気や水、金属など、音源の振動を伝えるものがあるから聞こえる。
宇宙空間のような真空では、音はしないのですねぇ。

もっとも音が聞こえなくても、空気を振動させている物質は沢山あります。
太陽から放出される光や、そのスペクトル(光の色の帯)。
赤外線・可視光線・紫外線、X線、γ線なども、
それぞれに、振動の揺れ幅(固有の周波数)を持っています。

さらに、さらに……ここからが肝心。

周波数を持っているのは、音や、光だけではありません。
森羅万象の全ては、固有の振動(周波数、波動)を発しています。
植物や樹木、水も土も岩も……もちろん動物や人間も、です。
よく聞くでしょう?
この場所は波動が高いとか、低いとか。
この人とは波長が合うとか、合わないとか……。
人は無意識のうちに、波動を感じ取っているんでしょうね。

そうそう、人が放出する波動の種類について、
あえて分けるとすれば、収縮拡張かの二種類しかありません。
収縮……縮こまる、停滞、思考をコントロールできない、など。
拡張……偏見のない心、無限、思考をコントロールできる、など。

とはいえ、人の波動は意識の質ですから、
二種類の中に、無数の段階があります。
ざっくり言えば、
独裁者~キリスト意識までの幅があるわけです。

前にも書きましたが……。
自らを犠牲にして、線路に落ちた人を救った中国人とか、
気がついたら神戸に来ていたと言う、東北の大工さんとか。
考えるより先に体が動いて隣人に奉仕する人々や、
無償の愛を実践する人々は、かなり波動が高い人だと言えます。
当人はまったく意識下にはないでしょうが……。


で……、いきなりの注記です。

Web上で『波動を上げる○○メソッド』とか、
やたらスピビジネスが氾濫していますが、
人の波動って、レッスンで上昇するようなものじゃないと思います。
まして、高額のマントラ買って、唱えたからってねぇ……。
人の波動は意識……『在り方』で決まるわけですから。(^_^ ;)


ってことで、話を元に戻して……。
『波長』とは元来、波であり粒子の性質を持っている『光』の、
山から山、谷から谷までの距離を指します。

もっとも光は、空中を飛び交っている
様々な電磁波の内のひとつです。

電磁波の中には波長が数1000kmにも及ぶ電波から、
10億分の1mm以下のγ(ガンマ)線まで、さまざまな種類があります。
私たちの目で見ることのできる光(可視光線)は、
波長380~780nm(ナノメートル)。

可視光線とは、
太陽の光のスペクトル部分(光の色の帯)の、
七色の波動をもつ電磁波のことで、
プリズムによって、太陽の白い光は七色に別れ、
その七色を収束すると白色光に戻ります。


★プリズム…光を分散・屈折・全反射させるための
         透明な媒質でできた多面体。


“光の七色を合わせると『白』になる”

この現象は、私にとって神秘です。

というのも、暗闇の中で瞑想しているにも関わらず、
閉じた視界を満たした『七つのチャクラの色』には続きがあって、
八番目の『白』に変わった瞬間、離脱したからです。神秘体験

この体験の後、思いを巡らせたものです。

自然界の光の七色と、チャクラの色が同じなのは、なぜ?
暗闇で閉じた視界に、色彩が展開するのは、なぜ?
展開する色彩に、順番があるのは、なぜ?
離脱前に起きる、チャクラの微細な振動(パルス)は、何?
とどのつまり、人の魂(幽体)はエネルギーを持った光?
幽体が抜けても、肉体が代謝を維持できるのは、なぜ?

そんな、誰も答えを知らない疑問の数々に
悶々とした日々を過ごしたわけです。


★チャクラ…サンスクリット語(インド))で『車輪』の意。
 人間の精神的エネルギーの中枢を司り、
 身体の中心線上、経絡に重なる位置にある。


そんなある日、旅先で、光り輝いている木々を見ました。
(大山神社の境内 → 場所そのものの波動が高い?)
幹も葉も、全体が微細に振動。
葉の一枚一枚が光に覆われていて仰天。
見つめていると、眩暈がして倒れそうになりました。

それは、ほんの数分のことでした。
ですが、前記の疑問は払拭され(百聞は一見に…)、
森羅万象の全て……。
どう見ても固い、硬い物質にしか見えないものも、
固有のエネルギーと、バイブレーションを発していると
体感したのでした。


