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追っかけ

 14, 2018 00:05
冬ソナ


2004年でしたかね。
『冬ソナ』のヨン様フィーバー…凄かったですねぇ。
釜山に行けば一緒に写真を撮ってもらえるとかで、
お金と暇、家族の了解がなければできないでしょうに、
ヨン様目当てに500人もの日本人オバタリアンたちが、
海を渡ったそうで……。


その頃、過疎の村で送迎付きの鍼灸院やってまして、
患者さんだった主婦が、その一人でした。(^_^ ;)

『(*′☉.̫☉)えっ! ヨン様追っかけて釜山行くって?
スゴォ!……旦那さんや姑さんとか、なにも言わないの?』

『まぁ、ジジババはあちこちで愚痴ってるみたいだけど、気にしない。
旦那も好き勝手やってるし。私、端から主婦業してないし……』

他府県から、村一番の金持ちだと言われていた土建屋に嫁いだ
40代後半の嫁がシャーシャーと言いました。
夫には女がいるし、子供たちも爺婆に懐いていることなどは、
村の誰もが知っていましたし……。

『あのさぁ、ちょっと聞いてもいい?
ヨン様のどこがいいの? 甘いマスク? フィーリング?
もしかして彼からプロポーズされたら二つ返事? 
嬉し過ぎて気絶する?
想いが成就したとして、その先、考えることないの?』

『結婚?‥‥やだぁ、先生。そんなのいい。夢が破れる。
たとえヨン様でも、結婚したらそのへんの男とおんなじ。
そんなこと判ってますって。
ただ、ワーワー言って追いかけるのが楽しいだけ。
他にやりたいこともないし……』

『ワ~ォ! そうなんやぁ。だったらいいね。
ゲーム感覚で飽きるまで、存分に追っかけといで。』

そうは言ったものの、なんだか哀れに思いました。

スポーツや音楽、芸術界などのスーパースターでもない、
韓流メロドラマの主役、ペ・ヨンジュンですよ。
思わず、彼女の精神構造を想像してしまいました。

というのも彼女、とくに美人でもなく10人並み。
頭脳明晰でもなさそうなのに、
言葉の端々に『自分は特別』という意識を漂わせていたんです。
財産あるからこそ、こんな僻地の村でも嫁いでやったんだし……。
そんな上から目線に浸っている哀れさです。

で、思ったものです。

子供の頃から親の愛情を受けてない?
とくに母親との関係がうまくいかなかった?
寂しさや人恋しさを癒せないまま、大人になった?
だから夫も愛せない?
真剣に話し合う気もない?
開き直って強がってるけど、本当はそんな自分に自信がない?
今さら良妻賢母やる気もないし、自分磨きなんてもっと退屈?

そんな自分から逃げ出して、不満だらけの私生活の代償行為に走る。
それが彼女にとっての『追っかけ』だとしたら、現実逃避ですよね。
嫁や、母としての義務を放棄して批判されても、なんのその。
怖くもないし、改善する気もないようです。
『追っかけ行為』をしている間は、『特別な自分』でいられますから。


自分に自信がない人にとって、異性との恋愛を試みるより、
アイドルやアニメなどに頼ってしまう方が楽だし、
自分が傷つくことも無いので、依存してしまう。
そんな感じでしょうか。


こんなタイプの人、けっこう多いですよね。
今だとAKB48系、羽生弓弦、ディーンフジオカとか、
追っかけという形で疑似恋愛に夢中の人たちが。
とくに羽生弓弦や、ディーンフジオカだと、ヨン様以上。
例えば羽生くんを追いかけて世界中の大会を飛び回ると、
その費用は年間400万円を超えるそうです。
そのため老後の資金が枯渇することを怖れる夫も多いとか。


そうそう!(・。・) もちろん、良い例もあります。
更年期の不定愁訴に苦しんでいた主婦が、
『ヨン様追っかけ』に没頭して症状が消えたそうです。
ワクワク、ルンルン意識によって、
脳内の幸せホルモン、セロトニンがアップしたんでしょうね。
ただ、追っかけ費用の合計が800万。
頭を抱えていた夫も、妻の機嫌が良くなったことで、
容認したと言いますから、スゴイ話です。


ということで、追っかけ問題の闇は、最終的に金銭面です。
借金を背負ってまで追っかけたり、グッズを購入し続ける人。
借金が返せない状況になり、自暴自棄になる人が後を絶たないようです。
結果、引きこもり……。
自分自身から逃げ、都合の悪いことには蓋をして、
改善する努力をしない悪循環の日々に漂うわけです。


