カメラマン

 13, 2018 00:05
赤富士 ② カメラマン


わが連れ合いはアマチュアカメラマンで、
若い頃はよく撮影に同行したものです。
もっとも写真をやらない私は、身体も脳も暇を持て余します。
そこでカメラマンたちの行動を観察したり、
野山を散策して“感じたこと”をエッセイとして綴りました。

今日は、その中から『カメラマン』を投稿します。
エッセイを書き始めた初期の作品ですが、
『コスモス文学新人賞』をもらいました。
(*′☉.̫☉)? そんな賞、あったっけ? ですが……(^_^ ;)





カメラマン


『ドーン!……』
空気を圧縮するような物音に目が覚めた。
なに?‥車のドア?…ここはどこ?
すっかり寝入って、車中泊していることを忘れていた。

すでにエンジンのかかった隣の車から、話し声が聞こえる。
トランクの機材を取り出しているのだろう。
立て続けにドアの開閉音が続く。
窓越しに三日月と満天の星々が見えてはいたが、
すでに東の空は青みがかって夜明けの近いことを告げていた。

ピーピー、ピー!
目覚まし時計が鳴り響き、連れ合いが飛び起きた。

寝袋から這い出ると恐ろしく寒い。
私たちの吐息で車窓に氷が張りついていた。
気合を入れて一気に服を着こむと、エンジンをかけて外気温を見る。
マイナス10℃……かなりの冷え込みである。
それもそのはず、ここは紅富士撮影スポットのひとつ。
標高1,152mにある冬の『二十曲峠』である。

夜明け前の凛とした空気の中、満天の星々に向かって毅然と、
しかも優美に立つ富士山ほど美しい山を、私は他に知らない。
山頂からほぼ左右対称にひろがるなだらかな稜線は、
ゆったりと広大な裾野に繋がり、独立峰の風格を際立たせていた。

やがて東の空が群青色に変り、星々の輝きが褪せていく。
すると富士山が隅々まで、その優美な全貌を表す。
観る者の心を清めるような神々しさを放って……。

薄暗い撮影ポイントには、すでに三脚がひしめき合っている。
昨夜から場所取りされたものだ。
夜明けから日の出までの、わずか数十分間。
カメラマンたちの命輝く時間がやってきた。

朝靄は発生してくれるだろうか?
それが雲海になり、富士のすそ野を覆い尽くしてくれるだろうか。
裾野の民家や工場、建築物の全てを覆い隠しながら、
山そのものは、三合目あたりから頂上までくっきりと晴れる。
まことに都合のいい範囲の霞がかかって欲しい。
五合目あたりまでかぶった雪に、
朝陽はどれほどの質量で光をあてるだろう。

もっともキャリア組ともなると、
ほぼ完ぺきな気象条件下の作品は少なくない。
富士山と雲の構図はもちろん、光や影、霞み具合の全てが完璧で美しい。
そうなると彼らの欲求はさらに高まり、
やがては芸術的希少価値に恋い焦がれていく。

画面の中心から少し離れて富士を配置し、『イルカ』や『クジラ』、
ときには『翼』と呼ばれる雲の造形にでも遭遇しようものなら、
鬼の首でも取ったかのように作品が披露される。
気象という、人智の及ばない自然現象が創りあげた
『雲のアート』ほど彼らを魅了するものはないのである。
果たして富士山の背景には、
どんな雲が発生するのだろう。
多すぎても少なすぎても、濃すぎても薄すぎても、
気に入らないのである。

群青から明るいブルーへ……。
東の空が明るくなるにしたがって、
カメラマンたちは饒舌になる。
肌を刺す寒風などはものともせず、
富士山が纏う雲の変化に期待を寄せて、
仲間同士の会話を楽しむというわけだ。

カメラマンたちの挙動を観察するのは面白い。
思い描く雲の形や色の徴候が現れようものなら、
彼らのスタンスには極端な違いが生じ始める。
無言で性急に動き始める者がいるかと思えば、
高揚したトーンで誰かれかまわず話しかける者。
両タイプのいずれもドキドキと、ワクワクなのだが、
不安と期待の違いが行動パターンに表れる。

ところが、期待が外れそうになると誰もが意気消沈。
ボヤいたり、過去の失敗談や自慢話に花が咲く。
さながら主婦連の井戸端会議状態である。
微笑ましいのは、主婦たちがお喋りに夢中になっていても、
わが子の姿だけは目で追うように、彼らが定期的に、
視線を富士山に向けることである。


やがて沈黙の時が訪れる。
カメラマンたちはそれぞれ所定の位置にスタンバイすると、
全ての期待や未練や不満を棚に上げて、一点を見つめる。
ブルーに染まった白銀の富士山頂が、にわかに紅を射し始めた。
カメラマンの背後に昇る、日の出の瞬間である。

静寂のブルーから一転、生娘の薄化粧を思わせる
淡いピンクに染まった富士山は初々しい。
いや、待て!
刻々と紅の色合いが増してきたではないか。
嬉しいことに、頂上から雪の斜面が終わる辺りに、
富士山の衣装にも似た三筋の雲がかかり始めた。
その雲がピンクに染まる頃には、
頂上付近の紅色がさらに成熟実を増してきた。