さて、チャクラや、その色に興味のある方は、
まず陽に向かって目を閉じてみてください。
すると、閉じた視界は真っ赤になるはずです。
それから時間の経過とともに、
オレンジや黄色、黄緑、曖昧な色に変化していきます。

これは人の瞼が薄いためにフィルターのように働き、
光のスペクトルを映すのでは? と思っていますが、
その時の環境が静寂で、心が平安だと、
色はどんどん濃くなって、紫色に到達。
原色を思わせる濃紫が現れれば、
あるいは、そのままワンネス状態になるかも……。

周囲の雑音が聞こえているのに、それらは遠い感覚。
陽の光や風、水の流れや雲などに自分の意識が浸透し、
どこまでも拡散して、森羅万象と“ひとつ”になる感覚です。

このワンネスや、神秘体験のメリットは、
自らに起こる波乱万丈や、やりきれないできごとも、
まるで舞台劇や映画のように、客観視できるようになることです。
そうなると、腹が立っても長続きはしませんし、
できごとや成り行きも、相手側に立って考察したり、
その心中を推し量ったりして、寛容になっていきます。
そのリアルな体験はこちら  空白の時間・私はどこに

心から、そう思えるようになったら、人生はただ、愛しい。
自分を含める全ての人が、人生の主役だと解ることで、
少しずつ、批判メカニズムが剥がれ落ちていくんですねぇ。

(*′☉.̫☉)……ってか、わたし、ま~だ、まだです。
災害とかあっても、ボランティア行動する前に思考に取りつかれるし、
今生を終えるまでに、残りの批判メカニズム、消滅するでしょうか。
それが問題です。(。・?_?・。)ムゥ…。



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悲感・俯瞰・宇宙観

 20, 2017 00:05
戦争の爪痕


このところ、『国境なき医師団』からの募金要請メールが頻発。
目を覆うような写真と共に、毎度、々『緊急!』ばっかりです。

で、最近のこと……。
町全体が廃墟と化した、イラク北部モスルの動画を見ました。
それはもう、言葉にならない惨状で、
脱出できずに、未だ、そこで暮す人々の、
信じられない光景が広がっていました。

イラクのアバディ首相は、ISとの戦いに勝利したと表明。
今後は、ISが「首都」と称するシリア北部ラッカの奪還が焦点となるようです。


≪悲観≫

シリア内戦5年で……。
死者47万人、殺された医師705人
(国連は2014年初頭から死者数の集計をやめている)
自爆要員に仕立てられる7歳~14、5歳の子供たち。
子供たちは何も知らず、爆弾は遠隔操作される。
難民になったシリアの子供たちの数480万人(ユニセフ)。
2016年3月現在、難民と避難民の数は、
1100万人以上になりました。
国民の2人に1人が避難生活をしています。



わたし、基本的に……。
世界情勢や、政治には口チャックなんですが、
七歳の女の子が父親に扇動され、遠隔操作されて自爆。
巻き毛の頭髪に覆われた頭部以外、見当たりません。
目、鼻、口、身体が木っ端みじんに吹き飛んだようで、
その肉片を集めて(父親)、風呂敷に包んでいる映像を見て、
(●`∧´)…o(;_;)o…思わず活字にしてしまいました。

この悲惨な戦争や、内戦、テロはなぜ起きたのでしょう。

≪俯瞰≫

その先導役を務めたのは、アメリカのブッシュ一族。
湾岸戦争を始めた父親、ジョージ・ブッシュと、
9・11同時テロを口実に、アフガン、パレスティナ戦争、
イラク戦争を引き起こした息子のブッシュ・ジュニアでしょう。

フセイン大統領やカダフィー大佐は殺害されましたが、
彼らの政権当時には、
スンニ派とシーア派の軋轢はあったものの、
毎年数万人を越す死者が出るような状況ではありませんでした。
宗派間の抗争やテロ、自爆行為が始まったのは、
アメリカが介入した戦争以降のことなんですねぇ。

マスメディアは表向き、民族紛争として報道しますが、
ほとんどの紛争は、その背後に利権などの経済的理由があるようです。

経済的にメリットのない戦争は、どこの国も行いません。

中東で戦争が繰り返される大きな理由のひとつに、
埋蔵されている石油があります。
そこに石油やガスなどの天然資源がなければ、
何十年も戦争を繰り返すことはなかったかもしれません。