( ̄~ ̄;) 恥ずかしながら……。
親戚の女性にひとり、このタイプいるんです。

子どもたちに人気もあるし、保母の仕事は超真面目。
ですが休みのたびに東京ディズニー通い。
関連グッズの爆買い歴が30数年になるんです。
(過去にはアメリカまで行ってました)

親と同居(独身)ですが、部屋という部屋は
“ディズニーグッズ”に埋もれて足の踏み場もありません。
一人っ子の弱みから注意もできずに数十年が経ち、
現在83歳の母は軽度の認知症。
86歳の父はデイサービスを受けている状態にも関わらず、
病的爆買い衝動から立ち直ることができないんです。

見かねて一度だけ声をかけてみました。

『ねぇ、Kちゃん、膨大なディズニーグッズで、
人が来ても座るスペースもないよね。
思いきってネットショップで捌いたら?
手つかずの新品ばっかりだし、20%引きとかすれば……』

『…まぁね、考えないこともないけど……』

彼女、愛想笑いを浮かべましたが、
決して、決して、手放したくない様子が見て取れました。

彼女、かなりの肥満体ですが、顏はチャーミングで、
40代後半に人並みに恋愛もしたようです。
その時ばかりはディズニー通いを中断。
親としては胸を撫でおろしていたんですが……。

なんのことはない。
相手は事業に失敗した男だったようで、
その借金返済に貢ぐこと、貢ぐこと。
ディズニーグッズ以上に援助して……。
気がつくと自宅まで抵当に入れようとしていて発覚。
男にすれば、いいカモだったわけです。

年老いた父(連れ合いの兄)が、泣きながら愚痴っていました。
といって彼女、50歳過ぎてますからねぇ。
たとえ叔父さんでも、説教なんて通用しません。
まして、その嫁である私……傍観するしかありません。

この状態に、今も『なぜ? どうして?』が消えません。
両親ともに穏やかで、気遣いに優れたいい夫婦ですし、
娘は、存分に愛されて成長しました。
満たされない欲求を別の行為で補おうとする代償行為の原因もなく、
足らないものは、むしろ『厳しさだった?』と、思うほどなんです。


『YOUはなにしに日本へ』なんか見ていると、
今どきの若者たちの価値観がよ~く判ります。

大好きな歌手のライブが生きがい。
コスプレで自分を解放できた。
アニメが、私に勇気と希望を与えてくれた、などなど……。
『追っかけ』で人生が輝く人もいますが、
自滅する人の方が、圧倒的に多いようです。


もっとも広義には……。
世の中の、ほぼ全員が『追っかけ人生』やってます。
動植物、芸術、創作、科学、医学、物理学などなど……。
その『追っかけ』は、俗に『研究』とか『修行』とか言われていて、
やがては花咲き実る分野とも言えます。

だから、できることなら……。
他者と疑似恋愛したり、他者の人生を生きるより、
お金と時間は『なりたい自分』の『追っかけ』に費やす。
その方が断然、お得だし、
身に付いた知識や技術は、失うこともないと思うんですよねぇ。(^_^ ;)


ほっといてくれ、って?……(゚◇゚;) ゲッ!

アイドル追っかけこそが『なりたい自分』ですって?
風の吹くまま気の向くままが『なりたい自分』ですって?

(*´ェ`*)そうでっか‥‥すまんのう。
け、けど……金の切れ目が縁の切れ目。
気づいたら、心身ともにすってんてん……だっせ!(^^;)


自分の強みと弱みは何か考える時間も必要です。
自分自身を理解して初めて、相手のことも
心から理解することができるようになります。
            オードリー・ヘップバーン

結婚はゴールではなく、
決して男性を退屈させてしまうような女性ではあってはならない
愛の物語が幕を閉じた時は相手の重荷になってはならない
結婚に依存する女には未来はない
自分のためにそれをする
                ココ・シャネル




イヌと人 3万年の物語

 04, 2018 00:05
世界最大のピットブル
世界最大のピットブル



今や人の良きパートナーとなった犬。
現在400種類といわれる犬は、人と共に暮らしながら進化し、
さまざまな専門の役割を果たすようになった。

作物を荒らすサルを追い払うインドのパリア犬、
モンゴルの原始的な牧羊犬、
集団で狩りをするフランスの狩猟犬、
ケニアの密猟追跡犬など……。

一体、どのようにしてイヌが誕生し、なぜ、イヌが人と
これほど深い絆を結ぶことが可能になったのか。
最新の説を科学的に忠実に紹介しながら、
イヌと人の個性的な内面にまで踏み込んで描いた

NHKスペシャル 『イヌと人 3万年の物語』

人々の暮らしを助けるイヌたちの素顔に迫った番組に
深く……深~く、感動しました。
再放送あると思うので、ぜひ!