朝焼けだとわかっていても、もはや富士山は山ではない。
恋い焦がれた絶世の美女『フジコ』その人なのである。
ゾクッとするほど美しい!
息をすることさえ躊躇する静けさの中で
『カシャッ!』、『カシャッ、カシャッ』。
シャッターを切る音だけが聞こえる。


日が昇ると、カメラマンたちは一斉に自由になる。
ワクワクやドキドキ、欲求や失望の全てから解放されるのである。
朝食の準備を始める者もいれば、
車内の造作や、カメラ機材を見せ合う者、
撮影ポイントの移動を始める者などに分かれる。

リタイヤ組のカメラマンたちは大抵、
撮影スポットを転々としながら1、2か月も車中泊する。
それだけに車内の設備は命綱だ。
本格的なキャンピングカーは望めないにしても、
たいていは胴長のワンボックスカーを改造する。
後部座席を外してベットを造るのは当然だが、
車の屋根にソーラーまで取り付けて、
冷蔵庫や、電子レンジ、ポットまで揃えている者が多い。
写真オタクの『移動式マイホーム』というわけだ。

リタイヤ組の彼らには、たっぷりと時間がある。
スーパーで食材を調達して自炊を楽しみ、銭湯にも足しげく通う。
中でも山中湖にある『紅富士の湯』は、私たちもよく利用する。
眼前に富士を仰ぐ絶景の大浴槽や、各種の薬草湯を楽しみ、
トイレや洗面設備も豪華で気持ちがいい。


『皆さん、スゴイねぇ…確かにソーラーはいいよねぇ。
朝起きたらボトルの水がカチンカチン、まず湯せんで溶かしてなんて……』
私がぼやいた。

『まぁな、退職したら本格的に改造するわ。まっ、見とき。造作得意やし。
寝床の下に引き出し造ったら、三脚から炊事用具まで何でも収納できるしな。
けど、ソーラーつけよう思たら、このサーブでは無理やで。短かすぎる。
だからって、胴長のワンボックスカーなぁ‥‥形がいまいち』
メーカーと車種に拘る連れ合いが、思案の表情を浮かべた。

『被写体さぁ、富士山でないとあかんの?
皆さんの写真見てたら素晴らしすぎて…。
あんな写真、ここに移住でもしん限り無理やと思うわ。』

『まぁな、一番撮りたいのは富士山なんやけど。
ここら辺の物件は高いしなぁ。
まぁ、退職したら、あちこち行って観てみるわ』

『私もウロウロしながら見てたけど、
物件だけじゃなくて物価も高い。大阪とは雲泥の差やわ。
富士山近辺となると、煖房費も高くつきそうやし……』

そんな会話をしながら食事を終えた。

連れ合いはしばらく富士山と雲の造形を眺めていたが、
すぐに寝息を立て始めた。
次なる期待を夕日に託して……。




で……予算の都合や、ある出来事の結果。新天地
移住先は、北アルプスの眺望に優れた『小川村』になりました。
ですが小川村への移住は、連れ合いにとっても幸いでした。
彼のカメラマンとしての行動が、テレビ信州に取り上げられたのですから。
鹿島ダイヤモンド槍を追え
人生は、不思議に満ちています。(^_^ ;)



世にも不思議な看板

 02, 2018 07:50
あべのハルカス
左寄りの茶色のマンションで暮らす      

新世界界隈
『新世界』左画像から西北方面に徒歩10~12分
(手前の緑は天王寺公園、美術館)


平成8年、低周波過敏症で体調に異変が生じた私は、
門真市から大阪市天王寺区堀越町に引っ越しました。
過去記事『今さらの電磁波』
今さらの電磁波

冒頭画像2枚の、ギャップの激しさを楽しんでください(^_^ ;)

今は「あべのハルカス」が建っていますが……。
当時は近鉄百貨店や近鉄ホテルがメジャーのターミナル駅で、
大阪環状線や近鉄電車、地下鉄まで徒歩3分という立地。
商店街から一筋入った静かな環境と、
緑の多いマンションだったことが購入の決め手になりました。

引っ越して間もなく、大通り沿いに並ぶ
奇妙な立て看板の多さに気づきました。

なんと『道路に寝ている人に注意!』というもの。
大通りは、御堂筋と並ぶ市内南北交通の最重要路線のひとつで、
片側四車線の谷町筋なんです。
(・_・?)……そんなアホな……いくらなんでも……。

ところがドッコイ!
歓送迎会で帰宅が遅くなった日に、
その看板の必要性が明らかになりました。
(((ʘ ʘ))二人の巡査が警笛で車に注意を促しながら、
道路の中央で寝ていた男の足を引きずっていたんです。
しつこいですが、片側四車線の大通りの中ほどで‥‥。


ターミナル駅からは離れていますが、
大阪の南には西成、通天閣、新世界など、
日雇い労働者や、ホームレスであふれる街があります。
その影響なのか、夜は駅前でもホームレスを見かけました。
商店街のアーケードを幸いに野宿する者が多く、
酔っぱらった勢いで大通りを徘徊。
そのまま寝込んでしまうようでした。

なんてこと! と思った瞬間、
この街のことを何も知らない自分に気づきました。

仕事人間にはうってつけの便利な立地。
将来的に売却、賃貸ともに値崩れしない不動産的価値。
ただ、それだけで決めてしまったことが、
なんだか恥ずかしくさえ思えたもので‥‥。