現に、北朝鮮では戦争が行われていません。
ソマリアも世界中から放棄されています。
何らかのメリットがないと、他国の問題に介入せず、
戦争も勃発しないのです。
さらに、戦争には仕掛け人がいて、
それに応じて多くのお金が秘密裏に動くようです。



さて、延々と続く民族紛争(宗教戦争)と、資源搾取。
人類の果てしない暴挙を、高次意識たちはどう見ているのでしょうか。

≪宇宙観≫


高次意識A  
ふ~む……エゴイズムを放棄するか、自滅するか。
道は二つしか残されていないようだね。

高次意識B
『自分に、もっと、もっと自分に…』
この執着を放棄しない限り、
公正で平和な世界を建設することは不可能ですし。

高次意識C  
進化した星では“私たちみんな”と捉えるけど、
地球では“自分”だけが重要なんですね。

高次意識A
重要なことは地球という惑星を救うことだが、
文明世界には、未開世界の発達進歩に干渉しないという
規定があるんだ。
 
高次意識B
人類が自滅しないで、三つの条件を満たしていたら、
我々は姿を現すことができるんですけどねぇ。

高次意識C  
( ̄~ ̄;) ……三つの条件。
世界の統一をはかり、宇宙の基本法を知り、
それに基づいた組織づくりをすること。
まだまだ時間がかかりそうですね。

高次意識A  
他の文明に対する我々の関わり方は、
彼ら自身の決めた運命にまかせておくしかないんだ。
進歩という問題はとてもデリケートな事柄で
やたらに干渉することはできない。
ある特別な人を通して、わずかに、
ほのめかすことしかできないんだ・・・・・・。


( ˘ ³˘)…高次元の俯瞰(宇宙観)は、
『アミ小さな宇宙人』から引用、アレンジしました。(^_^ ;)

彼らは、宇宙にまで影響を与える核使用に関しては干渉しますが、
それ以外のことは静観しているんですって……。(´-﹏-`;)



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奇跡の脳

 14, 2017 00:05
奇跡の脳



統合失調症の兄を持つジル・ボルトテイラー 博士は、
その破壊的な精神疾患の正体を探ろうと脳科学者の道に進み、
35歳の若さで全米精神疾患同盟(NAMI)の理事に抜擢されます。
そしてある朝、自らに脳卒中の発作が……。

1996年12月10日の朝、
私は起きると自分の脳に障害があるのを発見しました。
私の左脳で、血管が破裂したのです。
その後の4時間の間に、私は自分の脳が、
すべての情報を処理する能力が、
完全に退化していくのを見ていました。

私はバランスを崩しそうになって、壁をもたれかかりました。
そして腕を見下ろしたときに、
自分の体の境界が分からなくなっているのに気がつきました。
自分がどこから始まって、どこで終わっているのか分からないのです。
自分の腕の原子や分子が、壁の原子や分子と混じりあっているのです。

なんとも奇妙な感覚。
からだが、固体ではなくて流体であるかのような感じ。
まわりの空間や空気の流れに溶け込んでしまい、
もう、からだと他のものの区別がつかない

その瞬間、 左脳のささやきが 完全に途絶えました。
まるで誰かが テレビのリモコンで消音ボタンを押したかのように
全くの静寂になりました。
最初、 頭の中の静寂に ショックを受けていましたが
それからすぐに 周囲の大きなエネルギーに魅了されました。
もはや 体の境界が分からない私は
自分が大きく広がるように感じました 。
全てのエネルギーと一体となり 、それは、 素晴らしいものでした

この空間の中では、 仕事に関わる ストレスが 全て消えました。
体が軽くなったのを感じました 。
外界全ての関係と 、それにかかわる ストレスの元が 、
すべてなくなったのです 。
平安で満ち足りた気分になりました。
想像して下さい。
37年間の感情の重荷から解放されるのが どんなものか!
ああ! なんという幸福。
とても素敵でした

空間のなかでの自分の体の位置が分からなくなり、
自分が大きく広がっていくのを感じていました。
ちょうど瓶から解放された精霊のように。
そして私の精神は自由に舞い上がりました。
ちょうど音のない恍惚の大海を悠然と泳ぐ鯨のように。

涅槃(ニルヴァーナ)だ。
これは涅槃(ニルヴァーナ)だ。
私はこう 考えていたのを憶えています。
私のこの壮大な大きさを、
私の小さな肉体に戻して閉じ込めることなどできないだろうと。