というのも、昨今は空前の愛玩動物(ペット)ブーム。

ウォーキング中に出会うワンちゃんの数もですが、
ワン、ニャンブログの多さに圧倒もされていたんです。
確かに……。
どのワン、ニャンも、無条件に可愛い!
見ているだけで、気分はほっこり!
もともと彼らが大好きですから、ついつい画像や動画も楽しみますが、
同時に……。
今どきのペットの在り様に違和感を覚えていたことも確かでした。

何かを追いかけて疾走するワンはもとより、
木登りや、威嚇し合うニャンなど、動物本来の姿がありません。
お行儀よくしつけられ、遊んでもらい、オモチャまで与えられて。
食事におやつ、定期的な美容室や、健康診断ですもんね。
もはや、ワン、ニャンは『人間属/ペット科』に思えます。
しかも家族の中で、最も地位が高いようで……。
夫 『オレとネコ、どっちが大事なんやぁ!』
妻 『(´-﹏-`;)……ネ…コ……』 ってな感じなんですねぇ。 (^_^ ;)


社団法人ペットフード協会の犬猫飼育実態調査によると、
2017年10月現在、犬猫の飼育数は約1844,6万頭。
(犬は約892万頭、猫は約952,6万頭)
日本の15歳未満人口1552,1万より上回り、
現在ではすっかり子供の数と逆転してしまったようです。
少子化の懸念なんて、どこ吹く風。
ベビーブームよりも、ペットブームなんですねぇ。


『イヌと人 3万年の物語』に感動したのは、
イヌと人が、助け合う“パートナー”の関係だったこと。
単に人間の愛玩ペットではなく、
互いに必要な存在として深い信頼と絆を育んできたことでした。

その関係はいつから、どんなプロセスで変化したのだろう。
そんな思いから、イヌの出現や、品種改良の歴史について調べてみました。


まず、イヌの始まりは原始時代。
狩猟生活をする人々の傍にいることで、
食料を得られると学んだオオカミがいたようです。
とくに好奇心旺盛で人を恐れないオオカミたちが、
仲間同士で交配を繰り返していくうち、イヌに進化……。

イヌの嗅覚は、微かな匂いさえも感知することができ、
遠くの獲物を発見できる視力を備えてもいます。
それは狩りにあたって大きなメリットとなり、
いわゆる『狩猟犬』の誕生へ繋がりました。
その代表犬は、強靭な脚力と走力を持つハウンド種。

ハウンド種


そこから、小動物を狩るのに特化した、
テリアのような小型狩猟犬も生まれました。

テリア種
テリア種


人の暮しに牧畜が加わると、
貴重な資産である家畜や農作物をきちんと管理し、
守る役割が犬に求められるようになります。
この点で知られるのが「牧羊犬」。
とくにモンゴル原産の牧羊犬 モンゴリアン・バンホールは
人間と同じ魂を共有していると信じられ、
モンゴルでは他の動物とは別格の存在。
バンホールが亡くなって埋葬する場所は、
神々により近い山の頂上が選ばれたそうです。

モンゴル原産の牧羊犬 モンゴリアン・バンホール
モンゴル原産の牧羊犬 モンゴリアン・バンホール


農業の発展で人が定住生活をするようになり、
作物や、それによって生み出される富は
それを奪おうとする人間との争いの元となり、
資産を確実に守ってくれる「番犬」。
また、権力者は自分の財産を守ってくれ、
戦争にも貢献できる、「軍用犬」を求めるように。
ブラッド・ハウンド種は、そのために改良された犬で、
嗅覚が突出して発達、囚人や反逆者の追跡などにも活躍。

ブラッド・ハウンド
ブラッド・ハウンド


貧富の差が拡大すると、生活に余裕のできた権力者は、
犬にも実用面以外での役割を期待するように。
即ち、警戒心や闘争心よりも、飼い主に対する
人懐っこさや従順さ、愛らしさを重視したようです。
また、貴婦人が膝に抱いたりできるように、
小型のものが好まれました。
こうして、現代のペットに最も近い役割の
「愛玩犬」が作り出されました。