そこで休日のたびに街を徘徊してみました。

まず、自宅マンションから徒歩10分の所に、
日本最古の寺『四天王寺』がありました。
それは聖徳太子建立七大寺のひとつで、
寺の名称のもとになった四天王像が祀られていました。
ちなみに天王寺という地名は四天王寺の略称で、
比叡山を叡山、観世音菩薩を観音、菩提薩埵を菩薩など、
仏教ではよく省略された表現が用いられたとか‥‥。

この天王寺の一帯は、古代における『難波京』の南端に位置。
(奈良の平城京と並ぶ、飛鳥時代の副都)
堺と京都を結ぶ途上に位置する要衝として、
四天王寺を取り囲むように、街並が形成されていました。

さらにネット検索で、小説『てんのじ村(難波利三)』を発見。
『第91回直木賞受賞』に惹かれて読んでみました。

大阪市に統合される前(90年ほど前まで)、
物語りの天王寺村(てんのうじむら)は、
現在の32町が寄り集まった巨大な村だったようで、
当時、人口は5万人を超えていたそうです。

明治36年、天王寺で万国博覧会が開催され、
5ヶ月間で530万人もの人が訪れたそうです。
その博覧会が終わった後、跡地の西側半分は民間に売却され、
明治45年、その場所に歓楽街の『新世界』が誕生。
その中心部には『ルナパーク』と呼ばれた遊園地や、
映画館、芝居小屋などが立ち並び、その入口に
シンボルとして『初代通天閣』が建てられました。

『新世界』と飛田遊郭を結んでいた路地の店からは、
呼び込みの三味線や太鼓の音がジャンジャン響いていたことから、
『ジャンジャン横丁』と呼ばれ、
「ソース二度漬けお断り」の串カツ屋をはじめ、
焼き肉、食堂、寿司、うどん、立ち呑み屋など、
庶民派の店が軒を並べていたようです。(今は観光名所)

また通天閣の下には漫才師、奇術師、浪曲師といった
芸人たちが集り住む“芸人村”が出現。
大阪芸人の活躍の場が、寄席からラジオ、テレビへと移りゆくなか、
身を寄せあって生きていく善意の人々の喜怒哀楽を、
しみじみと描いた小説でした。

この小説は、NHK朝ドラ『わろてんか』のヒロイン『てん』の時代に重なります。
モデルとなった吉本興業の創業者、吉本せいが買った通天閣が、
火災で解体された話はご存じですよね。
現在の通天閣は、1956年に再建された二代目なんですねぇ。


!(・。・)それはそうと、天王寺での日常です。

仕事の都合で、夜遅く帰宅するのはドキドキもんでした。
地下鉄の出口から続く商店街の閉まったシャッターの前で、
ホームレスたちのダンボール寝床が続いているんです。
昼間では想像もできない風景に唖然。
正直、えらい所に来たもんだなぁ、と思ったものです。(^_^ ;)

ですが、そのホームレスたち、早朝に消えるんです。
店の前にはゴミひとつ残さず、きれいに掃除して……。
後に、商店街にある喫茶店のマスターに聞きました。
店主に対する、彼らなりの一宿のお礼なんだと……。

それを聞いて、なぜかほっこり。
百貨店やホテル、大学病院や商業ビルの片隅で、
店主と浮浪者の間に交わされる暗黙の了解。
そんな天王寺に親しみさえ感じはじめたものです。

ところが、ある日、事件が起きました。
商店街の端にあった銀行のシャッターの前で、
ホームレスの一人が、若者のグループに殴り殺されたのでした。

もちろんニュースになりましたし、
毎朝通る銀行の前で起きた事件だったので、衝撃でした。

無抵抗のホームレスを殴り殺すって……(´-﹏-`;)
そうは思いましたが、すぐに、
過去の似たような事件の記憶が蘇りました。
その頃は大都市でのホームレス襲撃事件が急増。
行政もやっと、ホームレス人口調査に取り組んだようでした。
(2003年/ホームレス人口25000人以上)

襲撃事件の加害者の多くは、非行歴や家出をしている少年たちで、
理由は下記のようなものだそうです。
・何が悪い、街のゴミ掃除をしただけ。
・対立グループとの喧嘩の練習になる。
・浮浪者が逃げ惑う姿が面白い。
・『浮浪者狩り』はなにより退屈しのぎになる。


それから15年後の2010年のデーターによると、
ホームレスは半分ほどに減ったそうです。
『NPO法人ホームレス支援全国ネットワーク』や、
行政と民間団体が一体となった
『大阪ホームレス就業支援センター』などの活動が
実を結んできたんですねぇ。

ですが、それに代わるかのように、
“失踪”する若者が急増する時代になりました。
『NHKスペシャル 失踪・若者行方不明3万人』によると、
現在、1年間に全国で行方不明となる「20代までの若年層」は、
3万人を超えているようです。

その理由について、最も多いものは『家庭環境』だそうです。
両親の不仲や、親への反抗心、ネグレクト(育児放棄)や虐待、
受験のストレスや就業問題、いじめ、交友関係に
巻き込まれる形の家出や失踪もあるそうです。

(o´_`o)ハァ・・・…(´-﹏-`;)……。
他人ごととはいえ、こんな社会風潮に打ちのめされていたのですが、
最近、ちょっと嬉しいニュースが……。

山奥ニート』の存在をご存じでしょうか?