時間も止まり、今この瞬間が全てになる

それは、右脳の意識の中核には、心の奥深くにある、
静かで豊かな感覚と直接結びつく性質が存在しているんだ、という思い。
右脳は世界に対して、平和、愛、歓び、
そして同情をけなげに表現し続けているのです。



私にとって、この本は衝撃でした。

なぜなら第一に……。
一般的に、脳梗塞のリハビリは6カ月までとされ、
それ以降の目覚ましい回復はありえないと言われているにも関わらず、
ジル・ボルトテイラー の場合、左脳の機能不全(赤ちゃん状態)から、
8年の歳月をかけて完全回復したという事実です。

第二に……。
左脳が沈黙したことで、
右脳の超常的な働きがクローズアップされたこと。
瞑想などによる幽体離脱ではなく、
脳梗塞の最中に起きたワンネス体験の衝撃です。

このことは、人間の脳には予め霊的な世界にアクセスするための
チャンネルが備わっていることを示唆します。
ふだん、左脳の抑圧によって閉じられているチャンネルが開通。
異次元の体験を味わったわけですから。

正直、人の意識のなにかについて、
『ほぉ(((ʘ ʘ;)))…ここまできたんだぁ…』と思いました。
最近の霊的体験って、医学者に増えてますよね。

エリザベス・キュープラー・ロス博士に続き、
過去記事で紹介した脳神経外科医の臨死体験、スピ界の変遷
ボルトテイラーは自らの脳で、左脳と右脳の特徴をリアルに実感。
脳卒中の兆候が現れるところから、
回復にいたるまでの経緯を説明するために、
本を書いたり講演を行いました。(NHKのドキュメンタリーにも)

もっとも、彼女が奇跡的に完全回復したのは、
高次元から『象徴として選ばれた』のだろうと、思います。
理性(左脳)が支配する世界に囚われないこと。
左脳を黙らせれば、
愛と平和に満ちた世界を誰もが感受できると、
人々に伝えるために、です。

日本語字幕付きの動画です。
脳卒中体験を語る / ジル・ボルティ・テーラー


脳卒中の前は、
自分なんて脳がつくりだした"結果"に過ぎず、
どのように感じ、何を考えるかについては、
ほとんど口出しできないんだと信じ込んでいました。

出血が起きてからは、心の目が開かれ、
両耳の間で起きることについて、
実際にはいろいろと選べることがわかってきました。

頭の中でほんの一歩踏み出せば、
そこには心の平和がある。
そこに近づくためには、
いつも人を支配している左脳の声を黙らせるだけでいい。
          ジル・ボルトテイラー


●ジル・ボルトテイラー 博士
1959年、アメリカ・ケンタッキー州生れ。
神経解剖学者。
ハーバード医学校で脳と神経の研究。
マイセル賞を受賞。
全米精神疾患同盟の理事を務める。
37歳で脳卒中に倒れ、その後8年を経て「復活」。
2008年にはタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれている。


( ˘ ³˘)…だから、って……。
脳梗塞にはなりたくないし、
なったとしても、博士のように、
右脳が開花するとも限らないですよねぇ。
( ̄~ ̄;) ウーン
やっぱ、安全に右脳を開花させるのは、
瞑想か、あるいは“ボ~…”だと思います。
“ボ~…”だと、そのまま眠ってしまう方は、
運動などで体力を消耗させ(理屈消滅、精神高揚)、
肉体を、ボロ雑巾状態にするのが近道では?と、
体験から思います。(^_^ ;)


ポチが、励みになります!…(*´~`*)。o○

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魂の組み合わせ

 09, 2017 00:05
宇宙④


6~7歳の頃の“やるせない”記憶があります。
辛く悲しく、ジレンマを含んだ感情の記憶です。

原因は、連日のように姑にイジメられ、罵倒される母の悔しそうな顔と、
そのとばっちりを受ける私の、不愉快な日常でした。

兄や姉たちは学校へ。
就学前の私は両親と野良仕事に行くのですが、
(田舎なので幼稚園などはなかった)
祖母の持たせてくれる弁当が『嫁いびり』を象徴していました。
父と私の弁当には梅干しとメザシが2尾。
母の弁当箱には梅干しがひとつ入っているだけでした。
もちろん、100%の麦飯ですが、
祖母は家計を握り、米しか食べませんでした。