やがて時代が変化。
過去、品種改良によって生み出されてきた犬たちは、
新しい役割を負うことが増えました。

例えば、狩猟犬として生まれたゴールデン・レトリバーは、
その賢さや忠実さを買われ、家庭用ペットとして愛されています。
また、番犬として重宝されたドーベルマンなどは、
「警察犬」として新たな活躍の場を得ました。
さらに福祉・介護の概念が重要視されてきたことで、
犬がその分野で活躍する場面も増えました。
盲導犬を始めとした『身体障害者補助犬』です。


ですが、近年の品種改良は問題になっています。
長年の人為的な操作に、さらに手を加えてしまうことで、
犬の品種改良に起因する健康問題が浮上しているんです。

コペンハーゲン大学のピーター・サンド博士らによると、
人気の種は、生まれつき健康にリスクを抱えた
改良品種
である場合が多いと言います。

フレンチブルドッグの平均寿命は、
オスなら2,5年、メスなら3,8年だそうです。
ウェーデンでは死産なども含めて算出しますが、
日本は、それを含めないので寿命10~12年となっています。
実際、チワワや、フレンチブルドッグを飼う場合、
健康はあまり重視されていないのが現実のようです。

極端な体型や、近親交配に起因する犬たちの病気……。
先進国では短く悲惨な生涯が運命付けられている
犬猫の繁殖を続けることの是非が問われているようです。


ただ愛されるために生まれ、
愛されるために死ぬ犬たちの宿命について……。

食用にされる家畜の生涯にくらべたら、
愛されながら死ねるのだから、という意見もありますし、
人間にとって可愛く見えるからという理由で、
健康疾患に悩まされることになる犬の繁殖自体、
正当化できるのだろうか?
 と感じる人もいるようです。

はて、皆さんはどう思われますか?


子育て時代にワン、ニャン、インコ、アヒルなども飼い、
動物園にも行きましたが……。(^_^ ;)
それ以来、動物園には足が向きません。
最大の理由は、動物たちに精気がないこと。
本来サバンナ辺りで疾走していた野生動物たちが
狭い檻に閉じ込められ、単純極まりない日々を強制されるなんて……。
子どもたちに本物を見せるという目的もあるでしょうが、
可哀そうで見ていられないんです。

もっとも、世界的に見れば進化している動物園もあります。
広大な敷地、採光や餌の摂り方まで自然に近い演出を創った動物園が。
その人気ランキングは……。
1位 ヘンリードーリー動物園 (アメリカ)
2位 サンディエゴ動物園 (アメリカ)
3位 ロロ公園 (スペイン)
4位 セントルイス動物園/森林公園 (アメリカ)
5位 シンガポール動物園 (シンガポール)


ってことで、ペットのワンも同じです。
朝夕の散歩以外、鎖に繋いで飼うなんて絶対にできません。
せめて室内を自由に動けないと……ですよね。

そんな意味で、ですが……。
動物写真家、岩合光昭さんの『世界ネコ歩き』は
観ていて心地いいですよねぇ。
溺愛ペットとして囲われているわけではなく、
かといって虐げられているわけでもない。
ニャンたちの、ありのままの行動と、
人々との関り具合……距離感が自然です。

それにしても岩合さんのネコに対する眼差しが素敵です。
彼らの生態をよ~く知り、ネコの気持ちに沿ってカメラを向ける。
自分の都合を優先させない。
本物の“ニャンコ愛好家”ですよねぇ。


🐕
人間は犬ほど他者に献身的に尽くすことはできない。
犬たちの純真な魂が、意図的であれ無意識であれ、
私たちに希望を与えてくれ、
彼らと同じように無垢な境地になることができ、
卑屈、裏切り、非道のない美しい世界への憧れを呼び覚ませてくれる。
だから我々は彼らを必要とし、大切にするべきなのだ。


🐈
猫は人に自分を養わせる。
だが、犬と違って、猫は手を舐めるようなことはない。
さらに、これまた人間の良き友である馬とは異なり、
人のために額に汗して奴隷のように働くこともない。
猫がやってくれる唯一の労働は、ネズミどもを捕まえることだが、
これとて、楽しみのためにやっているにすぎない。



体力格差

 27, 2018 00:05

老人 ②


スポーツジムでのこと。

『あっ、それ……勢いつけたら持久力つけへんよ。
へぇ、25㎏なんや……わたし、35㎏……』

体幹の動きを観察していたのでしょう。
アドバイスかと思えば、
筋トレマシーン(下半身強化)の重りを確認するなり、
婆さまが得意げに言いました。
身長130㎝ほど…華奢な体つきの婆さまが、です。