和歌山県田辺市五味地区(住人が8人しかいない限界集落)の廃校で、
10数名のニートが共同で暮らしているんです。 
彼らは村民から農作業の手伝いを依頼されたり、
近くの旅館やキャンプ場で働いたりして、
各自月2万~3万円程度で生計を立てています。
(自給自足、家賃なし、光熱費などは折半)

基本、働きたくない人達なので、必要以上の収入は求めません。
パソコンゲームや、読書、昼寝と、一日の大半を自由に過ごし、
誰もが他者に干渉しないわけです。

施設を運営しているのはNPO法人『共生舎』。
空き家を提供しますが、金銭的な援助は一切なしで、
今は運営も居住者に任せているようです。

この『共生舎』……。
もともと障害者を支援するNPOを運営してきた山本利昭氏が、
ニートやひきこもりといった、社会に適応できない若者を集めて、
山奥の過疎地域を活性化させようと始めたものだそうです。
その山本さんが亡くなり、今は、自らも引きこもり経験を持つ石井新さんが、
『共生舎』の理事として運営を任されているそうです。
関心のある方、ご一読ください。(^_^ ;)
山奥ニート


ホームレス襲撃事件といい、若者失踪3万人といい、
社会は未だに混沌を極めているようです。
座間市で男女 9人の遺体が見つかった事件も、
失踪していた若者たちが犠牲になったようですし。

彼らは、とくに人間嫌いではなさそうです。
人との繋がりを求めながら、その繋がりから逃避。
ですが逃げても、結局は他者を求めているようで、
そこに悪意ある者が介入してきて事件に……。

そうなるくらいなら、山奥ニートの暮しぶりを
見学してみたらどうだろうと、真剣に思います。
限界集落、空き家、耕作放棄地の有効利用ができますし、
50人~100人単位になれば、行政も動かせると思うんですよねぇ。





目の方は少し楽になりました。
ってか、去年までは目の痛みとショボショボ感だけだったのですが、
今年は、ひっきりなしにサラサラ鼻水、喉までやられて、
喘息のようなしつこい咳が長引き、ほんまに参りましたぁ。(´-﹏-`;)

実は他にも、心配事が重なっていました。
わが連れ合い、3月末にメラノーマ(悪性黒色腫)の疑い。(右太もも上部の二カ所)
近畿大学病院での精密検査で、メラノーマの確率30%と診断され……。

鍼灸師時代に患者さんのメラノーマを発見(二度)していたので、
これはヤバいかも、と思ってました。
最初は脂漏性角化症(年寄りのシミ)くらいに思っていたのですが、
1年ほどで黒く、不規則な形状(まだら状)に変化してたんです。
上皮内に留まらず真皮層、リンパまで達しているかも?
最悪、抗がん剤かも?‥‥みたいな……(^_^ ;)

で……二泊三日の入院で患部を切除。(血液サラサラ剤の加減で大事をとって)
切除した組織の生研結果待ちに1ヵ月(通常2週間のはずが…)かかって、
5/1、やっと結果が出ました。
(*′☉.̫☉)な、なんと……良性! 
胸を撫でおろしましたぁ。(*^▽^*)

ってなことで、連れ合い曰く。
『これで安心して畑もマレットもできる!』
そう言って今朝も畑に出かけましたぁ(雨じゃ、言うてんのに)
彼、若いときはゴルフ。今はマレットゴルフに夢中です。
大阪マレットクラブのチャンピオンなもんで、
たまに他府県まで遠征試合に行きますし、
去年なんて秋田県で開催された“年輪ピック”に出場したんです。
★年輪ピック……年寄りの総合スポーツ大会

そんなこんなで、またボチボチと書くことにしました。
わたし、基本的にブログ(日記)は書けない性格です。
書くなら“質量”を重視するタイプ。
だから更新は無理せずに、2回/月くらいにしようかと‥‥(^_^ ;)



なんでだろうストック

 16, 2018 03:40

意地悪猫
  なにがどうあれ……going my way


事情があって講談社の営業をやってたとき、
かの有名な『チャイクロ』(モデルチェンジして現在もある)や、
子供向けの『Q&A』という絵本を売っていました。

3~4歳は好奇心が旺盛になる年齢。
この時期に芽生える「なぜ?どうして?」の疑問に
応える知育絵本です。
ですが、大人にもうってつけの絵本で(私には)、
子供そっちのけで楽しく読んだものです。
いつの日が芽生えるであろう、わが子の好奇心に、
なんとかうまく答えたいと密かに思っていたんです。

で……。
案の定、息子は4歳くらいになると好奇心MAX。

・海は青いのに、池の水はなんで緑なん?
・なんであくびが出るん?
・ドレミって、だれが決めたん?(ピアノ習ってた)
・恐竜って、なんで髪の毛ないん?
・地球は丸いのに、ここら辺はなんで平らなん?
・お月さまって、なんでついてくるん?(車で移動中)
・赤ちゃんて、どこから出て来るん?