孫として祖母に可愛がられた記憶は皆無でしたが、
毎日のように問われました。

『風子、わしと母ちゃんと、どっちが好きじゃ?』
そんな稚拙な……というか、無神経な問いかけに応じられるはずもなく、
私は毎回、だんまりを通したものです。

祖母は、かつての庄屋の娘で贅沢三昧に育ち。
裁判官を理屈で負かしたと語り継がれるほどの雄弁家でしたが、
隣村の祖父に嫁いだ後は貧乏暮らしが続き、
欲求不満を抱えた“意地悪婆さん”に成り下がっていました。


ある時、とうとう祖母の嫁いびりに耐え切れず、
私たち一家は10㎞ほど離れた隣村に引っ越しました。
祖母の使い走り兼、伽として、
中一だった姉(長女)を残して、です。

姉(長女)は、よ~く耐えました。
中学は制服だったのですが、姉だけは私服で通し(極貧)、
修学旅行も仮病でパスしました。(祖母の命令)

中学を卒業すると、姉は私が通う小学校の用務員として就職。
9歳年下の私には、眩しいほど大人に観えました。
私は自らの思いを何通もの手紙にして、学校で姉に手渡しました。
電話もメールもない時代で、実の姉妹でも話す機会がなかったのです。

少年院に入ってもいいから、
皆のために婆ちゃんを殺したいと思うことがある。
姉ちゃんだけが犠牲になって可哀そう過ぎる。
母ちゃんは情が薄い。
母ちゃんにとって、子供は労働力でしかないのでは?
父ちゃん、人はいいけど、マザコンもいいとこ。
健康な男なら、しっかり家族を養うべき。


そんなことを書き連ねていたわけです。
すると……。

そんなこと、考えてはいけない。
婆ちゃんは気位高くて嫌われ者やけど、その考えには一理ある。
母ちゃんも、出来の悪い嫁であることは確か。
父ちゃんは板挟みで辛い。
出稼ぎに行こうにも、長期は婆ちゃんが許さない。
心配せんでも、私はアンタが思うほど不幸じゃない。


姉からはいつも、中庸精神の立派な返事が返ってきました。


10数年後、祖母が亡くなり、解放された姉(長女)は、
大阪で働いていた従妹の男性と結婚。
血が濃いので子供はつくらず、
専業主婦として今(73歳)に至っています。

もっとも、祖母に抑圧され続けたせいか、
人間恐怖症みたいな側面があって、
他人とのコミュニケーション作りは消極的です。

3年前に大腸癌(ステージⅢの末期)をオペ。
入院する前に、さっさと終活してましたが、
現在5年生存率の最中で、元気に暮らしています。

何が驚いたかって、
よりによって姉(長女)が癌になったことでした。

玄米菜食で少食、運動も欠かさない健康オタクのような人で、
従妹の夫との関係も兄弟みたいなもの。
子供のない夫婦でしたから、ストレスもさほどありません。
それなのに、なぜ?
更に1年遅れで、夫も胃癌に。(同じくステージⅢの末期))
2人に1人が癌の時代という確率が、姉夫婦の場合は、
2人に2人の確率でしたからねぇ……参りました。

原因は一体、なんなのか。
野菜に含まれる残留農薬、肉の飼育環境や、魚養殖の環境、
加工品に使われる食品添加物、空気、水、etc……。
個人的に1年ほどは、その解明に没頭しましたが、
結論から言えば、『まともな食品は皆無に近い』と判りました。
世界で増加している『食べない人々』って、
食の実態に警鐘を慣らしているのだろうか?
そう思ったほどです。
このことは、書き始めるときりがありません。
恐ろし過ぎて、反って口チャックしかないと、
今は思っています(^_^ ;)


私が言うのもなんですが……。
姉は、主婦の鏡のような人です。
若いときからノーメイクで、頭髪も自分でカット。(夫の散髪も)
古着を加工して装い、質素倹約を旨としています。
タクシー運転手の夫にはパーフェクトに尽くし、
常に控え目で、決して自己主張をしません。

中学しか出ていませんが、姉は驚くほど物知りです。
新聞はもとより、季刊誌や情報誌をよく読み、
園芸や裁縫、アイディア小物づくりに長けています。

使い古した薄物のカーペットを裁断して洗濯。
それで冬用のスリッパや、ドアノブカバーを作ったり、
卵の殻を貯め置き(極小の穴を開けて飲んだ卵)、塗料を塗って
ブドウのようなインテリア作品で部屋に彩をつけたり。
レンゲや、つゆ草など、お金のかからない季節の花を生け花にして、
素朴で豊かな日々を送っているというわけです。