『(((ʘ ʘ;)))35㎏? スゴォ!』

眼を丸めると、婆さまは誇らしげに微笑みました。

それからは質問攻め……。
ジムに来てどれくらい?
どんなメニューで、どれくらいの時間を割く?
プールを利用するのか否か、などなど。

自分のことも聞いて欲しそうだったので、
彼女のキャリアや、メニューを訊ねました。
・ジムキャリア10年。
・入念なストレッチ。
・全ての筋トレマシーン(15種)を一通り。
・過去の体験で水泳は筋力がつかないのでパス。
・自宅からジムまで往復1時間歩くのでウオーキングはパス

『凄いですねぇ、お幾つですか?』
『いくつに見える?』
『70歳くらいかな?……』
『なかなか……85歳!』
『(((ʘ ʘ))ですか!……とてもそうは見えません』

若さに自信のある人が好む、お約束の対話パターンです。(^_^ ;)

こんな感じのシニア、けっこういます。
・時速8.8㎞くらいで10㎞ランニング → 67歳(女性)
目的は『なんでも好きなものを食べたいから』だそうです。
・1時間くらいをかけて遠泳2~3㎞  → 70代(男女数名)
 オープン当初からの常連、シニア大会とかに出場。

遠泳と言えば……。
吉永小百合さん(73歳)が毎日2~3㎞泳ぐことで有名ですが、
彼女の凄さは、1㎞くらいならバタフライで泳げること。
これ、クロールと違って、相当な体力ないと無理です。
そのせいでしょうか。
吉永さんはアンチエイジングの代表的存在ですよね。
酷暑や極寒という過酷な撮影現場にも耐え、
あのナチュラルな美貌を維持できている秘訣かもしれません。
彼女、歳をとるほどに美しさが際立って……。
心も身体も素晴らしいですよねぇ。


で……つくづく思います。
同じ70代でも体力格差の甚だしいこと……。

前記のアグレッシブなシニアたちとは対照的に、
さまざまな病気と共存している人たちもたくさんいます。

・ある日突然、難病に罹った人々。
 『なぜ私なのか』……。
 受け入れがたい現実に、天を呪ったことでしょう。
・いくつもの慢性疾患を抱えて病院通いを常とする人々。
・入退院を繰り返し、嫌でも安静を強いられる人たち。
・デイサービスを利用しながら、なんとか暮らす人々。
・すでに施設に入所している人々。

これらの格差、主な原因はなんでしょうね。

そもそもの話。
東洋医学は『病は気から』と言い、
西洋医学は『精神―神経―免疫学』と言います。
いずれもストレスが、
神経系を介して免疫力の低下を招き、病気になるというわけです。


そういえばジム会員たちの会話を聞いていると、
その目的は『ストレス解消』が圧倒的に多いです。

リタイヤ後の夫には趣味もなく、24時間在宅で息がつまる。
腹の立つことばかりで逃げ場が欲しい。
だからって筋トレのようなしんどいことはしたくない。
ヨガや、フラダンス、フラメンコ、太極拳なんかに参加して、
会員同士でお喋りするのが楽しい。
彼女たちにとっては、最高のストレス解消法のようです。(^_^ ;)

一方、これといった趣味もないシニアは、
退職後もシルバー人材センターなどで働いている人が多いです。
一日中、顔つき合わせて夫婦喧嘩するくらいなら、
小遣い稼ぎができて、一石二鳥ですよねぇ。
とくに男性は植木の剪定とか、障子や襖の張替えなど、
専門業者は高額なので需要は多いようです。

それやこれやで工夫して、まずはストレス回避が一番。
二番目が、生きがいに通じる目的意識ではないでしょうか?
それも向上心に繋がるもの……。

・パソコン教室 → ブログ投稿
・釣り、登山、ゴルフ、ボーリングなど
・家庭菜園、盆栽、ガーデニング
・写真やデッサン、絵葉書、各種細工 などなど。 

シニアにも出来ることがた~くさん、あります。
好きなことを楽しみ、進歩したい……。
その意欲は認知症予防にもなりますし……(^_^ ;)


私はというと、ジム復帰1ケ月で意外にも
500mノンストップで泳げるようになりました。(クロール15分)
やはり筋トレ効果は絶大。
身体も締まってきて軽くなりました。