(((ʘ ʘ))…ワ~ォ!
はっきり言って、知育絵本は範囲が知れていて、
大して役に立ちませんでした。
男の子って想定外の、とんでもないことばかり聞くんです。
しかも、しつこい。

息子 『赤ちゃんはどこから出てくるの?』
わたし『お母さんの体の、赤ちゃんの通り道から…』
息子 『ふ~ん…見せて!』
わたし『(゚◇゚;) ゲッ……見、見せられへんわぁ』
息子 『なんで?』
わたし『赤ちゃんが通ったら消えんねん。不思議やなぁ。』
と、まぁ……答えるにも冷汗タラタラ……。(^_^ ;)

この息子の『なんで? どうして?』のおかげもあって、
その後も“なんでだろうストック”が増え続けました。


例えば、人は仕事を持って暮らしますが、
そこでの“なんでだろうストック”は格別に大切。
ただ言われたことを消化するだけではなく、
組織、システム、商品、展開、スタッフなどに関心を寄せ、
まずは全体像をつかみます。

すると、自分なりの疑問の数々が生まれます。
単なる批評ではなく、オーナー目線での向上心を持って、です。
それらの疑問は大抵、先輩たちが答えを持っているでしょうが、
その答えを収集して自らの答えと照合。
不可能なのか可能なのか、古いのか斬新なのか。
1年もすれば判ります。
社会ほど、自分なりの“なんでだろうストック”が、
シビアに、リアルに試される舞台はないと思います。


若いとき、ショッピングセンター企画室で
POPライターやってときのこと。
『風ちゃんはPOPしかでけへんしねぇ……』
上司(中間管理職)のひとりが、
お局事務員に愚痴っているのを聞いてしまいました。

正直、ムカつきました。
はぁ?‥‥この忙しいのに経理もやれってか?
ですが、すぐに思い直しました。

課長は、総括マネージャーに信頼されている私が、
日頃から気に入らないみたいだし、
愚痴聞きの流れで、小馬鹿にしただけかも? 
まぁ、いいや。好きに言って。
だとしたら、一流のPOPライターになってやる!

そう決心すると、視界が広がりました。
休みには百貨店を巡って季節の装飾を見たり、
舞台劇の背景や、電車の車内吊りポスターなどをチェック。
雑誌などで効果的なコピーや、字体、色彩を研究したり……。

そうこうするうちにPOP以外にもイベントの舞台作りや、
各テナントの店内装飾、大改装時の目隠し壁画まで任されるようになり、
やがて引き抜かれて紳士服大手メーカーの企画室に移籍。
米粒に正確な文字を刻む超プロの元で鍛えられ、
後に独立を果たしました。(計13年間の仕事)

“なんでだろうストック”は、
結婚生活や、子育て、営業職にも生かされました。

例えば知育絵本。
顧客が、飛び込みの営業マンから買うメリットはなんなのか。

・誰もが本音では“良き母”であるための策を求めている。
・街の本屋では買えないスペシャルを求める。
・セールストークではない、利用の仕方を具体的に聞ける。
(私の場合、全ての本を、わが子に利用していた)
・どこの馬の骨かも判らないオバちゃんの話は、素直に聞ける。
(体裁を気にせず本音で人生相談できる。情報漏れなし)

さらに“なんでだろうストック”は、
人生の岐路で最大限に道を示してくれます。

勤め人、自営ともに体験したので、そのストック量も膨らんでいます。
・刹那的も、流行りも、仕事としてはダメ。
・知識に裏打ちされた経験が積み重なっていく仕事がいい。
・人の役に立つ仕事なら、さらにいい。
・好きな分野を仕事にしよう。

こうして“なりたい自分”を確立し、
更なる“なんでだろうストック”を貯め込んでいくんですねぇ。

!(・。・)b …とはいえ、これは『歩く百科事典』とは違います。
広く浅く知識があれば、物知り爺婆として重宝がられるでしょうが、
知ってるだけでは“机上の空論”。
知識は、それを応用(実務)しない限り、早晩、忘れていきます。
知識を元にした体験の積み重ねこそが人生。
自身の充足感が伴なえば、他者からの信頼をも得るんですねぇ。


と、ここでいきなり……精神世界の話です。

というのも、その世界でも、
最初は“なんでだろうストック”なんです。

幽霊見る人って、脳の錯覚?
UFOも?……それにしては目撃者、多過ぎない?
人が死の予兆を自覚するのはなぜ?
九死に一生の『直観』はどこから?
テレパシー受信のエネルギーって何?
眉間のスクリーン動画はなに?
今生のものとは思えない、虚しさに似た孤独感の源は?


夢についての解説本なんて、まったく納得できません。
精神科医に言わせれば、なんでも『脳の錯覚』って?
そりゃあ、無理というもの。
精神病とは、種類も質も月とスッポンですから。

こんな“なんでだろうストック”が蓄積されて、
目に見えない世界への探求が始まりました。
今生とはなんなのか
私と他者の関係に学ぶものは?
それを求めて何百冊もの本を読みました。

もっとも、それはただの知識に過ぎません。
知識は必須なんですが、それらは時間の経過とともに忘却の彼方。
『信念』にまで育つことは稀だと思うんですねぇ。

偏りのない、拡張した意識で、
“なんでだろうストック”を積み上げ、
切望に切望を重ねて(真剣度はごまかせない)、
幾度となく幽体離脱や神秘体験などをすると、
“なんでだろうストック”は、一瞬でリセットされます。