さて、この辺りで本日のテーマ……。

わたし、子供の頃から、親兄弟の組み合わせが
不思議でたまりませんでした。
遺伝の法則で姿形こそ似ていますが……。
同じ親から生まれ、同じものを食べて暮しているのに、
感受性、思考パターン、価値観、人生観が、
まるっきり違うんですよねぇ。


例えば、私の下の姉(3歳違い)は、長女とは正反対。
馬車馬のように働き、遊び、他者に散財し、肝っ玉も座ってます。
活字嫌いで人の受け売り好きなので、
思考は軽薄、早とちりが多く、自信に満ちている分、
思い込みが強いタイプです。

この姉、肝っ玉母ちゃんになったには訳があります。
年子で5人の子を産み育てたのですが、
そのうち3人が内蔵奇形のハンディを持っていました。

長男は致命的な心臓疾患があり、
大阪大学病院で、15歳まで生きられないと宣告され、
三女は生殖器欠損で生まれました。
次男は心室中隔欠損でしたが、幸いなことに自然治癒。
いずれも、姉が19歳の頃に受けた
甲状腺治療のホルモン剤の影響でした。

(ホルモン剤の扱いが原始的な時代は、
多くの患者さんが副作用で苦しみました。
甲状腺ホルモンも、ですが、子宮収縮剤オキシトシンの乱用で、
子宮破裂事故や、赤ちゃんに障害が残り、法律が改正されたほどです。
流産防止の薬剤も、23番目の性を決定する遺伝子には致命的です。
それを使って息子を生んだ私ですが、病理学で医源病とか学んで、
男の子で良かったと、つくづく思いました)


医師から余命宣告された、姉の長男のことは
過去記『スピリチュアルな関係③』に。
スピリチュアルな関わり③

生殖器欠損の三女は(18歳過ぎても生理が始まらなくて判明)、
横隔膜の一部を利用して子宮を形成。
長期間、金属の型にはめたものを挿入。
姪っ子は、その痛みを耐え忍びました。
好きな人ができたときに、せめて性を交わすくらいは……。
姉の親心で、オペを受けさせました。(保険効かず280万)

見かけがグラマーでチャーミングな姪っ子ですから、
幸か不幸か男性にもてるのです。
出産は不可能ですが、性生活が可能なら結婚もあり得ます。
その場合、セックスシーンを想像すると、
女性側が空洞って状態だけは、回避してやりたかったんですねぇ。(´-﹏-`;)


長男の、生死をかけた入退院の10数年。
三女の生殖器再生術。
結果……。
『近畿大学病院は、うちの庭みたいなもんよ!』
そう豪語する姉(次女)になったというわけです。


わたしたち、本当は6人兄弟なんです。
戦後まもなく2人の姉が赤痢に感染して死亡。(顔も知りません)
その後、長女、長男、次女、私と生まれたわけです。

そうそう、忘れるところでした。
長男は“忠犬ハチ公”を寡黙にしたような性格で、3姉妹とは別格です。
無口、シャイ、忠実な性格ですが、不愛想MAXみたいな……。
ですが、甲斐性無しの父を観察し、母の苦労を見続けた長男ですから、
大黒柱としての責任感は大したもの。
70歳の今も、黙々と大工仕事をこなしています。


そんなこんなで……思うわけです。

●戦時中に生まれ、4~5歳という可愛い盛りに逝った2人の姉は、
 何を体験するために生れたのだろう?

実は、2人の姉が逝った後、両親は一度離婚しました。
ですが、実家に戻っても、母に居場所はありませんでした。
母の母は幼少期に他界。
父は後妻をもらって異母兄弟が3人もいました。
しかも、実家の父に言われました。
口減らしのために、4人の子供いる男に嫁げと……。
で、仕方なく母は、マザコンの父と寄りを戻して再婚。
他人の子を4人も育てるくらいなら、
もとの男がましだと思ったようです。
“おしんの時代”ですから、
こんな話は珍しくもなかったのでしょうが……。