長距離を泳ぐカギは、なんてったって息継ぎのスムーズさ。
クロールの場合は、顔を上げるというより肩を上げるように息継ぎします。
腕のストロークは力を入れずにゆっくり。
バタ足をスローで動かせば1㎞でも泳げそうです。


(*′☉.̫☉)おっと!……補足です。
ジムで頑張っている人全員が健康かというと、
そんなことはありません。

遠泳グループの会員さんの一人が、亡くなったそうです。(76歳)
朝、頭が痛いとか言い出して、息子さんが病院に連れて行き、
その場で脳動脈瘤破裂。即死状態だったそうです。
定年後、好きな水泳を10年ほど楽しみ、
それこそ『ピンピンコロリ』……羨ましいほどですよね。

同じような人が身近にもいました。

田舎暮らしの折、毎年のように長逗留する
連れ合いの友人(カメラマン)がいました。
日頃から病院大好き人間。
検査もマメに受けていて健康そのものでしたが、
北アルプスを撮影三昧して帰阪し、一週間後に急死しました。

ある朝、奥様が寝室の夫に声をかけたそうです。
『お父さん、ご飯よぉ!』
『おお、今、仏さんに線香や、すぐに行くわ!』

直後、ド~ンという音が。
部屋を覗くと夫が倒れていて、
救急車を呼びましたが、時すでに遅し。
心筋梗塞でした。(70歳)

夫に先立たれた奥さまの“呟き”です。

『検査でも、心臓悪いなんて言われたことなかったんですよ。
まさかねぇ……判らないもんです。
見てやってください。この山積みの写真。
北アルプスの風景が好きで、好きで……。
手料理や、撮影の弁当まで作ってもらってねぇ。
毎年、風ちゃん宅に泊まらせてもらうの楽しみにして。
お父さんは、ほんまに幸せな人でした』

そのときも内心、羨ましいと思いました。
心の準備期間がないので、家族としてはショックですが、
長患いを思えば本人はもとより、妻孝行、娘孝行だと思ったものです。

なんやかや言っても、健康格差は現実です。
ですが足腰が動く間は、何事にも積極的にトライするのがいいですね。
ほんの、ちょっとした“意識”が、『健康寿命』を伸ばすのかもしれません。

次の名言どおり、身体と心は繋がっています。

身体は……。
筋肉は加齢によって減ってくる。
逆に筋肉は身体の組織の中で唯一、加齢に抗える。
90歳の人でも、トレーニングをすれば筋繊維が太くなる。
始めるのに遅すぎることはない。
         森 俊憲…日本のボディデザイナー


心は……。
私たちは聖者と違って、
自分の敵を愛すのは無理かもしれない。
けれども、自分自身の健康と幸福のために
少なくとも敵を赦し、忘れてしまおう。
これこそ賢明というものだ。
         デール・カーネギー 「道は開ける」より



アインシュタインの脳はどこに?

 17, 2018 00:05
アインシュタインの脳


アインシュタインが76歳で亡くなったとき、
その病理解剖を担当したトーマス・ハーベイは、
彼の才能の秘密に迫りたい誘惑に駆られ、
遺族の同意を得て脳を摘出したそうです。

そのハーベイ氏が94歳で死去。
アインシュタインの脳に関する資料が、
多く残されていることがわかりました。
それは摘出した脳を240のブロックごとに分けた
300点以上のスライド写真などで、
しらみつぶしの研究の様子がうかがえました。

ですが、その観察成果は出ていないようでしたし、
脳のブロック(現物))もありませんでした。
この時点でNHK取材班は、脳のスライド画像を元に、
脳の3DCGモデルを作成したそうです。

やがて取材班は、トーマス・ハーベイが脳の大半を、
地元の医師フレドリック・ラポアに託したことを突き止めます。

粘り強く交渉を続け、ラポア医師に接触。
ホテルの会議室でアインシュタインの脳が公開されました。
脳のブロック1つの大きさは3~5cmほどで、
特殊な樹脂でコーティングされていました。
取材班は脳の3DCGに照らし合わせ、脳のブロックをチェック。
240ブロックの内、ラポア医師が127ブロックを保持していましたが、
前頭葉や頭頂葉の部分のブロックはありませんでした。

ラポア医師によると……。
ハーベイは亡くなる前に世界中の科学者(35人)に脳を託し、
その行方がわからなくなったといいます。
またアインシュタインの脳を解明する技術が
近いうちに登場すると予言。
そのためにブロック全てを一箇所に集める必要があると……。