『そっかぁ! 解かっちゃった!』みたいな感覚ですが、
脳の理解ではなく、細胞に浸透(身につく)するんです。

言葉で上手く説明できなくても、
反論され批判されたとしても、
馬鹿にされ冷やかされたとしても、
細胞に浸透した観念は、
たぶん、死ぬまで保ち続けると感じています。
脳の記憶(知識)との、顕著な違いかもしれません。


すべてがあなたにとって向かい風のように見えるとき、
思い出してほしい。
飛行機は追い風ではなく、
向かい風によって飛び立つのだということを。
      ヘンリー・フォード


フォード・モーター創設者の言葉です。
人生では、何をやってもうまくいかないときがあります。
がんばっても、がんばっても、
向かい風が吹いているように前に進むことができません。
しかし、飛行機は向かい風を使って浮かび上がるのです。
今吹いている逆風は、
高く高く飛ぶために必要な風なのかもしれません。



さ~て、しばらくの間、ブログをお休みします。
2~3年前から、春は目の調子が悪くて困っています。
とくにパソコン画面では目が痛くなって涙がポロポロ、
点眼してもショボショボして辛いんです。
加齢による乾燥もあるんでしょうが、医師によると、
花粉とPM2.5などによるアレルギーらしいです。.
そのせいか意欲も低下。
“なんでだろうストック”も枯渇ぎみで……(^_^ ;)

また再開したら、よろしくお願いします。<(_ _)>



ミューオン

 09, 2018 00:05
クフ王ピラミッド空間


エジプト最大といわれるクフ王の大ピラミッド。
有名ですよね。
建造時の高さは147m。
平均2.5tの石を230万個積み上げて造られたもので、
現代の技術をもってしても工期5年、
建設費の総額が1200億円以上はすると言われる巨大建造物です。

近年、日本チームの『ミューオン透視』という新しい技術で、
そのピラミッド内に巨大空間が発見されました。
(名古屋大学が開発した特殊なフィルム)
200人乗りのジェット機に相当する容積で、長さは最低30メートル。
過去に発見された大回廊に匹敵する大空間と推測されたようです。

いやはや、驚きましたぁ!
大空間ではなく、ミューオンによる透視に、です。

ミューオンは、宇宙から降り注ぐ素粒子のひとつ。
その特徴は……。
・X線と違って巨大な物体でも通り抜ける。
・コンクリートや岩盤など密度の高い場所では通り抜ける量が減る。
・密度が低かったり、空洞だと多量のミューオンが通り抜ける。

これらの性質を利用することで、レントゲン写真のように
巨大なピラミッドの内部を透視できるというわけです。

そのミューオン……。
火山や、原子炉など、厚い対象物の内部を、
壊すことなく観ることができるそうです。
人が入れない原発のメルトダウン状態を確認したり、
高速道路に埋め込むことで道路の劣化状況を監視。
溶鉱炉の内部の可視化などに利用されているんですねぇ。

それにしても不可思議でなりません。

ミューオンは素粒子のひとつですが、
同時に量子でもあるんです。
ってか……。
そもそも、素粒子と量子の違いが理解できないんです。

素粒子とは、物質の最小構成要素で、
その仲間には電子、陽子、光子、ニュートリノ、
クォーク、ミュ-オン、タウ粒子
などがある。

量子とは、エネルギーの最小単位で、物質であり非物質
仲間には電子、中性子、陽子、光子、ニュートリノ、
クォーク、ミューオン
なども含まれる。

(*′☉.̫☉)なんじゃこれ!
素粒子と量子の仲間って、ほとんどが重複してるんです。
物理学者でも、この違いを明確に説明できないようですが……。

というのも、ややこしいのは量子。
“エネルギーの最小単位、物質で、非物質”。
えぇ~っ、それってなに?‥‥なんですよねぇ。

現在わかっている量子の特徴を挙げるとすれば、
量子が物質化するのは、
人間の意識が介在したときに限られる
、ということ。
人間の意識が介在すると、
エネルギー状態ではいられない。
つまり量子は“観察”されることで、
エネルギーから物質へと、
その振る舞いを変えている
ことなんですねぇ。

ということは……(((ʘ ʘ))、
ピラミッド透視に利用されたミューオン。
人に観察されたことで物質化して
『大空間』らしきものを出現させたことにならないでしょうか?
ひょっとして、人が観察をやめたら、
『最小単位のエネルギー』に戻る、ってことでしょうか?


さて、そのミューオン。
ニュートリノや中性子、ガンマ線や電子・陽電子と一緒に、
日常的に私たちの体や岩をすり抜けて地中に突入しているとか。

『宇宙線』って聞くだけで危険極まりないと思いがちですが、
宇宙空間での高エネルギー宇宙線と違って、
地球の大気に衝突することで様々に変化。
二次的な宇宙線が生成されるんですって。
その二次的宇宙線は「空気シャワー」と呼ばれているようです。
(東京大学宇宙線研究所の資料から)


で、ふと思うのです。

★呼吸法で、鼻腔のピンガラから宇宙微子を吸う。
★朝陽のプラーナを左手で受ける。
(仏像の右手が大衆に向けられているのは、
左手で受けた宇宙エネルギーを、右手から放出するため)