先立った2人の姉は、母の人生観を決定づける役割を
担ったとしか思えません。


●母は、あまりの艱難辛苦から、人生、金だけが頼りの哲学を習得。
 魂の課題は、生き抜くパワーだったのかもしれません。
 その母の、43歳の肉体と、価値観の下に宿った私。
 過去世ではプライドばかりが高く、
 軟で耐久力のない人間だったのかも? なんて思います。
 また、脳梗塞、言語障害の母が、 
 私とだけ喋れたのはなぜだろうと思います。
 旅立つ前に、その世界のヒントを特別贈与してくれたのでしょうか?
 脳の機能を疑った日

●『エドガーケイシー/地球卒業者「18人」という本がありますが、
 姉(長女)は、その本に登場する人間像そのもので、
 人の在り様として、私の手本になってくれていると感じますし、
 もう一人の姉(次女)は、肝っ玉母ちゃんを演じることで、
 家族愛のなにかを教えてくれる存在だと、今も思います。


同じ親から生まれ、同じものを食べて暮していても、
性格はてんでんバラバラ……。
次元の似た魂たちの舞台として家族カテゴリーを組み、
影響を与え、与えられているんですねぇ。

(*′☉.̫☉) えっ? もう2度とは組みたくない奴もいる、って?

(´ー`*)ウンウン…… 骨肉の争いとか言って、
他人より始末の悪い関係も、世の中にはありますもんね。

ですが、拒絶すると、端からやり直しらしいですよ。
魂レベルの、あなた自身の選択したソウルメイトですから。

今からでも遅くはありません。
親兄弟や伴侶との、魂の組み合わせに焦点を合わせて、
その存在意義を考えてみるのも面白いですよ。
とどのつまり、私たちは“ひとつ”。
地球という星に住む意識的集合体ですから。

思うに……。
人間関係は『食物』と同じだと思います。
好き嫌いなくバランスよく食べて、
肉体で消化、吸収、分解、合成し、
最高位のホルモン合成に
至るのですから‥‥。
    風子(*^▽^*)



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信仰心

 20, 2017 00:05
幻想



2016年の統計で、世界の人口は約73億人らしいのですが……。
な、なんと……そのの85%が、
何かの宗教の信者だという事実をご存知でしょうか?

下のグラフをご覧ください。(世界の宗教人口)

世界の宗教人口

三大宗教の他にも、世界には7000~8000種の宗教があり、
約62億人が、それぞれが選んだを崇拝。
老いも若きも、心の“拠り所”を求めてるって……。
なんか、凄いと思いませんかぁ?

この“拠り所”……個人レベルの好みならいいのですが、
信じている対象が『唯一絶対神』だと思い込むと危険です。
その『唯一絶対神』こそが、
紀元前から現在のシリア問題まで、
何千年も続く宗教戦争の元凶ですから‥‥。

その点、日本人は寛容です。
八百万の神に畏敬の念を表してきた歴史からでしょうか。
日本にも(((ʘ ʘ;)))182,000ほどの宗教団体がありますが、
中東ほど過激な争いもなく平和です。
一人ひとりが、信仰の自由を認め合っているんでしょうね。

うん(・_・?)……もとい。
それは、ちょっと早合点かも?

日本人の場合、幼い頃から寺や僧、経や法要に馴染んでいます。
世間のしきたりとして、それらを受け入れているだけで、
たいていの人は、神仏を熱狂的に崇拝しているわけではないでしょう。

その証拠に……。
まず神仏に対する知識が薄っぺらいです。
身内や他者から聞きかじった内容を鵜呑み。
釈迦と観音の違いはもとより、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が、
同じ神(アブラハム・イサク・ヤコブの神)なのに、
解釈の違いで三大宗教になったことも知りません。

また、お賽銭や、寄付、寄贈などをしながら、
多くの人は、ちゃっかりと見返りを期待しているようです。
『お参りしたし、お賽銭も弾んだし、きっと、いいこと……』みたいに。
そうやって、安心したい自分との折り合いをつけるんですよねぇ。
これって、信仰心には遠いですよね。
日本人の信仰スタイルが、ご利益主義の勝手信仰と言われる所以です。

もっとも、信仰心の源は、『困ったときの神頼み』から始まることは確かです。
余命宣告や、愛する人との死別、破産、暴力の嵐など、
壮絶や悲惨を味わうと、たいていの人が『神』に救いを求めます。