ハーベイが脳を託した医師は日本にもいたようです。
それは近畿大学元教授で故人の杉本賢治。
アインシュタインの研究に生涯を捧げた人物で、
現在は弟の杉元康志氏が持っているということです。

もっとも、ハーベイから脳を託された医師や、
科学者の多くは公開を拒否。
結局、今回の取材で所在を確認できた脳のブロックは、
合わせて134か所だったそうです。
25年前の技術ということで、
公開を拒否した医師や科学者にも
天才脳の詳細な関連は見いだせなかったようです。


現時点でわかっているアインシュタイン脳の特徴です。

・右脳と左脳で頭頂葉の形が大きく違う。
・前頭葉と頭頂葉は大きく発達。
・前頭葉には、通常では存在しない4つ目の脳回がある。
(アインシュタインの脳にしかない謎の皺)
・デフォルトモードネットワークの領域が特異的に大きい。
・グリア細胞が通常の人よりも多くある。

長いですが、興味のある方はどうぞ!
アインシュタインの天才脳を追え



さ~て、頼まれもしないのに……(^_^ ;)
アインシュタインになったつもりで、
彼の心情を代弁してみましょう。


なんてこった!
私の脳を、240ものブロックに切り刻むとは‥‥。

才能の秘密を解き明かしたいだって?
バラバラにし、スライスして顕微鏡で見たら、
そこに答えが書いてあるとでも思ったのかい?
冗談言っちゃいけない。
脳の皺やグリア細胞が多いからって、なにが判る?

脳は部分じゃない‥‥『ネットワーク』なんだよ。
とくに“デフォルトモードネットワーク”が想像力を養う。
私はガリ勉タイプじゃなく、空想して遊ぶ時間を存分に楽しんだ。
左脳を黙らせて、ボ~とする時間の長いこと。
そうすることで“閃き”がやってくる。
天才ではなく“天の采配”にゆだねる感じなんだよ。脳をつくる

もっとも、人が死ぬとネットワークのエネルギーは宇宙に帰る。
たとえ量子顕微鏡を駆使したとしても、
脳の『動かし手』であるエネルギーは空っぽになるんだ。
だから、解明なんて無理だね。
もっとも、今の私は、そのエネルギーの塊だがね。

才能?
端から才能なんてないよ。
これっ!と思ったら、
他のことはどうでも良くなる性格だった。
それだけのことだよ。

子供の頃から得意なのは数学だけで、
規則や命令なんかは全く理解できなかったし、
言うことをきかない子供だと思われていたよ。
そのうえ、スポーツもぜんぜん興味がなかったので、
同級生達とも打ち解けず、変わり者扱いをされていたんだ。
そうだなぁ……協調性なんてゼロだったし、
今なら『発達障害』なんて病名がつくと思うよ。

そうそう、物理学だけじゃないんだ。
女性にも惚れっぽくて、制御できない性格なんだ。
最初に結婚したミレーバとは“できちゃった婚”だったし、
従兄弟のエルザとは不倫の関係だったよ。

ミレーバと離婚したくても金欠病で、仕方なく
“ノーベル賞の賞金を慰謝料にする”と、ほらを吹いたのさ。
まっ、賞金がもらえて良かったがね。

で……エルザと結婚したかというと、その前に
エルザの娘に恋してプロポーズしたんだ。
そりゃあエルザは激昂、世間から叩かれて大変だったよ。
だからって、その後も女漁りは止まらなかったなぁ。

科学者として名声が高まってからは“選び放題”。
金銭にだらしなく、女たらしだと知っていても、
お茶目で可愛いとか言われて、モテたもんだよ。
人が恋に落ちるのは、重力の責任ではないんだよなぁ。

えっ? エルザとはどうなったかって?
もちろん結婚して、終生を共にしたよ。
仲たがいも終生続いたけど……(^_^ ;)

結婚観?……そうだなぁ。
男は結婚するとき、女が変わらないことを望むが、
女は結婚するとき、男が変わることを望む。
お互いに失望することは不可避だ。



金銭にだらしなく、女たらし……。
突出した偉人に多いですよね。
“天は二物を与えず”ってことでしょうか。(^_^ ;)

これ、お勧めかも……。
7分でわかる相対性理論


スーパーポジィティブな人々

 07, 2018 00:05
最近、ブログ更新は10日に1回というパターンなんですが、
思うところあって、『増刊号』をアップしました。
一貫性なくて、すみません。(^_^ ;)