『空気シャワー』の中に『気』や『プラーナ』も混ざってる?
そのひとつは、ミューオン?
いや、未だ発見されていない、もっと微細なエネルギーかも?
その、発見されていない微細なエネルギーが、
あるいは『ダークマター』だったりして……。
ワクワクしながら想像をめぐらす、変なオバちゃんです。(*^▽^*)

NHK 大ピラミッド360°ギャラリー面白いですよ。
360°ピラミッドギャラリー


体と心は別のものではない。
同じものを二つの違った方法で見ているにすぎない。
同様に、物理学と心理学は、
私たちの経験を一緒につなぐ、
系統立った思考による違った試みにすぎない。
          アインシュタイン


わたし、アインシュタインの『柔らか頭』好きなんです。
宇宙物理学の第一人者でありながら同時に、
人の心理(意識)を包括させた宇宙論を発信する姿勢が……。

一方のホーキング博士。
天才的な科学者でしたが、人の意識の何かに触れたことはありません。
彼が亡くなって一ヵ月弱。
今頃、彼の魂は次のように驚嘆してるかも……。

(((ʘ ʘ;))) えぇ~っ!
死んでない……。
私は……ここに居る。
肉体の、あの不自由さから解放されて。
ん?‥‥肉体は……ない。
だが、思考はアグレッシブそのもの。
思っただけで、瞬時に、どこにでも行ける。

おや?‥‥アインシュタインさん、こんにちわ!
こんなところでお目にかかれるとは。
ひょっとしてアインシュタインさん。
あなたは肉体時代に気づいていらっしゃったとか?

そうなんですかぁ。
わたし、その発想はなかったなぁ。
………ってことは、宇宙も星々も、私たちの意識が創った?
ホログラムの世界で『なりたい自分』を表現したってことです?
(*′☉.̫☉)…ワ~ォ!……なんてこったい!!

それにしても楽しかった。
どうです? アインシュタインさん。
早速にも生まれ変わって、研究チーム、つくりません?

テーマ?……お互い、宇宙は満腹ですよね。
自分たちで創った構造を紐解くなんてナンセンス。
わざわざ“忘却の河”を渡って、
ホログラムだとも知らずに、
肉体的思考に明け暮れるって、ねぇ……。

だからテーマは『意識』にしましょう!

肉体なんてないのに『意識』はある。
五感どころか、無限大にも思える
インスピレーションに満ちた『意識』が…。
その出所、知りたくありません?

(*′☉.̫☉) えっ?‥‥私はまだ行けない?
死んで日が浅いから?
地球時間の100年は行けないんですって?
そ、それはまずい。
わたし、公言したんです。
地球は100年、持たないって……とほほ。


なんてね。(^_-)-☆


ガイヤの意識

 02, 2018 00:05
佐田岬半島
半島のつけ根辺りが『二見集落』
伊方町 加周
小学校があった隣村の『加周』


わたし、佐田岬(愛媛県)のつけ根にある、
『町見町・二見』で生まれ育ちました。

山を越えた瀬戸内側にある村(義兄の実家)の入り江は
形状がハワイの真珠湾にそっくりだったことから、
真珠湾攻撃のシュミレーション訓練に使われたことで有名でした。

リアス式海岸の佐田岬半島は県指定の自然公園で、
春先はサザエや貝、ウニ、牡蠣などを採る磯遊びに夢中。
うっかりすると、いつの間にか潮が満ちて
渡った小島から戻るのに、腰まで海水に浸かるなんてことも。

夏は自宅から徒歩3分の距離で海水浴三昧。
ときには仲間たちと“海中ソフトボール”をやりました。
ピッチャーは腰下くらいの海中に立ってビニールボールを投げ、
バッターは陸から打ち、一塁めがけて泳ぎます。
守備は塁、外野ともに立ち泳ぎというルールなので、
参加者全員、かなり体力を消耗します。
干潮だと岩場の牡蠣なんかに足先をぶつけ、
切り傷もしましたが、潮水だと傷は早く治りました。
時間や季節ごとに変わる潮の満ち引きも、ですが、
切り傷の早期治癒も、海の不思議のひとつでした。

基本、わたしは正義感の強い親分肌の女子でしたが、
夕暮れにはひとり、好んで浜辺に行きました。
水平線に沈む夕日を眺めながら、
打ち寄せる波の音に耳を傾けるためです。

子供のくせに、ですが……。
ひとりきりの静寂な時間は、わたしにとって宝物でした。

『陽が沈んでいるわけじゃない。大地が動いてるって本に書いてわ。
けど、どう考えても大地が動いてるって、信じられへん。』
『潮の満ち引きは月の引力って、父ちゃんが言ってたけど、
池や川の水は、なんで引っ張られへんのかなぁ‥‥
!(・。・)…川は、それ自体の流れがあるし、
池はたぶん、規模の問題かもなぁ……』

そんな、たわいもない思考が収まると、
打ち寄せる波の音や、頬を撫でる風に身を任せます。
すると、それらの動かし手……。
目には見えないエネルギーの存在を感じて、
家族や友達では得られない多幸感に包まれるのです。
今思えば、かなり変な子供でした。(^_^ ;)


最近のこと……。
そんな子供心の好奇心を思い出させてくれたのは、
グレートネイチャーSP『地球事変ギガミステリー』。
こんな番組を子供の頃に見ていたら、今頃は博士か、
サイエンスライターになってると思うのですが。(^_^ ;) 


さ~て、皆さんは深層水を含む海の水が、
2000年という時をかけて一巡するって知ってましたか?