ところが、その先で『道』が分かれます。

神頼みのつもりが、神とはなにか、とか、この世の成り立ち、
果ては宇宙全体へと、知的好奇心が躍動。
気がつくと、身に生じた不幸や波乱もすんなり受容。
私たちが何者で、どこから来て、どこへ行くのか。
ざっくりと……だとしても、全体像を理解し、
課題満載の、この世の完璧さと天国を、同時に見出します。

一方、神頼みが長続きしないタイプの人もいます。
焦燥感や憎しみ、失ったものへの執着が強過ぎて、
自らの内面(意識)を見ようとはしません。
この世や、あの世に対する知的好奇心が皆無なので、
そもそも神を信じる気持ちが薄いわけです。
いつまでも身の不幸をぼやき、
他者に対する警戒心や不信感ばかりを募らせ、
ネガティブな波動で同類を引き寄せ、
虚しいだけの人生を送るかもしれません。


それはさておき……。
世界の人口73億人のうちの、宗教を持たない15%の人々について。
み~んな、無神論者だと思います?
“神も仏もあるもんか!人間、死んだら終わりや!”と、
み~んなが、開き直ってるでしょうか?

思うに……。
彼らは二つのタイプに分かれるのでは?と思っています。

A “神も仏もあるもんか!人間、死んだら終わりや!”タイプ。
B 大いなる自分……“内なる神”を信仰するタイプ。

私、もちろんBタイプです。
宗教は持っていませんが、信仰心はあります。
信仰の対象は、森羅万象、宇宙、ワンネス、高次意識などで、
このブログは、その発信媒体なわけです。

だからといって他者の宗教や、信仰対象を評論する気は皆無です。
ってか……信仰って、次のようなものだと思っているんです。
あくまで、私の考えです。

人は皆、ハートのチャクラ(胸)に刻印された真理を携え、
自らの意思で、この世に生まれ出ました。
その真理のひとつに、人の進化度を示す“愛の度数系”がありますが、
地球レベルの人間には、知る手立てがありません。

その真理のひとつを、“富士山登頂”だとしましょう。
信じる、信じないは自由ですが、
とにかく輪廻転生の目的は、富士山に登頂すること……。

・ある人は、単独で。
・ある人は、グループで。
・ある人は、生涯に一度。
・ある人は、生涯に数回。
・ある人は、富士山麓に居を構え、
 登頂にはこだわらず、広大な麓を歩き回る。
・ある人は、ヘリコプターをチャーターして頂上に降りる。
・ある人は、登山道から外れて、道を切り開きながら登る。
・ある人は西から、
・ある人は東から登る。

このように富士山登頂への情熱や頻度、ルートもさまざまですが、
チャレンジすることが肝要。その行為が全てだと思うのです。
富士山がどこにあるかも知らない人や、ただ眺めている人を思えば、
行動しただけで上等だと思います。

さらに、登ってみて、頂上からの景色がどうだったかも、人それぞれ。
他者が見たであろう景色や主観を尊重しながら、自らの主観も信じる。
私が正しい! ではなく、
私は信じる! で、充分なんですよねぇ。
それが信仰心……。
内なる信仰心じゃないでしょうかね。


さて、お気づきと思いますが……。
無神論者に思える残りの15%のうちの半分が、
内なる神”を信仰しているとすれば、
世界の信仰人口は90数%になります。
内容がどうあれ、これはスゴイ事だと思いませんか?

この事実は、俗にいう『依存心』とは違います。

人は『無償の愛』を放てるようになるまで、
輪廻転生を繰り返します。
目的意識が『完全な愛 = 神』ですから、
信仰心は生きるための呼吸のようなもの。
信じて仰ぐものが何であれ、そこには愛と信頼しかありません。
それが大事……。
何を信じるかは、大した問題ではないのです。(歪んだ解釈を除いて)
なにかを信じることは、愛と信頼の実践編ですから‥‥。

(*′☉.̫☉)えっ? 勝手に思っとけ!…って?

えぇ、えぇ、生きてる限り。
……もとい。
肉体がなくなったとしても、
あなたの耳元で、
しつこ~く囁きますよ。
私が、囁かれたように……( ˘ ³˘)
本当のあなたは、素粒子レベルの、
愛の光の意識体なんですってばぁ。(^_^ ;)




いつか空の飛び方を知りたいと思っている者は、
まず立ちあがり、歩き、走り、登り、踊ることを
学ばなければならない。
その過程を飛ばして、飛ぶことはできないのだ
                    ニーチェ





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