         世界一醜い男
            世界一醜い男 & にしくん
        ★ NHKBS『マジカルマイノリティツァー』より


原因不明の先天的疾患で顔が大きく歪み、
巨大化した頭をしたゴッドフリー・バグマさん(47歳)。
あまりの醜さから親に見捨てられ、
世間の偏見とイジメの中で生きてきました。
ですが彼は言います。
親が見放した、ということは、
自分は神様に委ねられたのだと……。

ゴッドフリーさんは、靴の修理を生業としていましたが、
ウガンダで最も醜い人を選ぶコンテストに出て優勝。
以来、醜さを生かして収入を得ることに専念しました。。
人気コメディ・グループ「アマルーラ・ファミリー」で歌手デビューし、
『あまりにも醜い顔の歌手』」として、熱烈な支持を集めています。

彼は稼ぐ能力に長けています。
『どんな女性と結婚するのか』という人々の好奇心を活かし、
挙式への参加料を設定したり、
近年では、活動の幅は徐々に海外へと拡大。

それもこれも、8人の子供を養い教育を受けさせるため。
(先妻との間に2人、再婚して6人の子宝)
今も、ショーと靴修理を兼業しているそうです。
その靴修理の技術は、すこぶる評判がいいようです。
醜い顔の代わりに、神様は手先の器用さと、
力の強さを与えてくれたと彼は言います。

障害者コメディ集団を率いる「世界一醜い男」
    ウガンダ共和国  世界一醜い男



世界各地のマイノリティーは人々の『感動』を呼びます。
インドでは男でも女でもない第三の性『キンネル』たちが
人々の幸せを祈ることで、その存在価値を広めていますし、
バリ島のブンカラ村では、44人のろうあ者から学んで
村人の90%……3000人が手話をこなすようになったと言います。

元村長の計らいで、公立学校では10年前から聴覚障害のある子供も
一緒に学習できるようになり、毎日手話の授業も行っています。
だから、ろうあ者もいたってふつう。
学校が大好きだし、大学進学も、ふつうに希望しているようです。

村政レベルで、村外の人ともコミュニケーションがとれるように手話を辞書にまとめ、
海外からも聴覚障害者団体のメンバーが視察に訪れているんですって。

この番組、可能ならNHKオンデマンドで、ぜひ視聴下さい!
ナビゲーターは、はるな愛、男優にしくん、乙武 洋匡と、
代表的マイノリティの面々です。(笑)

★はるな愛
いわずもがな……説明省略。

★にしくん
身長109cm、体重19kg、25歳。
横紋筋肉腫(小児がん)、ムコ多糖症モルキオ病(ライソゾーム病)。
高卒でフリー業を志すが上手くいかず、IT企業の㈱セラクに入社。(21歳)
その後、22歳でニートに。
続いて、スマホアプリ開発、クラブダンサー、ライター、YouTuber、
ホストなどを経て23歳でSOD専属監督兼男優に。
現在は、にしくんクラブと称したコミュニティ運営。
性やIT系企業のサービスに関わったり、
テレビや雑誌などでマルチタレントとして活動中。

★乙武さん
私生活にいろいろあって、世界放浪1年から帰国したばかり。
ちょっと人間的に丸くなった感じ。


性的であろうが、身体的であろうが、
マイノリティーは、確固たる個性です。
過去記事『オネェたちの新世界』にも書いたように、オネェたちの新世界
私たちはマイノリティの人々から多くを学んでいます。

身体的マイノリティ……。
いわゆるパラリンピックを観戦して、同じことを感じてはいまししたが、
この番組…『マジカルマイノリティツァー』は、想像を絶していました。

とくにゴッドフリー・バグマさんのケース。

いくらなんでも……。
これが自分だったら、耐えられるだろうか?
手足がないとか盲目の方が、まだましかもしれない。
ふつうの女性が、こんな人の妻になるなんて、信じられない。
彼女は彼のこと『真面目でいい人です』と言う。
真面目でも、いい人でも……ㇺ、無理かも……。

そんな思いを巡らしながら、番組の至る所で泣いている自分を、
もう一人の自分が観察しています。

見かけの判断が、どんなにバカげたことか……。
五体満足が、どんなにありがたいことか……。
彼らは身をもって示してくれる。
本当の愛とはなにか、解ったはずだ。
もうそろそろ、同情や、見て見ぬふりは卒業するんだな。 
             風子/胸のチャクラから




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