水は冷たいほど重く、塩分濃度が高いほど重くなります。
世界の海洋を巡る最も大きな循環は、
冷たく重くなった水が、ドーンと深層まで沈み込んで、
それが徐々に湧き上がってくる循環のことで、
2000年かけて一巡りするんだそうです。

(*′☉.̫☉)どの辺で? 
これは意外ですが、どこででも沈み込むのではなく、
北大西洋のグリーンランド沖と、
南極海の2ヵ所でのみ、沈み込むんだそうです。
下記の画像が「海洋のコンベアベルト」と呼ばれる
循環図のようですよ。
海洋のコンベアベルト


さて、NASAに勤務していた大気学者であり、
化学者でもあるジェームズ・ラブロックは、
今から60年前に『ガイヤ理論』という仮説を発表しました。

地球をひとつの生命体として捉え、
『地球と、その中に住む生物』が、
相互に関係しあって環境を作っているという考え方です。
(地球…アース 生命を含めるとガイヤ)
★ガイヤ…ギリシャ神話/大地の女神


『ガイヤ理論』では、
地球で異常気象などの災害が起きている理由を、
地球自身の自浄作用によるものだと考えるそうです。
人間で例えると……。
体外からの異物を排除するアレルギー反応や、
病源菌を殺すために熱を出すという自浄作用を指します。

とはいえ進行ガンだと人は死ぬこともありますし、
難病だと治癒は望めません。
人間の自浄作用には多くの限界があるんですねぇ。

それはガイヤの自浄作用も同じです。
レイチェル・カーソン著『沈黙の春』から60年近く……。
ガイヤにとって、人類はとうとう『癌細胞』になってしまいました。

⒈ 過剰な動物の殺傷、植物の伐採
⒉ 有害化学物質による空気、水、土壌、その他の汚染
⒊ 放射性物質の利用と廃棄
⒋ オゾン層破壊による紫外線増加
⒌ 急激な温暖化
⒍ 温暖化による洪水、干ばつ、台風の増加、海面の上昇
⒎ 地盤沈下
⒏ 酸性雨
⒐ 砂漠化、森林減少
⒑ 塩害
⒒ エネルギー、水、食物、その他資源の不足
⒓ ごみ問題/海洋に溢れる深刻なプラスチックゴミ汚染
⒔ 電磁波による健康障害
     
ざっと挙げても13項目の問題があります。
絶妙なバランスで健康を保っていた『地球システム』。
多少のことは自浄作用でカバーしてきた地球も、
人間の強欲で“超特急進行性のガン”に罹ったようなものですよねぇ。

で……ガイヤの意識は決断を余儀なくされます。
『だめだ、こりゃあ!……。
悪の根源(人間)を殺すしかないのか…』 なんてね。

実際、異常気象や地震、エボラやペストなどは、
地球の自浄作用によって発生したものではないか、
という説まで浮上する時代になりました。
温暖化でシベリアの凍土が溶け、
未知のウィルスが蔓延する、みたいな話も‥‥。

もっとも『地球事変ギガミステリー』によると、
地球は13世紀~19世紀にも低温と異常気象に晒されたようです。
そのとき、引き金となったのは火山の噴火でした。
アイスランドの超大噴火→太陽の光が遮断→小氷期の始まり
作物が育たず農民は飢え、フランス革命や産業革命の
きっかけになったようでした。

一方で、太陽の活動を研究しているグループがあります。
ノーザンブリア大学(イギリス)のバレンティーナ・ザーコバ教授らが、
厳密な数学モデルを用いて太陽活動のデータを分析したところ、
2030年までに太陽の活動が現在の60%まで減少。
97%の確率で地球が「氷河期」に突入することが分かったといいます。
これは前述の小氷期相当の規模になると予想されているそうです。

(*′☉.̫☉)だから?……。
それがどうした? って?

( ̄~ ̄;) ウーン。
人間はよく生きて70~80年。
悲しいかな人間って、70~80年スパンでしか、
物事を考えられない生きものなんですかねぇ。
国も企業も労働者も、利益、利益、もっと利益を……。
自分が死んだ後のことなんか、知ったこっちゃない。
みんなが、そう思っているんでしょうね。
そうやって無責任な世代交代を続けて、
この星の環境を破壊し続けてきたんですねぇ。

現状を立て直す手立ては、ガイヤの一員であり、
動物の中で最大の脳を持つ、私たち人間の意識しかなさそうです。

その道の良識ある研究者たちの存在はもとより、
さっさとエコ暮らしを実行している人々や、
戦争や、地震や津波の『語り部』たちは尊い存在です。
さらに、ふつうのオバちゃんにも、できることがあります。
資料を集め、実態を知り、それを隣人と共有するだけでも、
集団意識が変わります。
例えば次のYouTube動画を
拡散させることだって簡単にできるのですから‥‥(^_^ ;)
MAN
アニメーションですが、適格に描いています。
この感性で『MAN/アフター偏』を制作して欲しいほど。


地球はそれ自体が大きな生命体である。
全ての生命、空気、水、土などが
有機的につながって生きている。
これをGAIA(ガイア)と呼ぶ。
       ジェームス・E・ラブロック


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